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お題シリーズ2

たった一言で 別れ

作者: リィズ・ブランディシュカ



 やばい名前を呼び間違えた。


 付き合っている彼女の名前を。


 たった3文字だけど、これほどひどい言い間違えがあるだろうか。


 俺は地獄に突き落とされたよ。


 彼女はしまいには、「別れる」と言い出して。


 しかも本当にそうしてしまった。


 男友達に自慢できるからもっと彼女でいてほしかったのに、残念だったな。





 彼氏と別れたばかりの私はため息を吐いた。


 女の名前を呼び間違えたのも腹が立つけど、友達に自慢したいなんて理由で付き合っていたことにも腹が立つ。


 私がちょっと席を外しているあいだに、男友達と話している時の一言を聞いて、別れる事を決意したわ。


 でも、そういうことをいうと、「嘘だよ」「冗談を真に受けるなよ」とか言いそうだから。


 嘘でも、冗談でも言ってもいい事があるでしょ。


 私にとってあの一言は許せなかったの。


 だからバイバイ。


 女の名前を間違えて別れた惨めな男として生きることね。



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