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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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魔工王国と魔法結社

オルセント号が到着すると、セクラとルーセントが騎士達とマルス達の所にやってくる

『マルス様!! 盗賊達ですか!!』

セクラがキリシアのお仕置き風景を見て聞く

『ちょっと面倒になっています。 魔法結社ダークブラドーゼンの野望の所為です』

マルスが言うと、説明を始める


『魔法結社ダークブラドーゼン? 聞いた事無いですけど、マルス様の敵になるなら、オルセント王国の敵です!』

セクラが笑顔で言う

『セクラ様、マルス様の敵がオルセント王国の敵では無いです!! 私物化はダメです!!』

ルーセントが慌てて叫ぶ

『何故ですか? 私の敵は、オルセントの敵です!! 文句でも?』

セクラが疑問そうに言うと、ルーセントが頭を押さえている

『セクラ様・・・はぁ・・・魔法結社ダークブラドーゼンは、オルセント王国に支部は無いですが、盗みの拠点化は防がないといけません』

ルーセントが書類を見ながら呆れている

『魔工王国の国王に、支部と拠点を潰して貰わないとね』

マルスが笑顔で言うと、キリシアを見ている

『はい! 連行は任せてください』

セクラが笑顔で言う

『任せます。後でキリシアと一緒に国王にお願いするつもりです』

マルスが笑顔で言うと、リリシャ達が笑っている

『キリシア様がお願い? あ!! 盗人が居たから会いに行くつもりですね!! 国王大丈夫でしょうか?』

セクラが思い出して、微笑んでいる

『それは・・・お願いじゃなくて、脅しですよね? 国王を脅迫するのですか?』

ルーセントが苦笑いして言う

『魔工王国の本気度が解りますね』

マルスが笑顔で言うと、ルーセントが頭を押さえている

(師匠!! 監視ぐらいしてください!! セクラ様の監視は無理です・・・国王陛下なんとか言い聞かせて下さい・・・)


オルセントの騎士達が、男達から聞き取りをしながら、調書を作り始め、拘束していると、マルス達は、バロンド号の外装を作り始める

『マルス師匠!! 何で呼んでくれないのですか!! シルフィード号から見ていたら、イキナリ外装修理始めているのに!! もう!! マルス師匠!!』

メトリシアがシルフィード号から降りてきて、マルスの元に向かい、言い寄る

『メトリシア、ミリアとあの外装のモデリングお願いね』

マルスがミリアを見て言う

『え! あの鉄板の? って・・・もう!!マルス師匠!!ちゃんと話を聞いてください!!』

メトリシアが大声で怒鳴ると、エミールとリリシャが微笑みながら見ている

『したくないなら、シルフィード号で待っていてね。ここは・・・こうした方が良いかな?・・・あ!メトリシア、そっちは、足元気を付けてね』

マルスが、メトリシアが怒って歩いていくのを見て言う

『何ですか!! マルス師匠!! え? キャーーーーーー!!』

メトリシアが大声を上げると、床板が外れて、穴にはまりこんでいる

『メトリシア様!!』

ケニスが慌てて、メトリシアに近付いてメトリシアに手を差し出すと、みんなメトリシアの格好を見て笑っている

『ケニス・・・』

メトリシアが泣きそうな顔でケニスを見上げている

『可愛い・・・』

ケニスがメトリシアを見て呟く

『早く助けてよ』

メトリシアがケニスに言う

『メトリシア、いつでもフライ使えるようにしてないと、危ないよ』

マルスがメトリシアを見て言う

『マルス師匠!! もう少し早く言って下さい!! マルス師匠!! 助けて!!』

メトリシアが涙目で言う

『自分でフライ使ってね』

マルスが言うと、モデリングでメトリシアのはまっている穴の周囲を変形させて、穴を広げると、メトリシアが宙を浮きながら、ケニスに抱き付いている

『メトリシア、はしたないのですから・・・』

ケニスが優しく抱き締める

『マルス師匠の意地悪!! ケニスからも言って!! 落とし穴有るなんて、酷いです!!』

メトリシアが泣きながら言う

『人前で泣くのは良くないですね。シルフィード号でゆっくりしてましょうね』

ケニスが微笑みながら言うと、メトリシアを連れてシルフィード号に戻っていく


暫くすると

『マルス師匠!! 何で追い掛けてこないのですか? 待っていたのに!!』

メトリシアが大声で怒鳴る

『もう少しで作業終わるから、待っていてね』

マルスが笑顔で言う

『もう!!マルス師匠!!』

メトリシアが剥れながら叫ぶ

『メトリシア、マルスだからですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『マルス師匠だから、そんな気遣いしないですよ』

エミールが微笑みながら言う

『マルス師匠だから、飛空艇修理が優先です』

ミリアが笑顔で言う

『無駄ですよ。さっきも言いましたよね?』

ケニスが微笑みながら言う

『マルス師匠!! 寂しいのだから、相手してください!! マルス師匠冷たいです!!』

メトリシアが大声で怒鳴る

『メトリシア、元気が出て良かったね』

マルスが笑顔で言うと、みんな爆笑している

『ヒストリアもマルス師匠の隣で、いつまでも見てないで、マルス師匠を説得しなさい』

メトリシアがヒストリアに言う

『マルス師匠の作業をじっくり見れて、凄く嬉しいです』

ヒストリアが満面の笑顔で言う

『え!! ヒストリアまで・・・ケニスーーーーーヒストリアがマルス師匠を取ろうとしてますーーーー! なんとかしてください・・・』

メトリシアが涙目になって言う

『メトリシア様、ヒストリアは護衛役では無いですよ。ヒストリアは、マルス師匠の弟子ですから、マルス師匠を手伝っているだけですね』

ケニスが微笑みながら言う

『ケニス・・・』

メトリシアが、がっかりしながら呟き、マルスを睨んでいる

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[一言] いい加減、うるさくて、嫌になってるかも?
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