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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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キリシア負傷と魔法結社 前編

マルス達はシルフィード号に戻り、ミーヤが本を読みながら、文字の意味を教えて、みんなで解読をしている

『主様、結構な数の人が集まってきてます』

エスカが笑顔で外を見ている

『やっと来たか・・・2日も待たせるなんて・・・』

マルスが笑顔でみんなを見る

『キリシアなら、艦橋で留守番してますよ』

リリシャが本を読みながら微笑んでいる

『ちょっと、捕まえてくるね』

マルスが笑顔で言い、キリシアの元に向かう

『ゆっくり、本を解読しますよ』

リリシャが本を見ながらいうと、フローネが呆れている

(本の方が優先ですか・・・)


『マルス、何?』

キリシアが暇そうに言うと、カミラとメリアが微笑んでいる

『向こうから、賊だね』

マルスが指差すと、キリシアが目を凝らして見ている

『近付いたら、叩き潰す!!』

キリシアが嬉しそうに言う

『油断しないようにね』

マルスが笑顔で言うと、シルフィード号の外に向かう


魔法結社の人達が、シルフィード号が見える位置に集まる

『デカイ・・・あれが飛空艇』

男が見上げている

『あれだけの魔力が有れば・・・魔導兵も復活できる』

男が笑みを浮かべている

『どうでも良いが・・・気付かれているな』

男がシルフィード号の上から見下ろしている、マルスとキリシアを見ている

『ちっ!! 奇襲は失敗か・・・全員突撃!! 何としても飛空艇を奪え!!』

男が怒鳴り、一斉にシルフィード号目掛けて走っていく


『浮いている!!』

男が近付き、シルフィード号を見上げている

『どうしたら潜入出来る・・・』

男が周囲を見渡していると、人影が上から降りてくる


『何故襲いに来たのかな? 覚悟有るよね』

キリシアが笑みを浮かべて言うと、石突きを地面に付けている

『女を捕らえて、飛空艇への入口を吐かせろ!!』

男が怒鳴り、男達が一斉にキリシアに接近する。キリシアは、槍を次々と振り、男達の骨の砕ける音と共に男達が地面に倒れていき、呻き声をあげている

『この女・・・貴様がリベリアの英雄か・・・ならば・・・』

男が笑みを浮かべて、何かを手に持ち、キリシア目掛けて突進していく、キリシアは、槍を振り、男を凪払い、男は槍を脇腹で受け、腕で挟み笑みを浮かべる

『ダークブラグラーゼン万歳!!』

男が叫び、手に持つ結晶に魔力を込めると、大爆発して、爆風がキリシアに迫る

『え!!』

キリシアが目の前で爆発に慌てて、飛び退きながら爆発の衝撃で吹き飛ばされ、地面に転がりながら倒れる

『キリシア!!』

マルスが慌てて、キリシアに近付こうとする

『トドメだ!! 』

男がキリシア目掛けて突進していき、マルスに対して2人手に何か持って突進してくる

『バリアフィールド』

マルスが魔法を使い、キリシアがバリア内に入るのを見てから、賊を睨む

『イタッーーーーーー!』

キリシアに突進していた男がバリアに顔から当たり、倒れると、マルス目掛けて突進していた男達もバリアに当たり転がりながら、結晶が爆発して、男達が吹き飛ぶ


『うっ!』

キリシアが起き上がろうとすると、焼けただれた手の痛みに顔を歪める

『キリシア、無理する必要ない』

マルスがキリシアを見て心配そうにしている

『反則!! もう油断しない!!』

キリシアが大声で叫び、ポーションを取り出して、腕に掛けてから、一気飲みする


『結界だと!! てってってっ撤退だ!! 化物め!!』

男が叫び、魔法結社の人達が慌てて逃げようと走り出す

『ギャーーーーーー!!』

魔法結社の人達が苦しみ出して、転がり始める

『あ!! マルス!!』

キリシアがマルスを見る

『バリア張っているから、違うよ』

マルスが上を見て言う

『カミラ!!』

キリシアがシルフィード号の上から見ている、カミラを見上げて睨んでいる

『キリシア、動かないで』

マルスが周囲を警戒しながら、キリシアに近付き、腕の状態を見ている

『リリシャ達には内緒で!!』

キリシアが赤くなっている

『言わないけど、もう見付かっているかも』

マルスが考えながら言う

『それでも言わないで!! 油断したなんて思われたくない!! 絶対に捕まる!!』

キリシアがムッとしながら叫ぶ

『動かないでよ』

『リカバリー』

マルスが魔法を使い、キリシアの怪我の治療を始めると、キリシアの傷が治っていく

『見付かったら・・・全員で回復魔法使われる・・・口裏合わせてよ!!』

キリシアがマルスを見ている

『容赦無いからね・・・過剰な魔法だけど、絶対に止めないからね』

マルスが笑顔で言うと、魔法結社の人達は苦しみ、のたうち回っているのを、キリシアが見ている


『人相手で初めて負傷した・・・』

キリシアが落ち込んだように呟き、爆発跡を見ている

『あの爆発した魔導具調べたいけど・・・これから自爆攻撃が増えるのかな?』

マルスが考えている

『反則・・・次は確実に弾き飛ばす!! 自爆すらさせない!!』

『近付けさせないようにしよう・・・キリシアがみんなを守ってね』

マルスがキリシアを見て言うと、ロイド達が走ってくるのを見付ける


『マルス殿・・・キリシア殿が怪我を?』

ロイドがキリシアを見て聞く

『ロイド!! 何も見てない!! 解った!!』

キリシアが睨んでいる

『え!! えーと、転びましたか?』

ロイドが苦笑いをしている

(危ない!! あの目は殺気が・・・下手したら、1日中ボコられる)

『ロイド、調べてね! 魔法結社なのに魔法使いがいなかったから』

マルスが笑顔で言う

『は? 了解しました』

ロイドが慌てて答えると、のたうち回る男達を見下している

(キリシア殿を負傷させるなんて、相当な手練れか・・・キリシア殿の殺気が凄いが・・・それより、魔法使いが居ない、魔法結社なのか・・・)

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