表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
931/1407

通信とセクラ

マルスがシルフィード号に乗り込む

『アーメリア様、聞こえますか?』

マルスが通信装置を使い、語りかける

『マルス様、何か有りましたか?』

アーメリアの声が聞こえてくる

『クリエスさんに用が有るのですが』

『呼んできますね』

アーメリアの声がすると、暫くしてドアの開く音がすると、アーメリアが説明している声がする


『マルス様、聞こえてますか?』

クリエスの声がする

『クリエスさん、ちょっと魔工王国まで飛空艇の残骸を受け取りに行くので、国王陛下に伝言をお願いします』

マルスが笑顔で言う

『え! 国王陛下に伝言・・・王宮に行けないのですが・・・』

クリエスの困惑した声がする

『アリシア様かカジェリアさんに伝えれば、国王陛下に伝わると思います。 英雄騎士隊から伝えて貰っても良いです』

『英雄騎士隊に伝えて貰います』

『何か問題が有ったら、アーメリア様に伝えてくれれば良いですから、よろしくお願いします』

『マルス様、畏まりました』

クリエスが言うと、マルスが通信を終らせると、クリエスが考えている

(まさか・・・こんな魔導具が有るなんて・・・アーメリア様が守護しているなら、良いですが・・・緊急連絡出来るのは良いです・・・あれ? 私も常識が薄れているのかしら・・・3年でかなり慣れたのが悪いのですか?)


マルスがみんなの所に向かう

『マルス、どうするか決めたのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『1度封印したら、飛空艇の残骸を回収に行くよ』

『メトリシア、どうしますか?』

『クリエスさんに伝えて貰うように伝えたから、大丈夫かな?』

マルスが笑顔で言う

『伝えた? あ!! 通信装置!!』

リリシャが大声を上げる

『マルス師匠!! その手が有るなら、早く言ってください!! 不安な時間過ごさせないで下さい!!』

メトリシアが涙目で叫ぶ

『使うのも面倒だからね』

マルスが笑いながら言う

『マルスだから仕方無いですね、早く準備して出発しますよ』

リリシャが笑顔で言うと、みんな準備に向かう

『え! マルス師匠ーーーー置いていかないでーー!』

メトリシアが出ていく、マルスの後ろ姿を見て慌てて追いかけてくる


シルフィード号は、東のオルセント王国に向かって飛んでいる

『シリウス、オルセントは、王都にいるのかな?』

『我が主、オルセントは・・・南の方角に向かって飛んでいる』

シリウスが言う

『魔工王国に向かうのかな? セクラ様に説明をして欲しいから、オルセントを追いかけるよ』

マルスが笑顔で言うと、エビリアに方向を指示して、速度を上げて飛んでいく


『マルス師匠、オルセント号発見しました』

ミリアが双眼鏡で覗きながら言う

『並走したら、挨拶してくるね』

マルスが笑顔で言うと、外に歩いていき、エミールが後ろを付いてくる


マルスとエミールがフライで、オルセント号に飛び移ると、セクラとルーセントが出迎えてくれる

『マルス様、もしかして迎えに来てくれたのですか!!』

セクラが嬉しそうに大声で言うと、ルーセントが頭を押さえて苦笑いする

(セクラ様、迎えに来てくれたなんて、言わないで下さい・・・)

『ちょっと飛空艇の残骸を引き取りに来たから、魔工王国に話を通して欲しかっただけだよ』

マルスが笑顔で言う

『え! 飛空艇の修理をするのですか? あの船は?』

セクラがキャス号を見て言う

『キャス号の改修は終ったよ、キャスも喜んでいるよ』

マルスが笑顔でキャス号を見て言う

『マルス様凄いです!! 応急処置するところ見させて欲しいです』

セクラが笑顔で言う

『セクラ様、今からオルフェスタ・ガゼルドに向かうところです!! 魔工王国にはすぐには向かえません』

ルーセントが嫌な予感に大声で言う

『え! 先に魔工王国に行っても良いでしょ?』

『だめです!!』

ルーセントとセクラが言い合いを始めると、エミールが笑っている

『オルフェスタ・ガゼルドに行ってから、魔工王国に行けば良いよね? 調味料や食料を買いたいからね』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス様!! 一緒に行きましょう』

セクラが嬉しそうに言う

『飛空艇が5隻並んで行ったら、侵略に来たと言われそうですが・・・』

ルーセントが苦笑いして言う

『大丈夫です! リベリアの英雄様を敵に戦いたいなら、全力でマルス様の戦いを見学します!! 楽しみが増えます!!』

セクラが満面の笑顔で言う

『セクラ様・・・目的が変わってます・・・もうダメか・・・』

ルーセントが溜め息をしている

『ついでにエルシューティング達を呼ぼうか?』

マルスが笑顔で言う

『それは戦うつもりですか!! 冗談は止めてください!!』

『エルシューティング様・・・マルス様と一緒に背中に乗ってみたいです』

セクラが呟き、想像をふくまらせている

『はぁ・・・凛々しい王女がマルス殿の所為で腑抜けに・・・国よりマルス殿を優先しないで欲しい』

ルーセントが溜め息をしながら呟くと、エミールが爆笑している



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ