表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
959/1407

寄り道と狩り

クレセをシルフィード号の食堂に案内する

『クレセ御兄様、あの場所に人が近付かない様にしてくださいね』

リリシャが微笑みながら言う

『解った! 何か有るのか?』

『古代遺跡ですけど、古代の飛空艇工房です。 マルス以外に使用出来ないので、秘密にしてくださいね! 』

『飛空艇工房!! じゃああそこでしばらく居たのは、飛空艇を作っていたのか?』

『え! 飛空艇の修理です。新しい飛空艇作るのは、材料が足りません』

『材料が足りないか・・・材料が集まったら作れるのか?』

クレセが考えながら聞く

『マルス以外に作れません!! 飛行石作れませんから』

『そうか・・・あの場所で盗難が有ったら・・・怒るか、伝達を出しておく・・・お祖父様にリリシャの別荘として、近付かない様に伝えておく』

クレセが考えてから言う

『はい、人を近付けないで下さいね! 魔法で吹き飛ばされたくなかったら!』

リリシャが微笑みながら言う

『簡単に魔法で吹き飛ばすと言わないでくれ・・・雇った魔法使い達の実力を知ったら、お祖父様が驚きの余り、絶句していたぞ』

クレセがマルスを見て言う

『普通の魔法使いですから』

マルスが笑顔で言う

『仕えていた魔法使い達が、実力の違いに修行し直しているが、宮廷魔術師クラスの魔法使いを雇って良かったのか?』

『王妃様が喜んでいました。東側に優秀な魔法使いを送り込む必要が無いから、2人に東の守りを任せるつもりです』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが笑っている

『王妃様の公認か・・・』

クレセが呟き、頭を抱えている

(やっぱり、簡単に言うか・・・周囲の家が煩くても、無視して良いのか? かなりの高額の引き抜きが有っても、断ったのは、王妃様が後ろ楯だからか・・・)

『厄介事になったら、今年仕官した同級生全員を敵に回す覚悟で、喧嘩売ってくださいと、言っておいて下さいね』

マルスが笑顔で言う

『はい! 黙らせるのは任せてください』

メトリシアが笑顔で言う

『同級生・・・宮廷魔術師を敵に回すのか・・・ハルドもか?』

『ルキアの敵は、魔法学院全員の敵になるかな?』

マルスが笑顔で言う

『ルキアの生徒達ですから! 喜んで協力してくれます』

メトリシアが笑顔で言う

『いつの間にか、魔法使いの一大勢力下なのか・・・』

クレセが諦めたように呟く

『クレセ御兄様、しっかりしてくださいね』

『リリシャ・・・何を言っても無駄か・・・リアクラナが食事の準備が出来たら、食事にしよう』

クレセが諦めて言う

『肉の情報無いですか? キリシアが狩りに行きたいと言ってます』

『肉!! 魔物か? 南の森にボアならいるぞ』

クレセが考えてから言う

『解った!! 狩ってくる!!どの辺りか詳しく教えて!!』

キリシアが笑顔で言う

『兵士に詳しく教えるように伝えておく』

クレセが笑顔で言う

『クレセ様、こちらですが、ボアのハムです。リアクラナ様にお土産にお持ちください』

アニーが微笑みながらハムを渡す

『旨そうだな! 朝食に焼いて貰う様にします』

クレセが笑顔で言うと、リリシャ達を案内して、屋敷に向かう


『リリシャ!! 来るなら教えてください』

リアクラナが嬉しそうに笑顔で言う

『地上に人が集まったから、クレセ兄さんに後始末を押し付けに来ました』

リリシャが笑顔で言うと、クレセが頭を押さえる

(今、言ったな!! 後始末を押し付けに来たと)

『訪ねてきてくれて、嬉しいです』

リアクラナが笑顔で言うと、仲良く話している


『マルス、ボア狩りに行くよ!! すぐ到着する付近って言うから!』

キリシアが笑顔で言う

『やる気だね! クレセさん、兵士に狩ったボアの回収と案内を頼んでも良いですか?』

マルスが笑顔で聞く

『構わないが、今から準備無しに行くのですか?』

クレセが驚いている

『晩御飯に追加してくださいね』

マルスが笑顔で言う

『すぐに兵士に案内させます』

クレセが即答すると、キリシアとルメイルとマルスとエミールとエレーヌとミリアとメトリシアとヒストリアとケニスで狩りに向かう事にする


馬車で進みながら、マルス達はサーチで魔物を探している

『あ! マルス師匠、向こうに数匹います』

ミリアが笑顔で言う

『魔力の反応は有るね』

マルスが笑顔で言う

『マルス!!どこ!!』

キリシアが外を見て言う

『キリシア、案内するから、付いてきて』

マルスが笑顔で言うと、マルスが森に入っていき、キリシアとルメイルが付いてくる

『あ!! マルス師匠!! おいて行った!! もう!!』

メトリシアがマルスの後ろ姿を見て剥れている

『メトリシア様、獲物を持って来るのを待ちましょうね』

ケニスが微笑みながら言う

『あ!! 鳥です!!』

ミリアが指差す

『獲物発見!!』

メトリシアが嬉しそうに言うと、兵士達が微笑みながらメトリシアを見ている

『パンシー』

メトリシアが魔法を使うと、鳥が地面に落ちて、ピクピクしている

『パンシーフィールド』

ミリアが魔法を使うと、10羽の鳥が地面に落ちる

『ミリア!! フィールドは反則です!! 全部捕まえてしまうでしょ』

エミールが慌てて言うと、兵士達が唖然と鳥を見ている

『ごめんなさい!! 才能の欠片も無いのに、調子に乗ってごめんなさい』

ミリアが慌てて泣きそうになっている

『1匹づつ捕まえないと、鳥を縛るのが大変でしょ』

エミールが笑顔で言うと、メトリシアが笑っている

『はい!エミール御姉様!!』

ミリアが涙目のまま言う

『兵士さん、取り敢えず縛っておいてください』

メトリシアが笑顔で言うと、兵士が慌てて、鳥を縛っている

(これって狩りなのか? 生け捕り? 何て報告をしたら・・・)


マルスは森を突き進み、ボアを発見する

『獲物発見!!』

キリシアが笑顔で突進して、ボアの頭目掛けて、槍を振り、ボアの頭を砕くと、ボアは地面に横たわり、他のボアは慌てて逃げ出す

『あ!! 逃げた!!』

キリシアが慌てて追いかけようとする

『取り敢えず、持って帰ろう!運ぶの大変だから』

マルスが笑顔で言う

『え!1匹だよ!』

『キリシア、持って帰れる? この森の中』

マルスが周囲を見て言うと、ルメイルが苦笑いしている

『あーーー! 仕方無いな』

キリシアが言うと、マルスがボアを浮かせて、馬車に向かって歩いていく


『あ!マルス師匠、お帰りなさい』

ヒストリアが嬉しそうに言う

『兵士さん、ボア持って帰ります』

マルスが笑顔で言うと、兵士達が宙に浮くボアを呆然と見ている

『ボアは、後ろの馬車で良いですか』

ケニスが笑顔で聞く

『え! はい!』

兵士が慌てて返事をすると、荷台にボアを置く

『あれ?鳥?』

マルスが鳥を見て言う

『飛んでいたので捕まえました』

ミリアが笑顔で言う

『鳥の丸焼きかな?』

マルスが笑顔で言う

『帰って早く解体して貰おう』

キリシアが笑顔で言うと、馬車に乗って、町に引き返していく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ