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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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土地購入

翌朝、セクラとルーセントとサーシャリアは、町中を見て回ってから発着場に向かう

『マルス様、まだ一緒に居たいですが・・・帰らないといけないので、帰ります』

セクラが別れを惜しんでいる

『英雄様、今回の訪問で良く解った!! マルス様が凄い魔法使いで、あの建物がどれだけ凄い建物か』

エクラーゼがマルスを見据えて言う

『あの建物は、強化してないから、そんなに強度は無いよ』

マルスが笑顔で言う

『は? どのぐらいの強度なのか?』

『キリシアの一撃でギリギリ穴が空かないぐらいかな?』

マルスがキリシアを見て言う

『面倒だから、やらないよ』

キリシアが考えてから言う

『なるほど・・・穴は空けられるのか・・・』

エクラーゼが呟くと、セクラが考えている

『キリシア様の一撃と言うことは、オルセント号に加えた一撃ですか?』

セクラが考えながら聞く

『そうだよ!!』

マルスが笑顔で言う

『ほぼ不可能ですよね?』

セクラがマルスを見ている

『紋章魔法をまず壊せば、壊せるよ』

マルスが笑顔で言う

『は? それは壊せないのか?』

エクラーゼが考えながら聞く

『挑戦してください』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠の壊せるものなら、壊してみろです!! 挑戦してください』

メトリシアが嬉しそうに言う

『壊せないから、やらないよ!!』

キリシアが大声で言うと、みんな微笑んでいる

『これがマルス様の恐ろしさか・・・』

エクラーゼが苦笑いしている

(ヘルト王太子様が言っていた、壊せるものなら壊してみろか・・・壊したらもっと強力に直すのか・・・やるだけ無駄なのか?)


オルセント号が上昇を始め、東に向かって飛んでいくのをマルス達が見送っている

『これで、一段落かな?』

キリシアがオルセント号を見ながら言う

『そうですね・・・マルスが忙しすぎます。 急にオルセントに飛んで行って、帰ってきたら、あちこち飛び回ってましたね』

リリシャがマルスを見て、微笑みながら言う

『いつもの事かな?』

マルスが笑顔で言う

『マルス、少しは魔法学院を楽しみなさいね』

リリシャがマルスを見て言う

『結構楽しんでいるよ! 生徒達も普通の魔法使いになったよ!』

『マルス師匠、魔法学院に通ってないですよね?』

エミールがマルスを見て言う

『今年はほとんど研究室に行ってないかな?』

マルスが考え始める

『マルス!! 国を救い過ぎ!! ちゃんと学生しなさい!!』

キリシアが笑顔で言う

『仕方無いから、建物作らないで帰ろうかな?』

『え!! それはダメです!! 建物を一緒に作りますよ』

リリシャが慌てて言う

『早速作り始めよう』

マルスが笑顔で言う

『仕方無いなーー早く作って、アーメルドから呼び寄せるよ』

キリシアが笑顔で言うと、歩き始める

『キリシア、嬉しそうに・・・弟子が増えすぎになりますよ』

リリシャが嬉しそうに、キリシアの後を歩いていく

『全員性根を叩き潰す!!』

キリシアが笑顔で言う

『叩き潰さないでね! 叩き直すでしょ』

リリシャが笑いながら言うと、みんな笑っている


マルス達が、土地に歩いていくと、馬車が止まっている

『キリシアさん、そろそろ来ると思ってました。 新しい土地の件ですが、良い土地の交渉が出来ましたので、確認をお願いします』

シュルトが笑顔で言う

『え! 本当に! マルス、見に行くよ』

キリシアが嬉しそうに言う

『ドワーフ達の住む場所も必要だからね』

マルスが笑顔で言う

『一気に両方作りましょう』

リリシャが嬉しそうに言うと、シュルトと一緒に土地を見に行く


歩いて行くと、ギレリムの鍛冶屋の隣まで到着する

『ギレリムさんの隣から、あの角まで買い取り可能です。』

シュルトが笑顔で言う

『ギレリムの店の隣から・・・ギレリム怒るかな?』

マルスが呟く

『いくら!!』

キリシアが笑顔で言うと、みんなキリシアを見ている

『全部で金貨4000枚になります』

シュルトが笑顔で答える

『わかった!! 明日から稼いでくる』

キリシアが満面の笑顔で言うと、マルスが笑みを浮かべながら考えている

『キリシア、決定ですか?』

リリシャが少し驚きながら聞く

『良い土地だよね!! ドワーフ達の工房作ろう!』

キリシアが笑顔で言う

『大き過ぎないですか?』

リリシャが少し考えながら言う

『マルスは、もう決めているよ』

キリシアが笑いながらマルスを見ている

『あ!! マルス師匠の悪巧みしている顔です!!』

メトリシアがマルスを見て声をあげる

『え! 角に店にして、その建屋に居住する部屋と、こっち側は、1階を工房にして、上の階は、革工房と彫金工房で、3階は素材庫・・・奥側に鍛冶場を作って・・・倉庫も・・・・』

マルスが笑顔で話している

『決定してますね・・・大き過ぎないですか?』

リリシャが考えながら聞く

『え! 魔法学院卒業生の6人にも住んで貰おうかな?』

マルスが笑顔で言う

『決定!! 資金準備するよ』

キリシアが笑顔で言う

『資金の方ですが、ミドルさんから、全部払うと言ってました。 使って欲しいそうです』

シュルトが苦笑いして言う

『え! 何故? そんなに有ったかな?』

キリシアが呟く

『ミドルに聞きに行こう』

マルスが笑顔で言う

『説明して貰いましょう』

リリシャが笑顔で言うと、歩いていく


商会に到着すると、ミドルを呼び出す

『え!! 何の用ですか!!』

ミドルが全員を見て、慌てて叫び、不安そうにしている

(何かしたのか? マルスがいる!! 何かとんでもない事を考えているのか? 怖いーーーー!!!)

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