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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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馬車作り

工房に入ると、リリシャ達がポーションを作っている

『マルス、リーネちゃんの杖、出来ましたか?』

リリシャがポーションを瓶に詰めながら聞く

『できたけど、リーベル様が驚かなかったから、つまらなかったよ』

『え! リーベル様が驚かなかったの?』

リリシャが驚いていると、クレスタが説明をしている


『リーベル様も驚いてくれないと、つまらないですね・・・マルス、次はどうするの?』

リリシャが微笑みながら聞く

『馬車作ってなかったから、作るよ』

マルスが笑顔で言う

『手伝いますね・・・リアクラナが喜ぶ馬車にしますね』

リリシャが嬉しそうに言うと、エミール達が微笑んでいる


マルスが木材屑をマテリアルコンバージョンで魔力が通るようにすると、クレーションを使い、次々とパーツに別けていくと、魔鉄にクレーションで軸受を作り始める


魔石を埋め込むと、次々と付与魔法を使い、構造強化や魔法防御や衝撃吸収を書き込みをしている

『マルス、いつもより構造を複雑にしてないかな?』

リリシャが考えながら聞く

『オルセントの構造を参考にして、構造を変えているよ』

マルスが笑顔で説明を始める


『マルス、良いですね!! ふふふ、リアクラナ驚いて欲しい!!』

リリシャが満面の笑顔で言うと、マルスは次々と紋様魔法と紋章魔法を書き込んでいる


『リリシャ、紋章作って付けておいてね』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが魔金と魔銀で紋章を作り、馬車に取り付け、紋章魔法と紋様魔法を使いコーティングしている


マルスは、内装をアニーと話しながら、座席と後方に、小型窯と鍋と水差しを作っている

『これで良いです。簡易ですが、使いやすいですね』

アニーがパンとパイを焼きながら言う

『それなら良かった』

マルスが笑顔で言うと、外に出る

『あ! 見付かってしまいました』

エミールが笑顔で屋根に何かを取り付けている

『何していたの?』

『彫刻風に装飾していました』

エミールが笑顔で言うと、紋様を付けている

『最後にガラスでコーティングかな? エミール、座席もお願いね』

マルスが考えて、ガラスを取りに向かう


マルスが小型のシャンデリアを浮かせて戻ってくる

『マルス、良いですね』

リリシャが笑顔で言うと、天井に取り付け始める

『マルスそれは?』

マルスが壁に板を取り付けているのを、リリシャが不思議そうに見ている

『これは、簡易テーブルだよ』

マルスが組み立てると、強度を確認している

『必要な時に出せるのは良いですね・・・クレセ兄さん驚きなさい』

リリシャが笑顔で言うと、マルスが紋様魔法と紋章魔法で強化をしている


マルスがモデリングで馬具を作成し始めると、エミールが装飾をしている

『マルス、2日で完成させるなんて、早いですね』

リリシャが嬉しそうに見ながら呟く

『メトリシアが後で、叫びそう・・・私が出掛けている間に完成なんて!! って』

エミールが笑いながら言う

『マルスが作り始めたら、出掛ける方が悪いですね』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスを見ている

『これで試しに町中を走らせるかな?』

マルスが笑顔で言うと、レビテーションで浮かせて、納屋に持っていき、リリシャとエミールが微笑みながら見ている


『なんだ? 馬車か?』

ドワーフが不思議そうに見ている

『完成したから、試し乗車するよ』

マルスが笑顔で言う

『は? まさか向こうで作っていたのは、この馬車か? 早すぎる!!』

ドワーフが少し驚きながら言うと、車輪を真剣に見ている

『このぐらい簡単だからね』

マルスが笑顔で言う

『この車輪繋ぎ目が無いぞ、! どうして作れる? それも年輪も無い!!』

家具職人のドワーフが大声をあげる

『魔法で作ったからね』

マルスが笑顔で言うと、ドワーフが馬車を真剣に見ている

『こんな馬車あり得ない・・・職人要らないのか? 馬車は壊せるのか?・・・』

ドワーフの家具職人が、泣きそうになりながら呟く

『いつかは壊せるよ! 壊すつもりで、攻撃してね』

マルスが笑顔で言うと、ドワーフ達が驚いている

『早く壊してくださいね!! 壊せるなら!!』

リリシャが嬉しそうに言うと、ドワーフ達が叩いたり、道具で削ろうとしている


『傷1つ付かない・・・何でだ!!』

ドワーフが大声で言う

『構造強化や魔法防御等、色々付加されているから、簡単に壊せないけど、壊し方見付けてくれたら、更に強化するから、壊して下さい』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑ってる

『英雄殿・・・英雄殿の恐ろしさ・・・こう言うことか・・・』

ドワーフが疲れたように呟く


マルス達は、試し走行の為に英雄騎士隊が護衛しながら、町中から王都周辺を走り回って戻ってくる

『快適でしたね・・・リアクラナ喜んでくれそうですね』

リリシャが笑顔で言う

『次は何しようかな?』

マルスが笑みを浮かべている

『キャス号の改造?』

リリシャが嬉しそうに聞く

『飛空艇工房に向かわないと、無理だから・・・あれ?ジエルさんの結婚式何時だったかな?』

マルスが思い出したように聞く

『え! えーと、そろそろだったと、思いますけど』

リリシャが考えて苦笑いしている

『クレシア様に聞いてみようか?』

マルスが笑顔で言う

『招待状来てないですね』

リリシャが呟くと、エミールが笑っている

『リリシャに参加して欲しくないのかな?』

マルスが考え込んでいる

『は? そんな・・・どうしましょう?』

リリシャが考え込んでいると、エミールが心配そうに見ている

(あ!! リリシャ師匠が悪巧み? 何をするのでしょう?)

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