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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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セレーニアと結晶

マルス達が廊下を歩いている

『何!! この魔力・・・嫌な魔力!!』

エミールが前方を見て呟く

『これは・・・急ごう!! 魔法結社何をした? この魔力は・・・』

マルスが考えると、走り始める


魔力を感じた部屋の前に来ると、マルスが扉を吹き飛ばして、中を見ると、数人の人が血を流して倒れている先に、胸の結晶から黒い光を放ち、倒れている女性と、3人のローブを着た男が立ち尽くしている

『セレーニア!!!』

リリシャが倒れているセレーニアを見て叫ぶ

『お前達!!何をした!! この魔力、闇の魔力!!』

マルスが男達を睨み怒鳴る

『貴様ら!! 退くぞ!! 』

黒いローブの男が慌てて言うと、逃げようと壁の方に後退りしていると、カミラが飛び出して黒いローブの男の、向かう先に立ち塞がる

『逃がす訳にいきません!! 覚悟』

カミラが金属の棒に闘気をまとわせて、男達を殴り飛ばして、男達は壁に当たり、砕けた腕を押さえている

『化物!!』

黒いローブの男がカミラを睨み怒鳴る

『ギャーーーーーーーぁーー!!』

セレーニアの悲鳴が大きくなると、黒い結晶から黒い触手が現れて、セレーニアの腕や足にまとわりつき始める

『あ!! ホーリー!!』

マルスが慌てて魔法を使い、セレーニアのまとわりつく触手を消そうとするが、黒い触手が光をはじき飛ばす

『マルス師匠!!』

エミールが叫ぶと、黒いローブの男のローブから黒い触手が現れる

『ぎゃーーーーー!! なっなっなっ何が!! なぜだ!! 切り離したのに!!』

男がローブの中から、慌てて結晶を取り出すが、男の腕に触手がまとわりく。男は、結晶を必死に投げようとしている

『セレーニア!!! セレーニア!!!』

リリシャが慌てて、セレーニアに近付こうとする

『リリシャ!! 危ない!!』

マルスがリリシャの腕を掴む

『セレーニアが!!』

リリシャが涙を流しながら叫ぶ

『助けるために!! 浄化を!!』

マルスが叫び、セレーニアを見ている

『マルス!!』

リリシャが涙を流しながら、マルスを見る

『全員全力で浄化を!!』

マルスが叫び、魔力を集めている

『ホーリー!!!!!』

エミールとミリアとエビリアとクレスタとエレーヌが魔法を放ち、セレーニアの黒い触手に当たり、触手が消えるが、結晶からすぐに黒い触手が現れてくる

『ホーリープロテクション』

マルスが魔法を使うと、黒い結晶の黒い光とマルスの魔法の聖なる光が相殺されるように、光が弾けている


このままじゃあ、どうにもならない!! 強力な魔法は、セレーニアさんが消し飛ぶ・・・


『どうしたら・・・』

マルスが考えている

『黒い結晶・・・マルス、結晶を切り取って!!』

リリシャが涙を流しながら言う

『セレーニアさんが・・・』

マルスが困惑して、リリシャを見る

『全力で回復魔法も浄化もします!! マルス・・・それ以外に無いよ・・・』

リリシャが涙を流しながら言う

『リリシャ・・・』

マルスが呟き、セレーニアを見てマルスが剣を抜き闘気をまとう

『ホーリー』

マルスが剣に魔法を伝わらせている。マルスがセレーニアに近付くと、素早くセレーニアの胸の結晶に剣先で結晶の回りを素早く切り、結晶をセレーニアから切り離し結晶を宙に弾きくように飛ばす

『リカバリー!!』

リリシャがセレーニアに近付き魔法を使うと、セレーニアの胸の傷から血が止まり始まるが、黒く変色していく

『ホーリープロテクション』

マルスがセレーニアに魔法を使うと、黒く変色した場所から黒い靄が出て、肌色が戻っていく


『り・・・り・・・しゃ?』

セレーニアが力無く目を開き、リリシャの顔を見て呟く

『セレーニア・・・絶対に助ける・・・』

リリシャが涙目で魔法を使い続けている

『リリシャ、任せる・・・あれはエミールでも無理かも』

マルスが呟き、エミール達が浄化の魔法を使いながら、触手を消している姿を見ている。結晶の触手が男達を飲み込み始めている。セレーニアから離れた結晶も黒い触手が、男達にまとわり始めている

『あれは・・・魔族の時の』

リリシャが呟く

『リリシャ頼む』

マルスが立ち上がり、魔法の準備を始める


『ホーリーアローズ』

マルスが魔法を放つと、6本の聖なる光の矢が黒い触手を貫くが、黒い触手はすぐに増えて穴が塞がる

『ホーリー!!!!!』

エミールとミリアとエビリアとクレスタとエレーヌが魔法を放ち黒い触手を消し飛ばそうとしている

『マルス師匠、触手を斬っても、再生されます』

ヒストリアが触手を斬りながら叫ぶ

『カミラ、無理しないで、リリシャの護衛をして!』

マルスが触手を必死に斬っているカミラを見て言う

『マルス師匠!! まだやれます!!』

カミラが剣を振りながら叫ぶ

『わかっている!! 後ろの守りを頼む!! 全力で吹き飛ばす!!』

マルスが片手に淡く輝く光の玉を作りながら言う

『マルス師匠!! 了解しました!』

カミラが飛び退き、リリシャの方に下がり、剣を構えている

『ホーリーバースト』

マルスが魔法を放つと、聖なる閃光が黒い触手を消し飛ばしていき壁を突き破り、閃光は空に向かって一直線に伸びている

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