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続 森の神殿

十二、続 森の神殿


 マニは回復したところで、キャスタノプシスに呼ばれて意識を取り戻したらしい少女の話を聞くことになった。

案内された部屋ではオレンジ色の髪をした少女がベッドの上で半身を起こしていた。

傍に置かれた椅子にはサンサが座っていた。

「サンサさん。無事で良かった!」

「ありがとう。私は大丈夫よ。この子も命に別状は無いみたいよ」

マニはベッドの方へ近づいた。

「僕はマニ。君は?」

「私はココア」

「どうしてあの機械と戦っていたんだい?」

ココアと名乗る少女は話し始めた。

「それは依頼された仕事だったから」

「君みたいな小さい子があんな危険な仕事を?」

マニは驚いてしまった。

そこへサンサが補足する。

「大きな戦いの後、親のいない子どもたちは生きていくのも苦労しているの……」

少しの間、沈黙が訪れる。

「ココアさん、もし、良かったらこの森でしばらく暮らしませんか?」

キャスタノプシスが提案する。

「そうそう、私が薬草のこととかを教えるね。……良かったら魔法も……。貴方には才能があるわ!」

サンサも乗り気である。

「そうする」

ココアはうなずいた。

「ところで、毒を出したという機械のことについて知っていることを教えてくれませんか?」

ココアの話によると、毒や切り裂き被害が人通りの少ない場所で相次いでいて、町からその調査とできれば犯人逮捕を依頼されていたという。

町で南西の方から不審な人影や荷物を見たという目撃証言が多かった。

「あの辺りは荒くれ集団が縄張りにしているという話ですからね。もしかしたら町を狙っているのかもしれません」

「ええっ。ここも近いんじゃ」

マニは不安になった。

どこにも安全な場所なんてないのだ。

「ここはまだ魔法で少しは守られていますが、もし町を支配した後、攻めて来られたらどうなるかわかりません」

眉をさげているサンサを見て、マニは決意した。

「僕がその集団をやっつける!」

「え?」

ココアが思わずツッコんだ。

「マ、マニ君。あの集団は人数も多いし、毒も使うし、まずは訓練しましょ!」

「私はたしなみ程度ですが、剣が使えるので教えますよ」

「そうね。マニ君はもともと反射神経すごいけど、試合を重ねていざというときにすぐに動けるようにしておくのは大事よ」

焦ってフォローするサンサを見てがんばらなければと思いを強くするマニであった。





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