リベリアで建築
5日後、建物が完成すると、魔道具を取り付けている
『マルス、あっちの建屋に魔道具取り付けないの?』
リリシャが建物を見て聞く
『あっちは、多くの人が出入りするから、魔道具取り付けると面倒になるからね』
マルスが建物を見ながら言う
『あの建物は?』
リリシャが入口の脇の大きな建物を見ている
『書庫は、明るい方が良いから、ランプと入口の鍵は取り付けるよ』
マルスが笑顔で言うと、リリシャが準備を始める
『マルス師匠、1階の凹凸は鍛練になります』
ヒストリアが笑顔で言う
『凹凸か・・・基礎鍛練場にしようか?』
マルスが考えながら言う
『え! 基礎鍛練場? はい!良いです』
『2階の鍛練場の広さは良かったかな?』
マルスがヒストリアを見て聞く
『はい! 非常に使い易かったです』
ヒストリアが満面の笑顔で言う
『3階の部屋の広さはどうだったかな?』
『使い易いと思います』
ヒストリアが笑顔で言う
『厨房はアニーに任せておけば良いかな?』
マルスが厨房の建物を見ている
『マルス師匠、行きますか?』
エミールが微笑みながら聞く
『そうだね! 早く作ろう』
マルスが笑顔で言うと、みんな集まり、工房の土地に向かい、準備を始めている
4日後、建物が完成する
『マルス師匠、完成ですか?』
エミールが全体の確認して戻ってくる
『備え付けの魔道具以外は必要ないからね』
マルスが笑顔で言う
『ギレリムさん怒るかな?』
エミールが少し心配そうに聞く
『怒るかも知れないけど、あそこから見ているよ』
マルスが笑顔で入口を見ている
『あ! 本当です』
エミールが微笑みながら言うと、ギレリムが入口から覗いている
『ギレリム、何か用かな?』
マルスが笑顔で聞く
『マルス、ここは何だ?』
ギレリムがマルスを見て聞く
『ドワーフの人達の工房だよ』
マルスが笑顔で言う
『え!! ドワーフの工房!! もしかして、仕事が減るのか?』
ギレリムが苦笑いする
『減らないけど・・・ライバルが1人いるよ』
マルスが笑顔で言うと、エミールが説明をしている
『ランドレールだと!! どのぐらい通用するか、勝負だ!!』
ギレリムが笑顔で言う
『ギレリムさん嬉しそうです』
エミールが微笑みながら見ている
『ギレリム、仲良くしてね・・・この建屋の厨房は、カセテイさんにも使ってもらってね』
マルスが笑顔で言う
『良いのか? カセテイも喜ぶだろう』
ギレリムが建物を見ながら言う
『素材庫にキリシア達が鉱石を置いていくと思うから、使うようにしてよ』
『任せろ!! 沢山作ってやる』
ギレリムが笑顔で言うと、リリシャ達が集まってくる
『何か欲しい物は有りますか?』
リリシャが微笑みながら聞く
『何を作るか決めてくれ!!』
ギレリムが笑顔で聞く
『王都の魔法のランプを1000個ぐらい作ってくださいね』
リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い出す
『任せろ!! 鉱石も毎日山積みにしている、キリシアがいるからな!!』
ギレリムが笑いながら言う
『警備隊の防具は、どこまで作ったかな?』
マルスがリリシャに聞く
『あの10着だけです』
リリシャが笑顔で言う
『ギレリム、残り早く作ってね』
マルスが笑顔で言う
『わかった!! 全力で作るぞ!!』
ギレリムが嬉しそうに言うと、みんな微笑みながらギレリムを見ている
フローネ達がやってくる
『手加減したのですね』
フローネが微笑みながら言う
『工房だからね』
マルスが笑顔で言う
『あの建物は・・・』
フローネが煙筒の有る建物を見て聞く
『ランドレールの鍛冶場にするよ、ギレリムも使いたかったら、ランドレールと仲良くしてね』
マルスがギレリムを見て言う
『わかった!!』
ギレリムが笑いながら言うと、鍛冶場に入っていく
『ギレリム、気になるのですね』
フローネがギレリムの後ろ姿を見ている
『ギレリムさん怒ってないです・・・よかった』
エミールが笑顔で言う
『仕事を依頼すれば良いだけですよ』
フローネが微笑みながら言う
『早く魔法のランプ1000個完成して貰いましょう』
リリシャが微笑みながら言う
『は? 1000個!! ギレリム大丈夫かしら』
フローネが頭に手を当てている
『警備隊の装備品の残りも全部早く作って欲しい』
マルスが笑顔で言う
『は!! マルス!! ギレリムの寝る時間を全部取るつもりですか!!』
フローネが驚いて叫び、心配そうにしている
(手加減と言う言葉を教えないと!! ギレリム、倒れないでくださいね・・・)
『マルス、そろそろ帰りますか?』
リリシャが微笑みながら聞く
『そうだね・・・アーメルドに迎えに行った方が良いのかな?』
マルスが考えながら言う
『マルスが帰ったら、連れてきます。マルスは魔法学院楽しんでね』
リリシャが微笑みながら言う
『ドワーフ達連れてこないと・・・』
『シルフィード号で後で迎えに行きますよ』
リリシャが微笑みながら言う
『魔法学院・・・後数ヶ月みんなを鍛えるか・・・』
マルスが考え込んでいると、エミールが見ている
『マルス師匠、何をしても良いですけど、手伝います。 マルス師匠なので何をしても、忙しくなります』
エミールが微笑みながら言う
『マルス、本当に世界一忙しいですからね』
リリシャがマルスを見て言う
『はい! マルス師匠だからです!!』
エミールがリリシャを見て言うと、リリシャが笑い出す
翌朝、マルスとエミールもミリアとメトリシアケニスとヒストリアとエリスナとエレーヌは、ベアーズ号に乗り込み始める
『マルス、ゆっくり魔法学院楽しみなさいね』
リリシャが微笑みながら言う
『マルス!! 卒業まで飛び回るのは、禁止だからね!!』
キリシアが笑顔で言う
『何か起きなかったら、なるべく王都に居るようにするよ・・・迷宮探索楽しもうかな?』
マルスが笑顔で言う
『マルス!! 迷宮探索は、一緒に行くよ!!』
キリシアが笑顔で言う
『時々王都に遊びに行きましょうね』
リリシャが微笑みながら言うと、みんなキリシアを見ている
『あ! ヘルゼレスの迷宮探索もしたいかな?』
マルスが笑みを浮かべている
『マルスは卒業までゆっくりしなさい!! 国外の迷宮は禁止です』
リリシャがマルスを見て言う
『え! 魔光石今度取りに行こう』
マルスが笑顔で言う
『卒業したら、みんな連れて遊びに行きましょうね』
リリシャが少し嬉しそうに言う
『ん? リリシャ嬉しそう』
キリシアがリリシャの横顔を見て言う
『キリシアも嬉しそうですよ』
リリシャがキリシアを見て言う
『弟と遊べるのは、良いこと!!』
キリシアが嬉しそうに笑っている
『マルスと一緒は楽しいですからね』
リリシャが微笑みながら言う
『卒業したら、補充に行こう』
マルスが約束すると、ベアーズ号に乗り込み、リリシャとキリシア達がベアーズ号を見送っている
『何日後、飛び出すのかな?』
キリシアが呟く
『マルスだから、1月ですか? 今の内にみんなを鍛えましょう』
リリシャはベアーズ号が見えなくなると、歩き始めて言う
『鉱石沢山取りに行くよ』
キリシアが笑顔で言いながら、歩き始める




