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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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キリシア負傷と魔法結社 後編

ロイドと英雄騎士隊に任せて、マルスとキリシアがシルフィード号に戻る

『キリシア、マルス、お帰りなさい』

リリシャが微笑みながら言うと、キリシアを見て顔色が変わる

『リリシャ、ただいま』

マルスが笑顔で言うと、みんなキリシアの腕を見ている

『キリシア、怪我したのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『え!! してないよ!!』

キリシアが慌てて言うと、みんなキリシアを見ている

『キリシア、重傷だったのですか? 魔法攻撃にまともに当たったの?』

リリシャがキリシアを睨んでいる

『え! 魔法なんか当たらないよ!! 全然怪我してないでしょ!!』

キリシアが笑顔で動いている

『マルス!! どうして怪我したのですか?』

リリシャがマルスを睨んでいる

『マルス師匠!! キリシア師匠を怪我させる強敵が居たのですか!!』

エミールがマルスを見つめて聞く

『キリシア相手出来る人いるかな?』

マルスが笑顔で聞く

『マルス!! 真剣に聞いているです!! 何が有ったのですか!!』

リリシャが大声をあげる

『え! キリシアが怪我してないと言っているでしょ・・・あ!!』

マルスがキリシアの鎧の手形を見て苦笑いする

『マルス何?』

キリシアがマルスを不思議そうに見ている

『キリシア、気が付いて無いのですか? 血の手形付いてますよ』

リリシャが微笑みながら言うと、キリシアが慌てて、下を見て、鎧に血の手形を見付けて、手を見て慌てている

『いつ・・・あ!! あの時・・・』

キリシアが呟き、リリシャを見る

『キリシア、何が有ったのですか?』

リリシャが微笑みながら睨んでいる

『え! 何も無い!!』

『キリシア!! そんなに信用してないのですか・・・』

リリシャが大声で怒鳴り、みんな驚いている

『リリシャ・・・怒った・・・』

キリシアが驚いている

『マルスも!! 隠し事は許さないですよ!!』

リリシャがマルスを睨んでいる

『キリシアの頼みだから・・・キリシアに聞いて』

マルスが慌てて言うと、みんなキリシアを見ている

『キリシア!! 悲しいです・・・そんなに隠し事が好きなんて』

リリシャが睨んでいる

『リリシャ、えーと、その・・・自爆されて巻き込まれた』

キリシアが考えながら赤くなって呟く

『自爆されて巻き込まれた? 何?』

『いきなり大爆発して、避けれなかった』

キリシアが説明を始めると、みんな真剣に聞いている


『キリシア師匠が負傷するなんて・・・自爆の魔導具?』

エミールが考えながら呟く

『魔法結社ダークブラグラーゼンが作ったのかな? 厄介だよ』

マルスが考えながら、見た様子を説明している

『接近されない様に戦いましょう』

リリシャが微笑みながら言う

『近付けさせない!!』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア、着替えに行きますよ!! 風呂も』

リリシャが微笑みながら言うと、エビリアとクレスタがキリシアの両脇を捕まえる

『え!!リリシャ!! 自分で出来るから!! 看病はいらない!!』

キリシアが慌てて叫ぶ

『久々に一緒に入りましょう!! 嫌なの? 嫌われているなんて』

リリシャが微笑みながら言う

『嫌ってない!!』

『行きますよ』

リリシャが微笑みながら言うと、キリシアを連れて出ていく

(逆らえない・・・マルス助けて)

『あ!! リリシャ、風呂狭いから一緒に入れないよね?』

マルスが思い出したように言う

『え!! そうでした・・・大きな風呂用意して!』

リリシャが慌てて言うと、みんな笑っている。キリシアはホッとした表情になっている。フローネは微笑みながら見ている

(怪我するのも、久々ですね・・・キリシアでもリリシャにはかなわないですね。爆発した物が気になりますね・・・マルスが真似して作らない事を祈ります)


マルスとエミールは、ロイドの元に向かう

『マルス殿、こいつらは、間違いなく魔法結社の戦闘員でした。支部や拠点を作る人達と別の役目のようです。 暗殺や誘拐を専門的にしている人達と思われます』

ロイドが説明をしていると、結晶の入った袋をマルスに差し出す

『これが、自爆に使った物かな? 爆裂か・・・』

マルスが鑑定して呟く

『マルス師匠、危険ですか?』

エミールが考えながら聞く

『直接聞き取りしようか?』

マルスが笑みを浮かべて言うと、1人ずつ別室で聞き取りを始める


杖と指輪を使い、男から話を聞き始める

『これは・・・』

マルスが結晶を見せる

『自滅の結晶が何か?』

男が不思議そうに言う

『自滅の結晶・・・生産拠点は?』

『偉大なる指導者バルガジニア様が見付けた古代遺跡からの出土品ですが・・・忘れられたのですか?』

男が不思議そうに言う

『複製の作成の方の事だ』

『複製の? 不可能ですが、今、クライドルド王国の付与魔法師フローネとその弟子達を捕らえて、作成させる計画を実行するのですか?』

『計画の手順は?』

『リベリアに冒険者に扮した我らが侵入して、誘拐する手筈ですが、リベリアの英雄が邪魔です』

男が考えながら詳細に説明をしている。エミールがメモを取っている


『セレーニアの計画は?』

マルスが思い出したように聞く

『男爵家の乗っ取りは完了しました。これでこっちに戦力を集めている間に、港町アーメルドに強襲が出来ます』

『セレーニアの守りは何人残っている?』

『我ら戦闘員は、30人集めています。残りも数日以内に男爵家に集まります』

男が淡々と説明をしている。エミールが書き取りながら考えている


聞き取り終わると、男を眠らせて、ロイドに引き渡す

『ロイド、騎士団を男爵領に急行させてね。アーメルドとリベリアにも』

マルスが考えながら言うと、エミールが聞き取り内容を見せながら説明をする


『これは・・・国王陛下に緊急の使者を出します。大隊派遣も必要と判断します』

ロイドが青ざめながら言う

『リリシャになんて説明する?』

マルスが考えて聞く

『セレーニアさんの事ですね・・・覚悟を決めて話します・・・反乱よりリリシャ様の事が心配です・・・』

ロイドが青ざめている

(どんな反応を・・・下手したら男爵領が消し飛ぶのか? 乗り込んで貰えた方が良いが・・・なんて説明したら、怒りを自分から反らせられるか・・・)

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