表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
890/1407

セクラのリベリア訪問 後編

セクラとルーセントとエクラーゼをメトリシアとリシリアが案内して戻ってくる

『マルス様凄い屋敷です!! 王城よりも凄い屋敷です!! ここに住みたいと思いました』

セクラが興奮気味に言う

『そうですか? 』

マルスが笑顔で言う

『マルス様、本当に住みやすそうな屋敷です!!』

『そう言って貰えると、嬉しいです。みんなで作った力作ですから』

マルスが笑顔で言うと、ルーセントが頭を抱えている。エクラーゼは壁などを真剣に見ている


『ルーセント、落ち着きましたか?』

フローネが少し心配そうに言う

『師匠・・・マルスの恐ろしさが良く解ります。 魔力補充も大変そうに思います』

ルーセントが考えながら言う

『魔力補充・・・そうですね、ほとんどしてないですね・・・マルスの作った最新の屋敷ですから』

『は? 何故!! 魔力はどうしているのですか!! 魔導炉ですか!!』

ルーセントが驚いて叫ぶ

『それよりも恐ろしいですね・・・魔法珠を使った魔力供給装置を作りましたね』

フローネが微笑みながら言う

『魔法珠? 何ですか!!』

『マルスが作った、魔導炉より前の魔道具です。 マルスにしか解りません! マルスだからです』

『マルスだから・・・』

ルーセントが頭を抱えている。日が暮れ始め、ライトを付けると、ライトを呆然と見ている


庭にテーブルを並べて、食事の準備が終わると、みんな集まって食事を始める

『マルス様、あの子供は?』

セクラがライオを見ながら聞く

『弟のライオだよ』

マルスが笑顔で言うと、セクラがライオを見つめている

『マルス様の弟・・・』

『抱っこさせて貰う?』

マルスが微笑みながら言うと、ライオを抱っこして連れてくる

『可愛い・・・』

セクラが顔を覗き込んでいると、セクラがライオを抱っこして、嬉しそうに微笑んでいる

(セクラ御姉様と呼んでね)


『お邪魔させて貰うぞ』

ウイントレスとウルストとイーレシアがやってくる

『何の用ですか?』

クリスが嫌そうに言う

『オルセント王国のセクラ王女様が来訪なのに、挨拶をしなかったら、恥だ!!』

ウイントレスが真剣に言うと、ライオが泣き始める

『あ!! えーと、泣かないでね・・・どうしたら』

セクラが慌てている

『ライオ大丈夫だよ。こっちに来なさい』

レティナが言うと、セクラに代わって抱っこして、あやし始める

『お父様!! ライオちゃんを泣かした責任取ってください!! 大声をあげないで下さい!! 追い出しますよ!!』

クリスがウイントレスに言うと、イーレシアが驚いている

『え! すまない・・・』

ウイントレスが苦笑いしていると、みんな笑い出す

『ウイントレス、声は小さめに・・・ウイントレスもクリスちゃんに文句言えませんね』

フローネが微笑みながら言う

『それは・・・育て方を間違えたと思っている』

ウイントレスが苦笑いしている

『いつまでも立ってないで、座って下さいね』

リリシャが微笑みながら言う

『来たなら、座って黙って食べなさい』

キリシアが笑いながら言う


『え! あなた!!』

キスカがオリバンを揺すっている

『あ! 気絶した・・・』

マルスが呟くと、レビテーションで浮かせて、部屋に連れていくと、キスカとレティナが心配そうについてくる

『何故でしょう?』

セクラがマルスの後ろ姿を見ている

『セクラ様、マルス師匠のお父様は、農民でしたので、貴族に弱いです。多分セクラ様とウイントレス様が現れて、気絶したと思います。』

メトリシアが笑顔で言う

『え! 大丈夫なのですか?』

セクラが心配そうに言う

『いつもの事ですけど、ここでは、身分を言わないようにしてくださいね! ウイントレス様!!』

メトリシアがウイントレスに言う

『お父様は、オリバンさんの事を考えて、発言してください!!』

クリスが睨みながら言う

『また、叱られた・・・』

ウイントレスが苦笑いしている

『クリス! いくら本当の事でもそんな言い方は良くないぞ!!』

ウルストが慌てて言う

『ウルスト御兄様も、セクラ様とルーセント様に挨拶をしてないですよね?』

クリスが睨みながら言う

『え! そそそそそれは・・・』

ウルストが苦笑いすると、みんなが笑い出す

『クリスちゃんに言われる前に、ウルストも先に挨拶しましょうね』

イーレシアが微笑みながら言う


部屋にオリバンを降して寝かせる

『あなた・・・毎回倒れたら、迷惑ですね』

キスカが呟く

『ウイントレスが来なければ、倒れなかったのに』

マルスが呟く

『マルス、セクラ様は、何故訪ねてきたのですか?』

キスカがマルスを見て聞く

『帰り道だから、リベリアを見たいと言ってました』

マルスが考えて言う

『それだけですか?』

キスカが心配そうに言う

『セクラ様は、お兄ちゃんの事が好きだから、遊びに来たんじゃないの?』

レティナが笑顔で言う

『え? セクラ様は、王女様なのに?』

『うん! 前に有った時もズーっと、お兄ちゃんを気にしていたよ!』

レティナが笑顔で言う

『マルス・・・余りとんでもない人と結婚しないで下さいね』

キスカが心配そうに言う

『え! 結婚はまだまだ先だよ』

マルスが慌てて言う

『リリシャさんと早く結婚しなさいね』

キスカが呆れて言う

『え! ・・・』

マルスが真っ赤になっている

『あ!! お兄ちゃんが照れてる・・・リリシャお姉ちゃんなのね!!』

レティナが笑顔で言う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] (゜ー゜)(。_。)ウンウン リリシャ、いいよね(//▽//)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ