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盾と紋章と摩天楼  作者: 宝山 犬ノ介
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プロローグ

初めての小説ですが、よろしくお願いします。

 「ここが『楽園』と呼ばれていたころが久しいな。」そう呟きながら白髪の青年は、『紋章』が刻まれた装置を操作している。

 「このあたりは既に瘴気に満たされるか。このままでは時間の問題だな。」

 装置から、ビービーッ、と警告音が鳴り響く。「やはりこれだけでは足りないか。」

 そして、足元に置いてある本を手に取り、パラパラとページをめくる。

「あと必要なのは、・・・・・・これか。『創造竜』の制作方法は。やはり彼女の力が必要だな。

__________『リリア・エルヴァント』の力が。

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