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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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魔工王国の調味料購入

夕方になると、マルスとアニーとミリアとルメイルが騎士と共に肉屋に向かう

『解体出来た肉、取りに来ました』

マルスが店に入ると、貴族の執事が待っている

『お前があのボアの依頼主か? 肉を引き渡せ』

執事がマルスを見て言う

『え? お断りします』

マルスが笑顔で言う

『貴様!! 冒険者ごときが、この国に居れなくするぞ!!』

執事が怒鳴りマルスを睨んでいる

『喧嘩売るなら、国王陛下に許可を取ってきてくださいね! 騎士さん任せました』

マルスが笑顔で大声で言うと、騎士が中を覗いて苦笑いする

『なんだ!! こいつら捕えてボアを没収しろ』

執事が怒鳴り、騎士が苦笑いする

『不可能です!! 文句言うなら、この場で貴方達を捕えます。これは国王陛下よりの最優先事項です』

騎士が説明を始めると、執事達はマルスを睨んでから出ていく


『煩い奴ら帰ったか? 肉はこっちだ』

主人が笑顔で言うと、マルス達は奥に案内される

『ふふふ、良い肉質ですね、この肉は・・・ハムにしたいですね』

アニーが微笑みながら肉を品定めしている

『ハムか? 良いな・・・旨そうだ』

肉屋が笑みを浮かべている

『塩を大量に欲しいですね』

アニーが微笑みながら言う

『近くに良い調味料屋が有る、買って帰れば良いぞ』

主人が笑顔で言う

『調味料屋? 何処ですか? 』

『後で案内させるぞ』

主人が笑顔で言う


マルス達は肉の箱を騎士が用意した馬車に乗せてから、調味料屋に向かう

『いらっしゃいませ、肉屋の』

店員が笑顔で言うと、肉屋の店員を見ている

『塩が大量に欲しいそうです』

肉屋の店員が笑顔で言う

『塩ですね、どのぐらいですか?』

『そうですね、袋で10個ぐらいですか? 後は、この付近の調味料見させて貰います』

アニーが笑顔で言う

『はい!10個ですね・・・はーーーー! そんなに大量に』

店員が驚いている

『ボア8頭分ハムにするそうです』

肉屋の店員が言うと、相談している

『すぐに持ってきます』

店員が言うと、奥から店主が出てきて店員が取りに向かう

『塩の価格ですが、金貨1枚です』

店主が笑顔で言うと、マルスが硬貨を渡して、アニーを見ている。アニーは、調味料を見ながら、店主に質問をして、メモを取っている


『それでは、ここからここまでの調味料を3単位ずつ下さい』

アニーが笑顔で言う

『は? 3単位全部!!』

店主が驚いている

『はい! これ程の種類、中々無いですね。使うのが楽しみですね』

アニーがニコニコして言う

『いくらですか?』

マルスが笑顔で聞く

『全部で・・・少々お待ちください、在庫が有るか確認します』

店主が慌てていると、書類を見ながらメモをしている


『これも持ってこい』

店主が店員に言う

『全部?』

店員が驚いている

『そうだ!! 無理だな・・・』

店主が苦笑いする

『時間が欲しいです』

店員が泣きそうになっている

『申し訳ありませんが、配達にさせて貰いたいです』

店主がアニーに聞く

『明日には次の目的地に向かいますので、それまでに用意出来ますか?』

『明日の昼には用意して、配達します』

『町の外に着陸した、飛空艇に配達してくださいね』

マルスが笑顔で言うと、店主から金額を聞いて、硬貨を出して置く


マルス達が町の外に向かって歩いていくと、ミリアがマルスの腕に手を回して、嬉しそうに微笑んでいる

『ミーーリーーアーーーーー!!』

メトリシアがシルフィード号から降りてくると、マルス達目掛けて走ってくる

『ミリア!! 何で腕組んで歩いているのーーーー!! ミリア!!』

メトリシアが大声で怒鳴る

『楽しかったです』

ミリアが笑顔で言う

『ズルい!! 私も!!』

メトリシアが大声で言う

『メトリシア、一人でシルフィード号降りて良いの?』

マルスがメトリシアを見て言う

『え? あーーーー!』

メトリシアが慌てて振り返り、ケニスが見ているのを見付ける

『ケニス、立腹してますね』

アニーが微笑みながら言う

『マルス師匠がミリアと腕を組んでいるから、悪いです!! マルス師匠の所為です』

メトリシアが慌てて言う

『ミリアが勝手に掴んでいるだけだよ』

『はい! マルス師匠の腕は安心します』

ミリアが笑顔で言うと、シルフィード号に向かって歩いていく

『マルス師匠!! 置いていかないで下さい』

メトリシアが追いかけて、ミリアのとなりでミリアと話ながら歩いている


『メトリシア様、はしたない』

ケニスがメトリシアを見て言う

『ミリアとマルス師匠が腕を組んで羨ましかったですもん』

メトリシアがケニスを見て言うと、ケニスがマルスを見てから

『そうですか? 反対側の腕が空いてましたね? 何しているのですか? 王妃様に報告しますね』

ケニスがマルスを見ながら言う

『え? あーーーーーー!』

メトリシアがマルスを見て大声を上げる

『みんなで、肉を運んで下準備するよ』

マルスが笑顔で言うと、みんなで肉の箱を運び始める

『マルス師匠・・・』

メトリシアが呟き、マルスを見ながら後悔している


アニーが料理を始めると、マルス達は、肉に塩を刷り込み、石で作った箱の中に入れて、塩漬けにしていく

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