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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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マルスが塔の外壁に手を当てている

『今こそ、古の契約と盟約の元に封印を解かん、我が名マルスの名の元に』

マルスが真剣に言うと、塔の外壁が変化して、扉が現れ、マルスが扉を開けて中に入る


『マルス、知っていないと入れないのですね』

リリシャが真剣に言うと、みんなマルスの顔を見ている

『そうだね。入ったら1度扉を閉めるよ』

マルスが真剣に言うと、みんな中に入り、マルスが壁の魔石に手を触れている。壁のライトが点灯すると、扉が閉まる


リリシャ達は、壁を見ながら見て回っている

『マルス、これからどうするの?』

キリシアが真剣に聞く

『この状況だと、ここの守護者を起こして調査しないとね』

マルスが真剣に言うと、壁を触れて、天井から階段が現れる

『えーーーーーーーー!! 階段探していたのに!!』

メトリシアが大声をあげる

『こんなの解りません・・・』

ミリアが階段を見ながら言う

『マルス、もしかして、探しているのを解っていて見てましたか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『古代の物だから、調べていたと思っていたけど・・・』

みんなを見ながら言うと、階段を上がり2階に向かうと、中央に円形の柵が有り、中には窪みが有る


『あれは何ですか? それに天井が空いている?』

エミールが真剣に見ている

『中に入らないでね、今稼働させるから』

マルスが真剣に言うと、柵の隣に有る半透明な柱に手を触れて、魔力を流していると、周囲に魔力の光が広がり、上から円盤が降りてくる

『天空の城に有ったのと同じ・・・』

キリシアが真剣に見ている

『みんな乗って』

マルスが円盤に乗って言うと、みんな乗り、マルスが装置に触れると、上昇していく


円盤を降りると、階段を上がる。四方ガラス貼りの部屋になっている

『高い・・・』

メトリシアがガラスから外を見ていると、ミリアも外を見ている

『少し待っていてね。今、封印を解くからね』

マルスが笑顔で言うと、少し高い所の椅子に座り、魔力を流している

『今こそ目覚めよ! 古の契約と盟約、そして悠久の時の眠りより今こそ覚醒せよ! 守護者ドリー、我が名マルスの名の元に』

マルスが言うと、周囲に光が流れて、天井や壁に光が広がっている


空間に緑の目と髪をした人が現れると、マルスを見ている

『だいぶ若いですね・・・ん?人が沢山・・・何千年寝ていたのですか?』

『ドリー、寝すぎたかな? 結界が壊れていたから、オーガに占領されているよ』

マルスが笑顔で言う

『はぁぁぁぁぁーーーーーーー!! くそオーガ!! 殲滅する!!』

ドリーが大声をあげると、怒りの表情に変わる

『面倒だけど、先に稼働の確認と防衛や迎撃もどうなっているか調べてね』

マルスが笑顔で言うと、ドリーが消える


『何故!! 迎撃用の龍装魔導兵がいないの!! 結界は生きてるのに!! 何故何故何故ーーーーー!! リュース!! どこにいるの!!』

ドリーが現れると、大声で叫び飛び回っている

『ドリー、壁に穴が空いていたから、リュースが自己防衛で迎撃したと思うけど、記録残ってない?』

マルスが言うと、ドリーが泣きそうな顔でマルスの元に来て、詳細を話している


『神の使いか・・・それで地形が変わったのか・・・龍脈からの魔力供給とあれの掃除頼んだ』

マルスが指差すと説明している

『洗い流します』

ドリーが言うと、塔が光を帯びて大量の水が現れ、ゴブリンとオーガを洗い流して一番下に集まり、炎が現れ焼き始めている


『マルス師匠、凄い・・・』

エミールがマルスを見ながら言う

『キリシアが掃除する必要が無くなったね』

マルスがキリシアを見て言う

『え? 掃除・・・後始末?』

キリシアがマルスを見ている

『魔物は倒した人が後始末するのが、ルールですよ』

リリシャが真剣に言う

『誰かに押し付ければ・・・あ!! 押し付ける相手がいない!!』

キリシアが大声をあげると、みんな大笑いする


『予備の龍装魔導兵出して貰えますか?』

ドリーが真剣に聞く

『リュースがいなくて、能無し操作できる?』

『え? ・・・無理です・・・バリアで守るしか・・・』

ドリーが泣きそうになっている

『リュースの残骸が残っていたら、回収して直せるか調べないとね・・・2000年前どこに行ったか調べないと』

マルスが考え始める

『早く探してください!! この工房守る要がいません!! 魔神が攻めてきたら、大変な事になります』

『あ・・・魔神滅んだから・・・精霊族と龍族と魔族この大陸に来れないから、生き残りしかいないよ』

マルスが笑顔で言う

『は? はぁぁぁーーーーーーーー!!』

ドリーが大声で叫び、マルスを見ている

『神の使いが来たら力貸してね』

マルスが笑顔で言う

『どんな世界に・・・平和なのですか?』

ドリーが疲れたように聞く

『ヴェルダンディーに聞いてね』

マルスが笑顔で言う

『ヴェル、どうなっているの? 』

ドリーが呟くと、ヴェルダンディーから話を聞いていると、マルスを睨んでいる


『復活させて、直ぐに帰るなんて、言わないですよね?』

ドリーがマルスを睨んでいる

『オーガ倒したら帰るね』

マルスが笑顔で言う

『人で無し!! 復活させるなら、ちゃんと責任取れ!! ヴェル様も呆れているでしょ!! だいたい私の封印破られてなかったら、復活させるつもり無かったの!! いい加減な事をするな!! 2000年掛けて作った龍装魔導兵がいらないなら、復活させるな!!』

ドリーがマルスに詰め寄り大声で叫んでいると、みんなマルスを見て大笑いしている

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