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しるし2(詩集)

レイトショー

作者: さゆみ


メロディーとかキャンディーとか

別に要らないワケではない

欲する手がフヌケになるとき

静止した血の宿命は無感


息を押し殺しているのではない

覇気を抜き取られていくのだ

堕ちもしないけれど浮かびもしない

動かないうごかないウゴケナインダヨ


単語が鉄パイプのように表情崩さず

言葉が笑わない怒らない泣かない

言葉が、言葉は、言葉が、

逝ってしまう


見つめている映画の中の

役者魂を掴めない

銃撃戦が偽りだと藻屑に消える

モーション!アクション!エモーション!

銃を拾え、構えろ、自我を撃破せよ

紅い血を流せ、流せ、流せよ


解れない欠陥は寂しさも顧みず

ただ、

エンドロールの歌がせつないと

せつないと、気付いた





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― 新着の感想 ―
[一言] これがさゆみさんが、無感動になる時なのですね。深いです。 最後の二行が妙に余韻として印象に残る詩でした!
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