I'm fool?
コレはあくまでも著者(グル〜ブ)が感じた事で考え方、とらえ方は人それぞれすのでコレが正しいと言う訳では有りません。
人種や性別、同性愛者に対する差別は長い年月をかけて完全とはいかないが無くなりつつある訳だが、人それぞれ沢山の考え方がある中、それをひとつに統合すると言う事は限りなく不可能に近いと考えても良いと思う。
そう考えるとこれ以上に無い成果と言えるだろう。
しかしそんな大きな差別が無くなろうと言う中タトゥ〜や刺青に対する偏見はかなり濃いと思われる。
それはもうしょうがないと開き直るしか無いのだろうか?昔はピアスに対する偏見も有った(今も有る)がこの近年めまぐるしく浸透して来て、今ではピアスを開けたと言っても誰も驚かないだろう。
現に自分の周りでは10人中9人は開いていると思われる。
刺青もピアスのように浸透する時が来るだろうか?
しかし何故、刺青に対する偏見がこんなにも有るのだろうか?
刺青=怖い人と言うイメージがあるから?
もしそれだけが原因とするならば刺青を入れたからと言ってその人の人柄を良く知っている者で有れば多少驚きはするだろうが、所詮多少驚く程度の事なのでは無いだろうか?
自分は右腕にとても小さい物だが刺青が入っていて入れてからと言うもの夏でもロンTなど刺青が隠れるような物を着ているが暑い日等はまさに地獄である、その分、自分の部屋等では解放的になっていたりする。自分は実家に住んでいるのだが、そんなある日不意に母が部屋に入って来た。
モチロン隠す暇など無くあえなく右腕の刺青を発見された。
その時は、ロクデナシに始まり呆れたに終わる。とにかく酷い言われようだった。
確に人生振り返って見ると良くない行い等も有ったとは思うが所詮若気の至り程度でそこまで言われる程では無かったと思う。
「アンタは普通の生活の何が気に入らないの?」
「アンタはもう20歳の大人なのよ?」等とも言われたがそもそもそこがオカシイと思った。
自分の両親は気付いた時には離婚していて、祖父母と共に暮らして居るのだがそれが普通の生活?
しかもそこで大人、子供の話題を出すのもおかしな話で刺青は18歳以上(スタジオによっては20歳以上等もあるが)でなければ入れられない。自分にとって刺青やピアス、その他の身体改造等は素晴らしいア〜トだと思っている。
例えばお金持ちの人が高い金を出し、有名な絵描きの絵を買いあさり、
「どうだ俺のコレクションはスゴイだろ?」
と言う。
それなら誰も文句は言わないだろう。
むしろ良い趣味ですねって?
一方では刺青等の有名な絵師または彫り師に突いて貰った墨を見せて
「どうだ俺のコレクションは良いだろ?」
と言い、返って来る言葉はロクデナシ??
それもオカシイのでは無いかと思う。
根本的な話が違うと言われればソレまでだが、絵画等のように物に書くのとは違い、自らの体に一生消えない物を描くと言うのは彫る側も彫られる側もとても覚悟がいる。
この人の絵となら一生共に過ごせると思える絵を書く絵師に、その絵師に一生物を任せる程その人の絵を愛している彫られる側の人。
美しい物を創造する側と自らの体をパレットにして芸術を残す側、彼等は充分に尊敬出来る素晴らしいア〜ティストなのでは無いだろうか?
何故それをひとつのア〜トとして認識しようとしないのか?モチロンただ何で解ってくれないんだとダダをこねていても話は前には進まないだろう。
刺青を入れた自身も身の振り方に気おつけて行かなければいけないと思う。
モチロン全ての人に理解を求めるのは無理が有るだろう。
しかし一人一人色々な想いを胸に刺青を入れているわけでそれを頭ごなしに否定するのはどうかと思う。
刺青を入れている人の中には確に悪い人も居るだろうが、増加の一途を辿る少年犯罪のような物で、この狭い日本国内でほぼ毎日のように流れる殺人事件のニュース、その中で少年犯罪がピックアップされるような物だと思う。
大人が人を殺すより少年が人を殺す事が異常?
そんな事は無い、殺しは殺しなのだから。
それと一緒で同じ罪を犯しても目立つ方が記憶に残りそれが偏見へと繋がるのだと思う。
それに今まで数多くの刺青の入っている方々と接して来たが少なくとも自分が接して来た人達の中にロクデナシと言われるような人は一人も居なかった。
むしろ自分に自身を持っていて他者に対する偏見も無く、誰にでも優しく出来る、そんな人達ばかりだった。
かなり長々と書きましたが簡単にまとめると、
「人を見掛けで判断してはいけない。」
こんなスゴく当たり前の事なんですけどね。
foolとは「愚か者」等という意味です。
最後まで読んで頂きありがとうございますm(_ _)m