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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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報告

マルス達が屋敷に戻ると、メトリシアが仁王立ちして待っている

『マルス師匠!! 何で置いて行くのですか!!』

メトリシアがマルスに大声で剥れながら言う

『魔法学院の友達を守るのが、メトリシアの仕事だよ』

マルスが笑顔で言う

『それでも置いていくなんて!! 許さないです!! 一緒に行きたかった!!』

メトリシアが大声で言うと、エミールとエレーヌが笑っている

『ウォーレルが誘拐されるのは、予想外だったからね』

『騎士の護衛がみっとも無さすぎる!! 護衛の意味が無い!! マルス師匠どうにかしてください!!』

メトリシアが剥れながら言う

『マルス師匠に言わないで、ヘルト殿下に言いましょうね、カミラとミーヤは来てますか?』

エミールが微笑みながら言う

『明日たっぷり文句言っておきます!! ミーヤも来ていますが、マルス師匠が戻ってきたら話が有るそうです』

メトリシアが不機嫌そうに言うと、みんなリビングに向かう


ミーヤがマルスを見てから、みんな座る

『あの・・・魔法結社の事ですが・・・祖父から聞いたことなのですが、祖父が魔法結社ダークブラドーゼンに居たそうです。 野心についていけず去ったそうです・・・・』

ミーヤが思い出しながら、知っている事を説明をしている

『ミーヤに聞きたいだけど、名前は?』

マルスが考えながら聞く

『クオルドゼミと名乗ってましたけど、亡くなる前にウォーゼミラトが本名と言ってました』

ミーヤが申し訳なさそうに言う

『やっぱりマルスだ!! 面倒な人を集める才能が凄い!!』

キリシアが大声で言うと、エミールが笑っている

『自分の所為? ミーヤを選んだのは、カミラとソリナだよ』

マルスが抗議する

『マルス、何が有ったの?』

リリシャがマルスを見ながら聞く

『魔法結社ダークブラドーゼンの教主の一族が出奔したウォーゼミラト様を殺す事が支部の使命だったそうです。 更に息子夫婦を見付け、暗殺する事に成功したと言ってました。』

エミールが聞き取った内容を説明していると、ミーヤが震えながら大粒の涙を流し始めている

『リリシャ、どうする?』

マルスがリリシャを見て聞く

『ふふふ、良い度胸ですね! 世界征服? 許すとでも? ミーヤの涙の償いは、させますよ』

リリシャが笑みを浮かべて言う

『マルスの卒業式終わったら反撃準備を始めよう!! 騎士団長走り回させるよ』

キリシアが笑顔で言う

『騎士団長よりも、ロイドだね! 一網打尽にして貰うから・・・大掃除して貰うよ!』

マルスが笑顔で言うとエミール達が笑っている

『はい! とことん潰します!! マルス師匠に置いていかれたからには、覚悟しておいて貰います』

メトリシアが笑みを浮かべている

『友達を襲うなんて許しません!!』

ミリアが笑みを浮かべていると、フローネが頭を押さえて苦笑いしている

(この子達を怒らせたからには、国王でも止められませんね・・・ロイド、頑張ってくださいね)


一方国王達は集まり、頭を抱えている

『次から次と・・・魔法結社ダークブラドーゼン? 騎士団長、説明せよ』

国王が頭を抱えながら聞く

『魔法結社・・・魔法の事ですので、宮廷魔術師の方が詳しいと思われます』

騎士団長が慌てて言う

『国王陛下、詳しくは知りませんが、北の王国のほとんどが加盟しています。我が国には、数ヶ所拠点として活動していると思われますが、今回の誘拐未遂事件は、許容を越えた行為です。早急に騎士団で取り調べが必要と思われます』

ハルドが国王に言う

『ハルド、何故魔法学院が襲われた? 理由は解ったか?』

『魔導兵復活の為と言ってました。 能力の有る魔法使いを狙ったようです。 レイナール王女とクセリオ王子がターゲットの中に含まれた事に対しては、既に宣戦布告となります。 早急に魔法結社ダークブラドーゼンの拠点制圧が必要です』

『騎士団長、すぐにすべての拠点を制圧せよ』

国王が騎士団長に言う

『え! 全部ですか? 完全な対決状況になりますが・・・下手したら戦争になります』

騎士団長が慌てたように言う

『何を言っている!! 既に宣戦布告されているぞ! 我が国だけでなく、留学生を狙ったからには、それ相応の対応が必要だろう!!』

国王が言う

『その通りだ!! マルスクラスは、凄いな・・・ルキアが指揮を取ったとは言え、完全に制圧するのだから』

前国王が騎士団長を見て言う

『それを言ったら、ハルドとアーセルを襲った者達を叩き潰した・・・確か・・・』

王妃が考え込んでいる

『テシウス君ですね』

クレシアが微笑みながら言う

『テシウス君ですね、騎士団長、勝てますか?』

王妃が笑顔で言う

『え!! そそそそっそれは・・・』

騎士団長が慌てている

『完璧なまでに叩き潰されたからな・・・騎士学院の試験で鎧まで砕かれた人がいたなぁ』

ヘルトが笑みを浮かべている

『そそそそそそっそれは!! キリシア殿の弟子なんて騎士学院の一般試験を受けさせるからだ!!』

『推薦はしましたよ。恐れ多くて、申し訳無いから、断られてしまいました』

クレシアが微笑みながら言う

『デストラも手も足も出ないで、負けてましたね』

アーセルが微笑みながら言う

『デストラまで? 騎士団長、大丈夫なのか? 子供に負けて』

国王が嬉しそうに言う

『キリシア殿の弟子は別格です!!』

騎士団長が慌てて言う

『ラーザ君とリベリア警備隊の生徒と聞いてましたが・・・キリシア殿の弟子では無いと言ってました』

ハルドが笑顔で言う

『実質キリシア殿関係だ!! 全員鍛えすぎだ!!』

騎士団長が慌てて言う

『ラーザとは誰なんだ?』

前国王が興味津々に聞く

『孤児でキリシア殿が引き取った男の子です。 屋敷の門番をしていますが、キリシア殿の2番弟子でルメイルさんも剣の鍛練相手をしてます。イリアちゃんの将来の旦那さんですね』

クレシアが微笑みながら言う

『騎士団長、勝てるのか?』

国王が笑顔で聞く

『え!! 勝てません・・・次元が違いすぎます』

騎士団長がうつ向きながら言う

『夏に負けたな・・・面倒見の良い、良いお兄さんだったぞ』

ヘルトが笑顔で言う

『騎士団長も次々と負けているな・・・次は誰と一騎討ちか?』

国王が呟き、みんな笑いだす

『カジェリアと一騎討ちしてませんね。後はエリスナとレイリアですね』

クレシアが微笑みながら言う

『女性陣に負ける騎士団長は見たくないのーー』

前国王が笑いながら言うと、騎士団長が黙り込んでいる

(イジラれるのはなれたが・・・どんどん規模が大きくなっている)

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