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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第19章 魔法結社と妖精族
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ウルストとイーレシアの結婚式 後編

背の高い人が笑みを浮かべながらやってくる

『クリス様、麗しの我が女神様ーー御一緒致しましょうぞ』

男が意味不明な事を言いながら、クリスに触れようとすると、クリスが慌ててかわす

『クリス様、そんなに恥ずかしいですか? 将来を語り合いましょう』

男が笑みを浮かべながらクリスに手を伸ばしている。クレシアとメーレスが見ていて怒りに睨み付けている。ミーレスとリリアとサトメルが慌てて離れ、ヘルトが気が付き顔がひきつっている

(あれは・・・リベリアの英雄が大嫌いなタイプだな・・・早く排除してくれ)

『将来? ふふふ魔法の練習台になりますか? 格闘訓練も良いですね』

クリスが嫌そうに睨み付けている

『魔法の練習台? 一緒に魔法を学びますか? いくらでも付き合いますぞ!!』

男が笑いながらクリスに近付く

『嫌いなタイプなので、沢山やれます』

クリスが笑顔でかわしながら微笑んでいる。男が腕を捕まえようとすると、クリスが腕を捕まえて、一瞬で投げ飛ばして、男は背中から地面に叩きつけられると、クリスが嫌そうに手を布で拭いている

『クリスちゃん、投げたら腕をきめないと・・・クエリス先生に怒られます』

リリアが笑顔で言うと、ヘルトが爆笑している

『あ! そうでした! 腕をきめてへし折らないと』

クリスが笑顔で言うと、男が怒りに睨んでいる

『このーーー小娘が!! 小娘共!! 覚悟しろ!!』

男が怒鳴り、クリスに突進してくる。クリスは驚いて慌ててかわすと、スカートの裾を踏み体勢を崩す

『この小娘!!』

男が殴りに腕を伸ばすと、リリアが拳を止めている

『暴力反対!! 暴漢退治します』

リリアが睨みながら言うと、足払いしながら、男を投げ飛ばして、転がると、すぐに股間を蹴っている

『ぐぎゃーーーー』

男が転がりながら悲鳴をあげている

『うるさい!! パンシー』

レティナとイリアが魔法を使うと、男が麻痺して睨んでいる

『レティナちゃん、イリアちゃん』

クリスが笑顔で言う

『クリスちゃんもなれない、スカートで戦う時は、一撃で倒さないと大変だよ』

レティナが笑顔で言う

『うん! レティナちゃん』

クリスが笑顔で言う

『じゃあ魔法の練習台にして遊ぼう』

レティナが笑顔で言うと、クリスが男に近付き見下している。周囲の貴族達がヒソヒソ話している

『クリス、その辺にしておきましょうね、牢屋に入れてから、ゆっくり後でお仕置きしましょう』クレシアが微笑みながら言う

『えーーー! ここで遊びたかった』

クリスが笑顔で言うと、ヘルトが笑っている

『人が見てますよ! 友達と話す時間も減りますよ』

『レティナちゃん、行こう』

クリスがレティナの手を握る

『うん!』

レティナが笑顔で言うと、マルスがサトメルに耳打ちしている

『クリスちゃん怖かった・・・守ってくれてありがとう』

サトメルが周囲に聞こえるように大きめの声で言う

『サトメルちゃん怪我してない?』

クリスが笑顔で言うと、クレシアが微笑んでいる

『はい、サトメル・リオンド・ベクラードとして、暴漢を退治してくれた事を感謝致します』

サトメルが笑顔で言うと、周囲の貴族達が驚いている

『え? 何故?』

クリスが驚いている

『無礼者を牢屋に運んでおいてください』

サトメルが笑顔で言うと、マルスが耳打ちした、英雄騎士隊が笑顔で連行していく。ヘルトが爆笑して、クレシアとメーレスが顔を見合わせてから、マルスを見ている


周囲の貴族達が気にしながら、視線を合わせないようにしている

『マルス様、リリアの為に気遣いしてくれたのですね』

メリアがマルスに言うと、リリシャが微笑みながらマルスと腕を組んでいる

『リリアの身分は面倒だからね・・・サトメル様は公表しているし』

マルスが笑顔で言うと、クレシアが笑っている

『ヒリア御姉様の目が怖かったです。エリスナも飛び出そうとしてましたから』

メリアがエリスナを見て言う

『あれ以上騒いだら、メトリシアがお仕置きとキリシアが排除していたかな? そっちの方が良かったかな?』

マルスが笑顔で言うと、みんな想像して笑い出す


『マルス様、ありがとうございます』

クリスが笑顔で言う

『サトメル様もありがとうございます。 これで今日は人が近付きません』

マルスが笑顔で言う

『はい! ミーレスちゃんも守れました』

サトメルが笑顔で言う

『クリス、良い友達ですね。後の始末は、ヘルトがやってくれます』

クレシアが笑顔で言う

『格闘も身に付けているなんて、良いことだな』

ヘルトが笑顔で言う

『はい! リリアちゃんと鍛練してます! クエリス先生とカミラ先生優しいですけど、鍛練には厳しいです。まだリリアちゃんから1本も取れません』

クリスが笑顔で言う

『クエリス? 侍女だったか?』

ヘルトが考えている

『格闘で、英雄騎士達を投げ飛ばしています』

クリスが笑顔で言う

『クリスちゃん内緒!! クエリス先生から口止めされてるでしょ』

ミーレスが慌てて言うと、みんな顔を見合わせている

『あ!! どうしよう・・・秘密にしてください』

クリスが慌ててヘルトとクレシアを見て言う

『ヘルトの軽口が開いたら、お義母様と叱っておきますね』

クレシアが微笑んでいる

『怖いな・・・あの屋敷は達人の住みかだから仕方無い』

ヘルトが笑いながら言う


ウイントレスが上機嫌でやってくる

『クレシア、この酒旨いな』

ウイントレスが上機嫌で言う

『良い酒ですよね』

『これ程の良い酒、中々無いぞ!! カーレスト諸島に行けば、買えるのか?』

『残念ながら、まだ販売はしてません・・・大事な交易品にします』

メーレスが微笑みながら言う

『是非販売したら、リベリアにも送ってくれ』

ウイントレスが上機嫌で言う

『はい、マルス様が必要なら、送ります。マルス様の商会が扱いますので』

メーレスが笑顔で言う

『あ!! マルス様、誰が担当を?』

メリアが慌てて聞く

『アーメルドの担当にやって貰う?』

『はい、躾ておきます』

メリアが笑顔で言う

『さっき騒ぎが有ったが、何か有ったのか?』

ウイントレスが上機嫌で聞く

『サトメルちゃんに無礼者が近付いただけです。リリアちゃんがクリスとサトメルちゃんを守っただけです。リリアちゃんの身分を明かしますか?』

クレシアが微笑みながら言う

『リリアちゃんの? 国王陛下に聞くしか無いな・・・無礼者か・・・サトメル王女様への無礼ならヘルト殿下が始末してくれるから、楽だな』

ウイントレスが笑顔で言うと、フローネとレズオスとヒリアが笑っている

『仕方無い・・・あの口上聞いていて恥ずかしすぎる・・・あんな貴族がまだ居たのか』

ヘルトが呟き、ウイントレスに説明をすると、ウイントレスが爆笑している


『クリスが格闘を身に付けたら、貰い手が居なくなりそうだが・・・近くに居てくれたら、嬉しいが』

ウイントレスが考えながら呟く

『御父様、早く候補に話をしてくださいね・・・クリスが安心して話せる男性は少ないですよ』

クレシアが笑顔で言う

『今度いつ会えるか、楽しみだな』

ヘルトが笑顔で言う

『マルス、夏休み少し向こうの海も行きましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『あっちか・・・水石取りに行くかな?』

マルスが思い出したように言うと、リリシャが嬉しそうにしている

『リベリアの英雄に国境がないからな・・・羨ましい』

ヘルトが呟き、クレシアが微笑んでいる

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