シナリオ 妖物歯医者
妖物歯医者
1 鬼が、山中で暴れまわっている。痛みにたえきれず、木や岩を破壊してまわる。
往診専門妖物歯医者。往診料さえもらえれば、田舎でも赴く。
ある田舎の村に依頼で赴く。
それが赤鬼だった。
ほっかむりしているが、どうみても異形のもの。
ここ300年、人さ、食ってねえからと、笑顔の村人。
2 赤鬼の診察。口開けてみる。親知らずあたり、はれている。
簡易なレントンゲン装置で撮影。親しらず、悪くなっている。
切開が必要。メスを見た鬼、びびる。逃げようとするも、お札で拘束して、(人間離れした動き)
ゾウ用の麻酔ぶちこむ。
ここで、鬼、痛みが取れて、悪い感情が抜けたので、もとの姿の、黒髪美少女になる。
おばあちゃんも、いいきかせる。おとなしくしないと、ぼたもち食わさねど。
おばあちゃん、木の棒を鬼につかませる。歯医者、鬼の歯茎を切開する。青黒い血が出る。
歯医者、親知らずを抜こうと試みるが、抜けない。いたたたた、と鬼のつかんでいた木の棒粉砕。
歯医者、ハンマーで親知らず砕く。鬼、失神、やすらかな顔。
砕いた歯を抜く。鬼、意識もどる。
鬼の顔色悪い、まるで大きな外科手術を受けた人間のような顔色。
そんなに出血してないのに。
3 親知らず、一つとれた。
貧血ぎみな顔しながらも、終わってすっきりした顔の鬼。
歯医者、じゃあ、下の親知らずもとりますねと冷淡。
叫ぶ、鬼。
4 親知らずとれて、歯医者と村人で宴会。
鬼もぼたもちたべて、ご満悦。
おばあちゃんに、寝る前に歯を磨くようにいいつけられている。
鬼のほっぺ、かたがわ、ふくらんでいる。
虫歯が怖いから、歯の面倒みてもらうために、歯医者についていくという。
村人たちもお嫁に出す感じで、大賛成。
※ ちなみに、鬼、すごく大食い。食費すごくかかる。次回から、鬼、ナース的立ち位置。怪力なので、妖怪患者をおさえつけられる。
毎回の流れ、痛みで禍々しい姿だった妖怪が美女、美少女となり、痛い治療を受けるというパターン。