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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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ジエルとメーレスの結婚式 中編

メーレスとジエルが入ってくると、ジエルが会場内を見て青ざめている

(え! 何故国王陛下が!! それに王妃様も・・・王族何人集まっているんだ!! クレシア様まで・・・何故エプロン姿なんだ)


『ジエルはメーレスを妻として、共に苦難に立ち向かい、共に喜びを分かち合う事を、偉大なる慈愛の女神アーメリア様に誓いますか?』

『共に死ぬ日まで愛し、どんな苦難が有っても共に歩む事を誓います』

ジエルが緊張しながら真剣に誓う


『メーレスは、ジエルを夫として、共に苦難に立ち向かい、共に喜びを分かち合う事を偉大なる慈愛の女神アーメリア様に誓いますか?』

『どんな苦難にも共に歩み、命尽きる日まで共に歩みます』

メーレスが真剣に誓う


『偉大なる慈愛の女神アーメリア様の祝福が、ジエルとメーレスにあらんことを!!』

神官が大声で言うと、神官が周囲を気にしている

(アーメリア様は現れないのか? 前回は現れたが・・・やはり、前回のは幻か?)


ジエルとメーレスが口付けをすると、みんなから祝福されている


クレシアが微笑みながら、祝いの食事が運んでくる

『クックックックレシア様、なななななな何故ーーーー?』

ジエルが信じられないように聞く

『趣味ですから。沢山食べてくださいね』

クレシアが微笑みながら言うと、トリエスト子爵の前にも料理を運んでいく

『あっあっありがとうございます・・・』

子爵が呆然としてから慌てて言う

(王太子妃様が!! 何故!! 御無礼があったら!!)

『沢山食べてくださいね』

クレシアが微笑みながら言うと、次々と料理を運んでくる。運び終わると、メーレスと話し始めている


『リリシャ・・・知らない人ばかりだが・・・少し紹介をして欲しい・・・御無礼が有ったらまずい』

クレセが少し震える声で言うと、リアクラナが後ろで見ている

『誰を紹介して欲しいのですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『まずは、偉い人・・・王族とか』

クレセが不安そうに聞く

『王族? どこの国の?』

『え! 全部の国の・・・何ヵ国かいるのか?』

『えーと、ヘルゼレス王国とリオンド・ベクラード王国とエレストリアクレイス王国とオルセント王国とウルシナ公国とラーゼリア王国とバゼルノアス王国ですけど』

リリシャが考えながら言うと、リアクラナが驚きの余り挙動不審になっている

『リリシャ、ガベラス王国が抜けていない?』

マルスが笑顔で言う

『あ!! そうでした! メリアとヒリアとリリアちゃんが抜けてましたね!』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ、全員知り合いなのか?』

クレセが真っ青になって聞く

『知り合いですよ・・・マルスの所為です』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ様、そちらの方は?』

セクラが微笑みながら聞く

『クレセ御兄様とリアクラナです』

『あ! そうでした、あの時お会いしてましたね』

セクラが思い出したように言う

『あの時・・・あ!! ジエル兄さんが決めた時に・・・』

クレセが思い出して言う

(あの時、オルセントと言っていたはず・・・)


『セクラ様、クレセ兄さんもリアクラナと結婚しました。結婚式の招待状送って来なかったですよ! 酷いですよね』

リリシャが笑顔で言う

『招待状もらって無いですね! 後でお祝いの品を贈らせます! 招待しないなんて、どうしてですか?』

セクラが笑顔でクレセを睨み聞く

『え! それは、リリシャに知らせたら、大変な事になりそうで・・・アリシア王女様が来訪して、大騒ぎになりました・・・親類縁者が、あの後から何故なのかうるさいです・・・地方の一領主の次男の結婚式に王族からの贈り物だけで、騒動になります』

クレセが苦笑いして言う

『アリシア様だけですか? 質素だったのですね! リリシャ様のご家族なら、10か国ぐらいの王族集まりそうですが・・・』

セクラが笑顔で言う

『は? 何故そんなに?』

クレセが慌てている

『リリシャ様の御兄様なら、リベリアの英雄様に外交したい国々は、必ず使者を出します。 今日も滞在中の王族全員が集まってます』

セクラが微笑みながら言う

『そんなに・・・何故?』

ジエルが驚いて目を見開いている

『え? 当たり前ですが・・・』

セクラが驚いている

『セクラ様、当たり前ですの! 国内でリベリアの英雄様の事は秘密ですわ! 横に居ても知らない人達は、称えませんの!! リベリアを救った英雄としか、知られてませんわ』

アリシアが笑顔で言う

『アリシア御姉様、本当に歯痒いです!! もっと称えたいです!!』

メーレシアが真剣な顔で言う

『称えたい・・・国の民全員に伝えたいです・・・偉大なる大英雄の逸話は、本当に沢山有ります』

サトメルが笑顔で言う

『沢山記録します!!』

レセナが満面の笑顔で言う

『え! 是非色々教えて欲しいです』

サーシャリアがレセナを見ている

『いつか皆さんで共有しましょうね』

レセナが満面の笑顔で言う

『はい!!! レセナ様』

サトメルとサーシャリアとメーレシアが大きな声で言い、笑い始めると、クレセが落ち着かないように、キョロキョロしている

(いったいこの人達は、何者だろうか? レセナ王女様は解るが・・・セクラ様は、オルセント王国の王女様なのか? アリシア様が普通に話しているが、無礼をしそうで不安しか無い・・・)



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