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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第18章 魔法結社と魔法学院卒業
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魔法薬作成

大賢者研究会の研究室に入ると、それぞれ、時間を過ごしている

『マルス師匠、もう少しでここもお別れですね』

メトリシアが微笑みながら聞く

『そうだね、掃除もしないといけないかな?』

マルスが呟く

『掃除ですか? いつもしてますけど』

ミリアとルキアが言う

『私物を屋敷に持って帰ろう』

『え! はい! マルス師匠』

ミリアが笑顔で言うと、マルス達は地下室に向かう


『あ!! マルス師匠、魔法薬が沢山貯まってます』

ミリアが箱を開けて言う

『この頃買取りもしてないからね・・・薬草持ってきて貰う?』

マルスが笑顔で聞く

『みんなで作りましょう』

メトリシアが嬉しそうに言う

『道具屋に向かうよ』

マルスが笑顔で言うと、研究室を出て道具屋に向かう


道具屋に到着する

『マルス様、今日は何か必要な物でも?』

道具屋がマルスを見て笑顔で聞く

『大賢者研究会の方に薬草を送って持ってきて欲しいのと、地下室に貯まっている魔法薬を買い取って欲しい』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました、すぐに持っていきますが・・・上級薬用の薬草にしますか?』

道具屋が考えて聞く

『はい!! たまには沢山作ります!!』

メトリシアが嬉しそうに言う

『すぐに用意します』

道具屋が嬉しそうに言う

『魔法薬足らなかったの?』

『え! 上級薬は、滅多に手に入らないので、いくらでも欲しいです。 それに北の国々から上級薬を買いたいと依頼が入ってます』

道具屋が笑顔で言う

『北の国々から・・・面倒事になるのかな?』

マルスが呟くと、みんなマルスを見ている

(マルス師匠が言うなら、きっと・・・巻き込まれます)


翌日、道具屋が大賢者研究会の研究室に薬草を持ってくる

『マルス様、こちらが薬草です』

道具屋が馬車の荷台を見せると、メトリシアとミリアが確認をしている

『マルス師匠、すぐに作り始めます』

メトリシアが嬉しそうに言うと、次々と浮かしている

『魔法薬持ってくるから、待っていてね』

マルスが笑顔で言うと、エミールが魔法薬の箱を浮かして持ってくる


『これは・・・万能回復薬にエクサポーションにエクサマジックポーション・・・身体強化薬に体質強化薬まで・・・』

道具屋が真剣に鑑定して、考え込んでいる


『マルス様、手持ちが足りません・・・見た事の無い魔法薬も有りますが・・・』

道具屋が苦笑いしている

『これは、エルミーナのポーションと言われる、魔法薬ですね』

マルスが笑顔で言うと、説明している

『エルミーナのポーション・・・数千年前にエクサリーの代わりにしたと言う・・・既に伝説化されているポーションなんて・・・国宝級ですが』

道具屋が苦笑いしている

『どのぐらい有ったかな?』

マルスがエミールを見ている

『この箱です』

エミールが箱を開けると、魔法薬が並んでいる

『えーと、これを買い取るには、国王陛下の許可が必要になります』

道具屋が苦笑いしている

『そうなの?』

『あ!! マルス師匠、献上してません』

エミールが思い出して言う

『献上? 必要なの?』

マルスが不思議そうに聞く

『面倒ですから、受取に来て貰いましょう』

エミールが笑顔で言う

『メトリシア、この魔法薬をヘルトに渡してきて』

マルスがメトリシアに言う

『えーーーー!! 面倒です!! 何故ですか?』

メトリシアですが嫌そうに言う

『献上が必要って言うから』

『作成したの私だから必要ないです!!』

メトリシアが嫌そうに言う

『それもそうだよね』

マルスが考えて道具屋を見る

『え! あ!! メトリシア王女様・・・』

道具屋が苦笑いしている

『面倒だから、持って帰って国王陛下に献上しておいてください』

マルスが考えてから言う

『あ!! マルス師匠が押し付けました!! 説明も面倒だから、任せます』

メトリシアが笑いながら言う

『じゃあそう言う事で!!』

マルスが笑顔で言う

『仕方無いです・・・マルス様が言われるなら、献上してきます』

道具屋が苦笑いして言うと、みんなで魔法薬を馬車に積み込んでいる


みんなで魔法薬を作り続けていると、扉を叩く音がしている

『何か聞こえませんか?』

ルキアがマルスを見て聞く

『何だろうね・・・用が無いから、ゆっくり作ろう』

マルスが笑顔で言う

『そうですね、急ぎの用なら、アリシア様が呼びに来ますね』

ルキアが笑顔で言うと、魔法薬の鍋に魔力を送っている


『マルス様、ヘルトが用が有るそうですわ』

アリシアが笑顔で入ってくると、ヘルトが疲れたように入ってくる

『何か用かな?』

マルスが魔法薬を作りながら聞く

『暫く前から扉を叩いていたが、気が付かないのか?』

ヘルトが苦笑いしながら聞く

『扉の叩く音? 聞こえたかな?』

マルスが笑顔で言うと、みんなヘルトを見ている

『そうか・・・魔法薬の献上品が有ったが、作ったのはメトリシアなのか?』

ヘルトが考えながら説明している

『それなら、ここに有ります』

メトリシアが冷やしている液体を見て言う

『は? ・・・仕方無いか・・・あの魔法薬は、王家で買い取る』

ヘルトが真剣に言う

『面倒だから、好きにしてください』

メトリシアが微笑みながら言う

『今作っているのは、どんな魔法薬なのか?』

『万能回復薬と、高位毒消し薬です』

メトリシアが笑顔でミリアを見ている

『そうか・・・瓶に詰めたら、言ってくれ、買い取るから』

『面倒なので、後で勝手に持っていってください』

メトリシアが興味無さそうに言う

『勝手に・・・作るのが好きなのか・・・』

ヘルトががっかりしている

『それだけですか? 用が無いなら帰ってください!! 研究の邪魔です』

メトリシアがヘルトに言う

『そうか・・・これは追い出されるのか?』

ヘルトが苦笑いして言うと、みんな笑い始める

『誰でも大賢者研究会に用が無いなら、帰ってください』

メトリシアが笑いながら言う

『何の為に来たんだ・・・献上も勝手にしてか』

ヘルトががっかりしながら言うと、帰っていく

『ヘルトも可哀想ですわ・・・折角使いに来ても、帰れって言われるなんて・・・誰かに使いを任せれば良いですわ』

アリシアがヘルトの後ろ姿を見て言う

『来るなら、屋敷に来て欲しいですね』

メトリシアが笑顔で言うと、次の魔法薬の作成準備をしている


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