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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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ドワーグニの迷宮探索 後編

殲滅しながら進み、19層に到着すると、キリシアがモンスターを探している

『いた!!』

キリシアが4足歩行で立派な角が有るアースホーンを見つけると、闘気をまとい、接近して、槍を振り両断すると、アースホーンは、黒い煙になって消える

『雑魚!!』

キリシアが大声で叫ぶ

『キリシア、まだ19層なのだから、当たり前だよ』

マルスが笑顔で言う

『そうだけど・・・手応えが無さすぎる』

キリシアが周囲を見ながら言う

『39層に行けば、手応え有ると思うよ』

『今すぐ行きたい』

『今日は、モンスターの姿を見るのが目的だよ。明日は、21層からだから、3日後かな?』

マルスが笑顔で言う

『絶対だからね!!』

キリシアが大声で言うと、アースホーンを見付け次第、両断して進んでいる


19層を一周すると、20層の小部屋毎に魔法で焼き尽くして進み、大部屋に到着する

『大きいの居ません』

ミリアが覗いてがっかりしている

『焼き払いますよ』

リリシャが微笑みながら言う

『ファイヤーテンペスト!!!!!!!!!』

リリシャとマルスとエミールとミリアとメトリシアとエビリアとクレスタとリシリアとアニーとエレーヌが魔法を放つと、大部屋の中に無数の火の玉が現れ、次々とアースホーンに当たり、黒い煙になって消えていく


『えげつない』

キリシアが呟く

『オーバーキルですね』

ケニスが微笑見ながら、炎を見ている

『10人かかりで焼き払うなんて』

『魔法の練習なのでしょうね』

『迷宮は壊れないのかな?』

『迷宮が? どうでしょう? なぜ壊れないのでしょうか?』

ケニスが考え込んでいる


『キリシア、拾いますよ』

リリシャが炎と黒い霧が晴れたのを見て言うと、中に入って、土石と鉱石を拾い始めると、みんな拾っている


キリシアが先頭で歩いて、迷宮の出口に向かって歩いていき、迷宮を出ると、ドワーフ達が待っている

『英雄様、お帰りなさい』

ドワーフが微笑みながら言う

『待っていたの?』

キリシアが驚きながら聞く

『はい! 迷宮の扉を閉じる為に待ってました』

ドワーフが笑顔で言う

『迷惑だった?』

『迷宮に潜れる人が少ないので、いつか潜って鉱石を集めたいと思ってます』

ドワーフが笑顔で言うと、迷宮の扉を閉めていると、エクラーゼがやってくる

『英雄様、どうでしたか?』

エクラーゼが笑顔で聞く

『いつも通りかな』

キリシアが笑顔で言うと、エクラーゼがソリの荷物を見ている

(この量なんだ? 土石と鉱石か? 量が半端ない)

『鉱石必要だった?』

マルスがエクラーゼの様子を見て聞く

『今は、必要有りませんが、ランドレールの野郎なら喜びます』

エクラーゼがマルスを見て言う

『帰ったら、渡しておきます』

『それが良いと思いますが、数日潜られると聞いてましたが・・・』

『明日からは21層から始めます』

『21層から・・・・は? にににににに21層!! そんな奥に行かれるのですか!!』

エクラーゼが驚いて目を見開いている

『まだまだ余裕です。いつも40層ぐらいに行きますから』

『アハハハ・・・どれだけ強いか解りました』

エクラーゼが苦笑いしている


『あ!! 御飯用意してない』

キリシアが大声を上げる

『料理なら用意してますので、こちらへどうぞ』

エクラーゼが笑顔で言うと、宿屋の方に歩いていき、食堂に入る

『こんな夜中に迷惑じゃない?』

キリシアが少し気にしている

『鉱山に行っている連中は、この時間やそれより遅く帰ってきます。 一日中スープやパンを出せます』

エクラーゼが笑顔で言うと、料理人がスープとパンを持ってきてくれる

『豪華な食事では無いですが、どうぞ』

料理人が笑顔で言う

『ありがとう』

キリシアが笑顔で言うと、食べ始める


『エクラーゼ、復興は進んでいる?』

マルスがエクラーゼを見て聞く

『お陰で進んでいます。 冬も誰も餓死しませんでした。 オルセント号が時々来訪してくれましたので、交易も出来ています。 今は鍛冶場の建設を始めています』

エクラーゼが笑顔で言う

『建築できたら、迷宮探索もさせるのかな?』

『難しいです。 冒険者ギルドの再開と回復魔法師の雇用が必要です。 冒険者ギルドは何とか出来ますが、回復魔法師は、簡単に来て貰えません』

エクラーゼが考えながら言う

『リベリア担当送り込みますか?』

エミールが笑顔で聞く

『その前に鍛えないと・・・毎日警備隊送りかな?』

マルスが笑顔で言うと、エミールが笑い始める

『マルス師匠、任せてください、経験積ませましょう』

エミールが笑いながら言う

『御父様に頼んで、宮廷魔術師送り込みますか?』

メトリシアが笑顔で言う

『他国に宮廷魔術師送り込むと、まずいよね・・・外交担当の護衛なら良いのかな? それなら魔法師団に入った人で良いのかな?』

マルスが考え込んでいる

『あ!! それなら直ぐに送ってくれます。それに修行になります』

メトリシアが笑顔で言う

『えーと、何故か大事に・・・』

エクラーゼが苦笑いしている

(ちょっと話すと大事になるのか・・・気を付けないと)


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