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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第19章 魔法結社と妖精族
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寄り道から王都へ

キャス号に乗り込むと、カーレスト諸島に向かって飛んでいき、領主の館の裏に着陸する

『帰ってきたか』

ジエルがキャス号を見上げて言うと、メーレスが降りてくるのを待っている

『ジエル御兄様、何でメーレス様が降りてない事を言ってくれなかったのですか!!』

リリシャが笑顔で言うと、メーレスが笑っている

『はぁーーー! いきなり飛んで言って、居ないのを侍女が言うまで、知らなかったぞ』

ジエルが慌てて言う

『もう! ジエル御兄様しっかり、メーレス様と一緒に居てください』

『メーレス楽しかったか?』

ジエルが呆れ気味にリリシャを見てから、メーレスを見ている

『リベリアに着いたら、何で居るのって言われました。 ちょっとついでにお祝いしてきました』

メーレスが笑顔で言う

『楽しかったのだな、良かった』

ジエルが笑顔で言う

『蒸留酒の評価は上々です』

メーレスが詳しく話していると、ジエルが考えている


『ジエル御兄様、夏に視察に来ますね』

リリシャが笑顔で言うと、キャス号に乗り込んでいる

『視察か? 遊びに来るの間違いだろ!』

ジエルが大声で言うと、リリシャが手を振っている

『仲良くて良いですね』

『仲が良い? 遊ばれているだけだ!!』

『リリシャ様とマルス様と弟子達です』

メーレスが微笑みながらキャス号を見ている


王都が見えてくると、城門に近付く

『王城に向かいます』

ヒストリアが大声で言う

『どうぞ!! 英雄様!!』

門番が手を振っている


王城の裏に着陸して、みんな降りている

『ヘルト殿下、予定より遅いのですが、何か有りましたか?』

騎士団長がやって来てヘルトに挨拶をしている

『騎士団長、お土産が有るので、運ぶの手伝ってくださいね』

クレシアが笑顔で言うと、みんなで買い物をした荷物を降ろして積み上げている。騎士団長が量を見て慌てて、騎士を集めて運び始める


マルスとリリシャとキリシアとメトリシアとヒストリアとフローネは、ヘルト達と王城に入っていき部屋に入ると、国王と王妃と前国王が待っている

『何か有ったのか?』

国王がヘルトを見ている

『パーティーでクリスを無理矢理連れていこうとして、クリスが軽く投げ飛ばして、キレた貴族が突進してきたのをリリアに投げ飛ばして、股間を蹴りあげたぐらいです』

クレシアが微笑みながら言うと、前国王が爆笑している

『まだ居たか・・・処分はどうするのだ?』

『サトメル様への無礼罪で連行してますが、リリアを無礼者だと騒いでいます』

ヘルトが苦笑いしている

『ふふふ、良いですね・・・リリアちゃん相手に無礼者扱いするなら、しっかり言い聞かせますね』

王妃が不適に笑っている

『翌日のクレシアの食事会にクレゼメス子爵が乗り込んで、メトリシアに斬り掛かり、返り討ちにしてました。 全員を殺して魔法のランプを奪うと言っていたので、反逆罪でアーセルに処分を任せてあります』

ヘルトが笑いながら言う

『クレゼメス子爵か・・・掃除しておいてくれ』

国王が笑顔で言う

『因みに誰が居たのか?』

前国王が笑顔で聞く

『全員とバイルとヘザーネとクラウスとメーレスも居ました』

クレシアが微笑みながら状況を説明していると、前国王が聞いてから笑っている


『何故メーレス様が居たのですか?』

王妃が考えている

『それは・・・取りに行くと言うから、行こうと言う事になって、気が付いたらカーレスト諸島に居ました・・・メーレス様は、クレシアと話し込んでいて、気が付いたら、リベリアまで来ていました』

ヘルトが苦笑いしている

『これがカーレストの蒸留酒です。 夕食の時冷やして飲みましょう』

クレシアが微笑みながら言う

『蒸留酒か・・・完成していたのか?』

前国王が微笑みながら見ている

『御披露目は成功ですね・・・ヘルトも飲み過ぎて、寝てましたから』

クレシアが微笑みながら言うと、ヘルトが頭を掻いている

『深酒は止めなさいね。子供の教育に悪いですよ』

王妃が笑いながら言う

『え! 努力します。 クレシアの料理が旨すぎて、仕方無いですが・・・』

ヘルトが慌てて言うと、王妃が笑っている


『マルス殿、すぐに帰るのか?』

国王がマルスを見据えて聞く

『そのつもりですが、何か有りましたか?』

マルスが国王と王妃と前国王の顔を見てから聞く

『例の魔法結社の件だが、騎士団が反撃をくらい、今英雄騎士隊10人と宮廷魔術師と魔法師団が応援に向かった・・・未知の森の為、経験が少ない騎士では無理だった』

国王が詳細に説明をしている

『御父様、マルス師匠にちょっと潰してこいと言うのですか!! キリシア師匠が暴れますよ』

メトリシアが笑顔で言う

『全員根性叩き潰す!!』

キリシアが笑顔で言う

『ロイドも苦労しているね、最初から連れていけば良かったのに・・・グロゼメリア男爵家はどうなっていますか?』

マルスが考えてから、リリシャを見て聞く

『男爵家は、セレーニアさんの弟に継がせます。あの男爵子息は、処刑で決定です、魔法結社に荷担した者達も全員処分をしています。セレーニアは協力的に情報を教えてくれ、身体も逃げれる可能性も無く、その身を持って罪の償いをして貰う為に、そのまま男爵家の屋敷で監視下にします。 王家として不幸な魔法使いを増やした事は由々しき事態ですが、』

国王が詳細に説明をしている

『仕方無いから、セレーニアさんの為に潰してきますね』

マルスがリリシャを見てから言う

『マルス、やりますよ!! 徹底的に潰します』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ、やる気は良いけど、私の分用意してよ!』

キリシアが大声で言うと、みんな笑っている

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