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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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リリシャとセレーニア

セレーニアの倒れている場所に戻り、ロイドが惨状を見て考えている

『セレーニア、大丈夫?』

カミラが回復魔法を使っているのを見て聞く

『ダメです・・・いくら回復魔法を使っても、これ以上回復しません』

カミラが疲れたように言うと、セレーニアが力無く倒れていて、黒く変色していた場所は、元に戻っている

『マルス・・・』

リリシャがマルスを見ると、マルスが魔力視と闘気の流れをみている


魔力が無くなった?闘気も・・・魔力も闘気も中心部には有るけど、流れてないのか? どうしたら良いかわからない・・・


マルスが考えている

『浄化も回復魔法も完全に出来ているけど・・・これが限界なのか?』

マルスが考えながら呟く

『セレーニア・・・』

リリシャが悲しそうにセレーニアの顔を見る

『り・・・り・・・シャ・・・』

セレーニアが目を開き、リリシャを見て力無く呟く

『セレーニア、治す方法を探すから、ゆっくり休んでね』

リリシャがセレーニアの手を握り言う

『リリシャ・・・もう良いの・・・この国では・・・もう反逆者だから・・・それに死者だから・・・行く場所も無いの・・・』

セレーニアがリリシャを見て、涙を流している

『セレーニア・・・』

リリシャは何も言わず、手を握りしめている。リリシャの姿をエミール達が見ている。マルスはロイドとキリシアに何が有ったか、詳細に説明をすると、ロイドが考え込んでいる


マルス達はシルフィード号に戻り、ロイドと騎士達に後始末を始めて貰う

『エミール、ミリア、エビリア、クレスタ、言いたい事はわかりますね』

フローネが睨みながら言う

『ごめんなさい・・・全部私が悪いです。 フローネ先生、ミリア達を責めないで下さい』

エミールが申し訳なさそうに言う

『エミール、わかってくれたら良いですね・・・マルスに怒られましたか?』

フローネが微笑みながら言う

『はい、マルス師匠に言われて、自分達がしたのは、お仕置きではなく、ただの八つ当たりの弱いもの虐めでした・・・弟子が同じことをしたら、どんなに悲しい事か理解しました・・・』

エミールが頭を下げながら言う

『マルス、何をしたのですか?』

リリシャが1人、何が有ったのかわからず、マルスを見ている

『エミールどうする?』

マルスがエミール見て聞く

『リリシャ師匠、ごめんなさい・・・・』

エミールが頭を下げて言うと、ミリアとエビリアとクレスタとエレーヌとカミラが頭を下げている。エミールが何をしたのか、詳細に説明してから、もう一度謝っている


『エミール・・・もう2度としないで・・・怒るのは師匠の役目です・・・癒しながら焼くなんて思い付きませんでした・・・ふふふ』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ、あれは怖いから、やめて!!』

キリシアが大声で言う

『そうですね・・・やらないようにしましょう・・・最上級のお仕置きです。エミール、わかりましたか?』

リリシャが微笑みながら言うと、イーレシア達がホッとしている

『リリシャ怖い!! 最上級のお仕置って言うからには、やるつもりでしょ!!』

キリシアが大声をあげる

『そんなお仕置を受ける悪い人に会わなければ、良いですね』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑い出す

『ダメですね・・・』

フローネが諦めたように呟く


翌朝、セレーニアの所にマルスとリリシャとキリシアとエミールとフローネとリシリアとイーレシアで向かう

『マルス殿、こちらです』

英雄騎士隊隊員が笑顔で言うと、ベットでセレーニアが寝ている

『リリシャ・・・夢で無かったのですね』

セレーニアがリリシャの顔を見て言う

『セレーニア・・・どうして、魔法結社ダークブラグラーゼンに?』

『リリシャ、家を追われて、魔法結社に勧誘されました。行く宛も無く、魔法結社に入り、北の国に向かい、魔法結晶を埋め込めば、魔法が使えると言われて、使いました・・・まさかこんな事になるなんて・・・数年振りにクライドルド王国に戻ったら、国が様変わりしていて驚いたけど・・・もう計画を止めれなく、遂行してました・・・計画が全て潰されるとは思ってなかったです』

セレーニアが淡々と話している

『セレーニア・・・ごめんね・・・私も自分の事で精一杯だったから、セレーニアが苦しんでいるのを助けられなくて・・・』

リリシャが手を握りながら言う

『リリシャ・・・リリシャは、何をしていたの?』

『私は、卒業後、冒険者登録して、冒険者をしていました・・・・・・』

リリシャが詳細に説明をしていると、セレーニアが目を見開き驚いている


『リリシャがリベリアの英雄だったなんて・・・考え付かなかった・・・』

セレーニアが驚きながら呟く

『キリシアとマルスとフローネ先生のお陰です』

『リリシャ・・・お願いが有ります・・・弟と妹と子供達を殺した事にして、北の古い遺跡に匿いました・・・保護してくれますか? 王家に知られたら、処刑も有ります・・・だからお願い』

セレーニアが考えてから、リリシャに言う

『大体の場所を教えてくださいね・・・王家に文句は言わせません!! ロイド、良いですよね?』

リリシャが振り返り、ロイドを睨んで言う

『え! えーと、善処します・・・マルス殿の保護下なら、問題は有りません』

ロイドが慌てて、マルスを見て言う

『メトリシアとヒストリアに任せよう・・・文句言えないようにしよ』

マルスが笑顔で言うと、セレーニアが驚きながらも居場所の説明を始める


マルス達はシルフィード号に戻り、北の遺跡に飛んでいく


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[良い点] 長く続けている事 [気になる点] この物語の女尊男卑何とかならないのかな?作者がそうなのか、物語の設定なのか分からないけど、面倒事とか後始末を必ず男キャラクターに押しつけてるのは女尊男卑と…
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