魔法学院に遊びに行く
翌朝、リビングで朝食後、ゆっくりしていると、ヘルトがやってくる
『メトリシア、1つ確認したいのだが』
ヘルトがメトリシアを見て言う
『・・・』
メトリシアは、無視してミリアと話していると、みんな笑みを浮かべている
『メトリシア・・・』
ヘルトが苦笑いして、厨房に歩いていくと、クレシアが厨房から顔を見せる
『クレシア、何か有るか?』
『ラーゼリアの食料を使った、朝食食べますか?』
クレシアが笑顔で言う
『頼む』
ヘルトが言うと、みんなの方を見る
『良くできました』
キリシアが笑顔で言う
『相変わらずか・・・メトリシア、確認したいのだが』
ヘルトがメトリシアを見ている
『ヘルト御兄様何ですか?』
『ラーゼリア王国の国王は、どんな人か?』
『ん? 知りません!! 会ってませんから!』
メトリシアが笑顔で言う
『は? 会ってない!! 何故?』
ヘルトが大声をあげる
『サリオット様に会ったのは、マルス師匠です!! マルス師匠が口が軽そうと思ったので、早く帰ってきました!!』
『マルス殿、メトリシアは会ってないのか?』
ヘルトが苦笑いして聞く
『セクラ様に聞いてください! みんな挨拶はしてません・・・面倒だったので・・・』
マルスが考えながら説明を始めると、ヘルトが溜め息をする
『それなら、クライドルト王国は関係ないな・・・魔法王国に押し付けよう』
ヘルトが嬉しそうに言う
『ヘルト、こちらです』
クレシアが微笑みながら、朝食をヘルトの前に置くと、ヘルトが食べ始める
『後で、セクラ様とサーシャリア様とお茶会しておきますね』
クレシアが微笑みながら言う
『歓待は必要だが、貴族達から待ち伏せされるぞ』
『結婚式場使いますね』
クレシアが嬉しそうに言う
『あそこを?・・・住まないで欲しいが・・・』
ヘルトが苦笑いしている
『住むなら、ここに住みます。ここならいくら作っても全部食べてくれます』
クレシアが嬉しそうに言う
『それも困るが・・・』
ヘルトが苦笑いしていると、アリシアが起きて入ってくる
『クレシア御姉様、朝食有りますの?』
アリシアがヘルトの朝食を見て座って聞く
『アリシア、持って来ますね』
クレシアが微笑みながら言うと、ターナが運んで来る
『ターナちゃん、美味しそうですわ』
アリシアが置かれた朝食を見て言うと、ヘルトが溜め息をしている
『アリシア、魔法学院はどうした?』
『今日は朝一の授業は有りませんの』
アリシアが笑顔で言うと、みんな笑い出す
『自由だな』
『ヘルトも、ここに遊びに来ているのですわ』
『これは、クレシアを迎えに来たのだ!!』
『言い訳ですの! 迎えなら夕方来るのではなくて?』
『え? それは・・・メトリシアに確認したかったから・・・ラーゼリア王国の後始末の調査だ』
『ラーゼリア王国?どこですの?』
『は? 聞いてないのか?』
『キングオーガを魔法王国で殲滅して、北のドワーグニのオーガも殲滅したのは、メトリシアに聞きましたわ』
アリシアが笑顔で言う
『北のドワーグニは、地方だ!! ラーゼリア王国の一部だ!!』
『そうですの? 遠い国ですから、知りませんの』
『遠い国だが・・・興味無いか・・・』
ヘルトが諦めて溜め息をすると、みんな笑い出す
『ヘルト、マルス様に簡易厨房を作る場所を案内しておいてくださいね』
クレシアが微笑みながら言う
『は? もしかして、作ってくれるのか? すぐに用意させる!!』
ヘルトが笑顔で言うと、マルスを見ている
『クレシア様からの頼みだからね』
キリシアが笑顔で言う
『みんないる間に作りますね』
リリシャが笑顔で言う
『手加減抜きですよ』
メトリシアが笑顔で言う
『マルス師匠が、昨日楽しそうに、厨房の魔導具を考えていました』
エミールが笑顔で言う
『は? 凄いやる気なのか? えーと、簡易厨房だよな?』
ヘルトが苦笑いする
『いらないなら、作らないよ』
マルスが笑顔で聞くと、クレシアがヘルトを睨む
『是非作ってください!! すぐに用意します!!』
ヘルトが慌てて言うと、みんな笑っている
『ヘルト御兄様、余計な事は声に出さないで下さい!!』
メトリシアが笑いながら言う
マルスとメトリシアとミリアとリリシャとエミールとエレーヌとエビリアとクレスタとフローネが魔法学院に向かい、練習場に入る。中ではマルスクラスの生徒達が魔法を放っている
『中々良くなりましたね』
フローネが微笑みながら言う
『普通の魔法使いになりました』
エミールが笑顔で言う
『マルス、何層まで連れていったのですか?』
リリシャが微笑みながらマルスをみている
『12層で遊んでいるよ、修行じゃないから』
『雑魚しか相手してないのですね』
リリシャが残念そうに言うと、レズオスがリリシャを見ている
『レズオス、どうかしたの?』
マルスが視線を感じてレズオスを見る
『あ!! マルス様、お帰りなさい』
ルキアがマルスを見付けて笑顔で言うと、生徒達がみている
『ルキア、ただいま』
『マルス様、どこまで行ってきたのですか?』
ルキアがリリシャ達を見てから聞く
『オルセントに行ってから、ラーゼリア王国に行ってきたよ』
マルスが笑顔で答えると、ミリアとメトリシアがルキアとリーネと話し始める
『久々に魔法放ちたいな』
リリシャが笑顔で言い、フローネを見る
『常識外の魔法は使わないでくださいね』
フローネが微笑みながら言う
『え! お母様・・・それは・・・リリシャ達が魔法を使ったら、全部常識外ですが・・・』
レズオスが苦笑いしながら言う
『あの・・・手本を見せてください』
生徒達が真剣な眼差しで言う
『良いですよ』
リリシャが嬉しそうに言う
『リリシャ、練習場壊さないように、手加減してよ』
マルスが笑顔で言う
『仕方ないですね』
リリシャが嬉しそうに魔法を放つ準備を始める
『マルス師匠、私達も』
エビリアとクレスタが笑顔で言う
『壊さないようにしてよ』
マルスが考えてから言う
『手加減はします』
エビリアとクレスタが笑顔で言うと、リリシャの後ろ姿を見る
『ファイヤーアローズ』
リリシャが魔法を放つと、4本の炎の矢が的に命中する
『シャイニングアローズ』
リリシャが魔法を放つと、4本の光の矢が的に命中している




