クレシアとヘルト
騎士学院を出て、屋敷に帰る
『マルス様、お帰りなさい』
ケーレスが笑顔で言う
『何か有ったのかな?』
マルスが馬車を見て聞く
『クレシア様が厨房を占領中です』
ケーレスが笑顔で言う
『クレシア、遊びに来ていたのか・・・』
ヘルトが呟く
『久し振りだね』
マルスが笑顔で言うと、屋敷に入っていく
『マルス様、お帰りなさい』
クレシアが厨房から顔を出して言う
『クレシア、大丈夫なのか?』
ヘルトがクレシアを見て言う
『ヘルト、居たのですね。リリシャ様、今焼き菓子が出来ますので、座っていてください』
クレシアが笑顔で言うと、厨房に姿を消す
『ヘルト御兄様、無視されてますね』
メトリシアが笑顔で言う
『え! それは・・・子供が出来たのを解らず・・・御母様にも怒られた』
ヘルトが苦笑いしている
『来年生まれると言われたのに、解らない方が悪いです!!』
メトリシアが笑いながら言う
『全員知っていて、言ったら笑われた・・・遅すぎると、お父様に言われ、お祖父様には注意不足だと言われた・・・アリシアには、鈍感ヘルトと言われている』
ヘルトが落ち込みながら言う
『あのまま気が付かなかったら、晩御飯無しにする所でしたね』
クレシアが微笑みながら言うと、テーブルに焼き菓子を置いている
『それが1番効きます』
メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑い始める
『クレシア様、リリシャが魔法のランプを1000個作ってきてくれました。貸出商会に運んだ方が良いですか?』
マルスが笑顔で聞く
『全部すぐに貸し出しますね』
クレシアが微笑みながら言う
『メリアにも、貸出し商会に納品を手伝って貰いますね』
マルスも微笑みながら言う
『はい、メリアも喜びますね。2人の奴隷に補佐させるのは、良いことだと思います。』
クレシアが微笑んでいる
『これで卒業生達の賃金も賄えるね』
マルスが笑顔で言う
『数が増えて、魔力補充要員を増やさないと、難しくなりますね』
クレシアが微笑みながら言う
『契約する魔力補充係増やさないと無理かな? 』
マルスが考え込んでいる
『魔法師団の使えない者達を貸し出す!!今年の卒業生だけで、足りるからな!!』
ヘルトが笑顔で言う
『そうですね。小遣い稼ぎさせましょうね』
クレシアが微笑みながら言う
『クレシア御姉様!! 勉強終わりました』
クリスが笑顔で入ってくる
『クリス、座って食べてくださいね』
クレシアが微笑みながら言うと、クリスとレティナとイリアとシーリスとリリアとミーレスが座り、しゃべり始める。クレシアが焼き菓子をテーブルに置くと、仲良く食べている
『仲の良い友達がいると、甘えて来ないのですね』
クレシアが嬉しそうに微笑んでいる
『来年からは、ミーレスとリリアが一緒だから、クリス様に守って貰わないとね』
マルスが微笑みながら言う
『ふふふ、良い友達ですね・・・元王女と将来の公爵です。貴族の子息や子女が付きまとわれるのは、心配になります』
クレシアが微笑みながら言う
『エリカとレイナール様がブロックしてくれます。それに各国から来る留学生も仲良くしてくれます』
マルスが笑顔で言う
『社交性が出来れば良いのですが・・・』
クレシアが呟き、クリス達を見ている
『あ! レセナ様をオテリオス王国に連れていこうか?』
マルスが思い出したように言う
『良いですね・・・御母様に話しておきますね』
クレシアが微笑みながら言う
『マルスは、卒業まで遊びに行くの禁止です』
キリシアがマルスを見て言う
『マルスが行ったら、必ずトラブルを見付けますね』
リリシャが微笑みながら言う
『その通りですね、マルス様が卒業したら連れて行ってあげてくださいね』
クレシアが微笑みながら言う
『先にキャス号の改修して、レセナ様には試し飛行に付き合って貰おう』
マルスが笑顔で言う
『良いですね』
クレシアが微笑みながら言う
『そうだ!! 久しぶりに温泉に行く?』
マルスが笑顔で聞く
『良いですね!! 久々に遊びに行きましょう』
リリシャが満面の笑顔で言う
『3年ぶりだね! みんなで行くよ』
キリシアが嬉しそうに言う
『キルエスに予約して貰おう』
マルスが笑顔で言うと、みんな嬉しそうにしている
『マルス様、大変です!! 魔法学院に賊が侵入して、学生を誘拐しようとしてます』
レスリアが入ってきて慌てて言う
『魔法学院に? 排除に向かうよ』
マルスが笑顔で言うと、みんな微笑みながら武器を取りに行く
『すぐに騎士団を向かわせる・・・ここに英雄騎士隊がいたか・・・もう出撃したのか?』
ヘルトが苦笑いして言う
『え! はい! 先程10人出て行きました。 ケニス様も同行してます』
レスリアが慌てて言う
『可哀想に・・・先に終わったら、お仕置きしか無くなるな・・・』
ヘルトが呟く
『後始末に向かうようですね』
クレシアが微笑みながら言う
『行くだけ無駄だな・・・』
ヘルトが言うと、クレシアが微笑んでいる
 




