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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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ウォーレル救出

マルス達は魔法練習場に戻り、リリシャ達に追撃に向かう事を伝え、マルス達はシルフィード号に向かう

『あ! そうだ! あの魔道具使うか?』

マルスが笑みを浮かべると、宝物庫に向かい、杖と指輪を持ってくる


シルフィード号が飛び立ち、馬車に追い付くと、マルスにキリシアが抱きついて飛び降りると、エミールが後を追って飛んでくる

『アースコントロール』

マルスが道に岩の壁を作ると、馬車は慌てて止まる

『何者だ!!』

御者が慌てて叫び、武器に手を掛けている

『ウォーレル帰してね』

キリシアが笑みを浮かべて言いながら馬車に近付く

『貴様!! 何者だ!!』

御者が怒鳴ると、馬車から数人の男達が飛び出してくる

『・・・・・・ファイヤーアロー!!!』

男達が杖を構え魔法を放つと、キリシアは、闘気をまとった槍を振り、炎の矢を斬り爆発する。キリシアは、一気に接近して、男達を容赦無くなぎ払っていく


『化物!!』

侍女が怯えた声で言うと、ウォーレルにナイフを向ける

『このジジイの命無いぞ!! 武器を捨てろ』

侍女が大声で言う

『それで? 後ろ見てから言ったら』

キリシアが侍女を見て言う

『は? えーーー! 何故!!』

侍女が振り返ると、マルスが見下している

『パンシー』

『ポイズン』

マルスが魔法を使うと、侍女がナイフを落として、苦悶の表情を浮かべながら倒れる

『スリープリカバー』

マルスがウォーレルに魔法を使う

『あれ? 起きない』

マルスが呟く

『主様・・・薬で眠らされているぞ』

シリウスが呆れている

『あ!! リカバリー』

マルスが魔法を使うと、ウォーレルとウォーレルの弟子が目を覚ます


『ここは・・・何が』

ウォーレルがマルスを見てから、周囲を見て苦笑いしている

『誘拐されたよ』

マルスが笑顔で言うと、縄をマルスが切っている

『面目有りません・・・油断してました』

ウォーレルがエミールから事情を聞いて苦笑いしている

『じゃあ聞き出すかな?』

マルスが笑みを浮かべて言うと、豪華な服を着た男に指輪と杖を使い、目を覚まさせる


『ここは・・・』

男がボーとしながら呟く

『報告をしなさい』

マルスが笑みを浮かべて言う

『主様・・・魔法使い共の移送はすぐに済みます・・・もう少し魔導兵の復活も早まるでしょう・・・』

男が次々と話していると、エミールがメモを取っている

『証拠はどこに有るかな?』

マルスが聞くと、馬車から証拠を見付け、支部やアジトの場所を全部聞き出す

『他に任務は?』

『ウォーゼミラト様の一族の始末は完了してます。この国にもう用は有りません・・・』

『ウォーゼミラト?』

『去ったとは言え、教主の一族・・・我らの世界征服、止められる者はいません・・・』

男が笑みを浮かべている


マルスは、男達の身分等も確認してから、マルスは男二人に杖を使い、記憶を封印している。男達を馬車の近くに投げ飛ばしてから、残りの男達のお仕置きを始める

『支部長・・・今なら逃げれます』

男が豪華な服の男に言う

『何者だ・・・秘密は守らなくては』

豪華な服を着た男が呟き、男に支えられながら、馬に乗り、馬車を切り離して走っていく


『マルス師匠、逃がすなんて』

エミールが呟く

『情報は聞き出したからね・・・逃げる協力者全員捕えよう』

マルスが笑みを浮かべて言う

『マルス、怖いよ! 優しいマルスに戻りなさい!』

キリシアが笑いながら言う

『証拠と証人は十分だからね! キリシア、売られた喧嘩は?』

『叩き潰す!!』

キリシアが笑顔で言うと、エミールが笑っている


アーセルと騎士達が馬に乗り走ってくる

『マルス様!! 賊は捕えたのですか?』

アーセルがマルス達とウォーレルを見て聞く

『こいつらね。協力者の証拠も集めたから、支部長は逃がしておいた』

マルスが笑いながら言う

『は? 首謀者を逃がしたのですか!!』

アーセルが驚いている

『エリゼトスの町から船で逃げるけど、捕まえられるかな? 王国の実力が解るね』

マルスがイタズラぽく言う

『すぐに手配します』

アーセルが言うと、騎士が慌てて戻っていく

(何か仕掛けたのですか? マルス様がわざと逃がすなんて・・・)

『支部と協力者徹底的に捕えてね・・・ウォーレル、今回は働いて貰うからね』

マルスが笑顔で言う

『はい、マルス様、挽回のチャンスを頂き、感謝します。必ず役にたちます』

ウォーレルが頭を下げて言う

『魔法結社ダークブラドーゼンの野望砕いてやる』

マルスが笑顔で言う

『マルス!! 魔法学院の卒業式まで遠出禁止!!』

キリシアが笑いながら言う

『はい! 禁止です』

エミールも笑いながら言う

『アーセル、卒業式までに魔法結社ダークブラドーゼンの国内の支部とアジト潰してきてね』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、畏まりました』

アーセルが頭を下げながら言う


マルス達は迎えの馬車を待って、王都に戻っていく

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