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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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オルフェスタ・ガゼルトの魔法練習

翌朝、マルスは国王に会いに向かう

『英雄様、御用でしょうか?』

国王が疲れたように言う

『この金貨で、小麦と豆類や芋類を集めてくれる商人を呼んでください! キャス号にどのくらい詰め込めるか試したいので! 後、薪も沢山』

マルスが笑顔で言うと、セクラが笑っている

『え? 商人を? 積み込みたいからですか? 相当な量ですが・・・』

国王が苦笑いしている

『暇潰ししてきますので、よろしくお願いします』

マルスが笑顔で言うと、セクラと出ていく

『何をするのだろうか・・・食料なんていくらでも集めますが・・・何を考えているか解らない・・・』

国王が呟き、重臣を呼んで内容を伝えると、重臣が袋を持とうとして、驚いている

『国王陛下・・・この量何ヵ月分の量ですか? 金貨200枚は越えてます』

重臣が袋を開けて言う

『は? しかし、頼まれたからには、用意してくれ』

国王が疲れたように言う

『数日かかりますが・・・』

重臣が諦めたように言って出ていく


マルス達は、シルフィード号に乗り込み西に向かって飛んでいき、マルスはセクラに頼み事をしている

『セクラ様、魔法練習するので、近くにいる軍勢に警告しておいてください』

マルスが笑顔で言う

『はい! 任せてください!! マルス様の魔法を近くで見れます』

セクラが満面の笑顔で言う

『よろしくお願いします。戦争をしようとする人達に本物の魔法を見せ付けましょう』

マルスが笑顔で言うと、ルーセントが頭を抱えている


オルセントが低空飛行しながら、公爵軍に大声で魔法練習する警告をして飛んでいると、公爵軍は、オルセント号目掛けて容赦無く、弓矢や小型魔導砲を放っている

『損害は? 』

セクラが振動に兵士に聞く

『それが・・・異常が無いです・・・バリア張りましょうか?』

兵士が忘れていたように聞く

『え! 張ってないのですか!! 張ってください』

セクラが慌てて言う

『思ったのですが・・・オルセント号でこの軍隊全滅出来るような・・・』

兵士が呟きながら、バリアを張っている

『マルス様が強化したのですから、当たり前です!! この程度の攻撃なんて、マルス様の作られた装甲を破壊など出来ません!! マルス様の加護です・・・マルス様に守られていて嬉しいです』

セクラが満面の笑顔で言う

『セクラ様、兵士の前です。 自重を・・・マルス様自慢はここでは止めましょう』

ルーセントが慌てて言うと、兵士達が笑っている

『え! 何笑っているのですか!! 私のマルス様の自慢をして何が悪いのですか!!』

セクラが大声で言う

『セクラ様・・・何を言ったか解ってますか?』

ルーセントが言う

『え? 私の・・・・えーーーーーーーーーー!! 聞いたことを忘れなさい!! 良いですね!!』

セクラが真っ赤になって叫ぶと、兵士達が爆笑している


『マルス、本当に本気のファイヤーノヴァで良いの?』

リリシャが嬉しそうに言う

『人がいないから、派手に吹き飛ばして、戦争の愚かさを教えよう』

マルスが笑顔で言う

『誰が一番大きな穴が空けられるか、競争です!!』

メトリシアが満面の笑顔で言う

『メトリシア、負けませんよ』

リリシャが微笑みながら言うと、みんな笑みを浮かべている


シルフィード号の甲板からマルス達が魔法を放ち始める

『ファイヤーノヴァ!!!!!!!!!』

マルスとリリシャとエミールとミリアとエビリアとクレスタとメトリシアとリシリアとアニーが魔法を放ち、大爆発と共に爆風と熱風が吹き荒れる。 爆風が収まると、地面に大穴が空いている

『えーと、マルス師匠とリリシャ師匠の穴が大きいです』

ミリアが穴を見ながら言う

『予定より大きいかな? 軍隊に被害は・・・無いかな?』

マルスが笑顔で言うと、その視線の先に公爵軍が立ち尽くしているのが見える

『次は公爵の町ですか? 上空を焼き払いましょうか?』

リリシャが微笑みながら言う

『頑張ります!!』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑っている


公爵軍は、目の前の大爆発に立ち尽くして、震えている

『大変です!! オルセント号から、もしこのまま内戦をするなら、リベリアの英雄様がこの大穴を町に空けるとの事です!! 兵士達が怯えて言う事をもう聞きません!!』

騎士が慌てたように言う

『いやだーーー! 何でリベリアの英雄がここに居る!! 化物相手に戦争なんていやだーーー!! 撤退だ!! 魔族を倒す化物なんて、相手に戦争なんて出来るかーーーー!! もういやだーーー!!』

怯えた将軍が叫び、錯乱状態になって、テントを出て大声で叫びながら、走っていき、兵達も慌てて逃げ始める

『は? 錯乱したのか・・・終ったな・・・』

騎士が崩れ落ちて呆然と見ている。軍勢は逃げ惑うようにバラバラになっていき、その上空でオルセント号が降伏勧告と今後どうなるか大声で叫んでいる


シルフィード号がオルセント号の横に来ると、マルスがフライで飛び移る

『マルス様の魔法凄かったです!! 魔導砲よりも凄い威力です』

セクラが興奮気味に言う

『最大威力級だからね、脅しは・・・このぐらいかな? 国王に秘密にするように、約束させよう』

マルスが笑顔で言う

『はい! 交渉は任せてください!! 次はオルセント号の魔導砲で公爵の城を吹き飛ばして見せます』

セクラが笑顔で言う

『死人は出てないかな?』

マルスが地面を見て聞く

『はい! 爆風は凄かったのですが、大丈夫です。 逃げ出した騎士達が錯乱して怪我してましたけど』

セクラが微笑みながら言う

『後は、内戦用の食料を割譲して貰って帰ろう』

マルスが笑顔で言う

『は!! まさか、その為に金貨を・・・内戦用に集めた食料を全部買い取るために・・・内戦を終らせたのですか!!』

ルーセントが驚いて叫ぶ

『ドワーグニに届けたら、喜ぶからね』

マルスが笑顔で言う

『え! ドワーグニの為に!! 凄いです!! マルス様!!』

セクラが大声を出すと、ルーセントが頭を押さえている

(まさか、食料が欲しいから、内戦をするなと脅したのか? もしそれを知ったら、民が泣くぞ!!)

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