遺跡とオーガ
遺跡内を歩いて進んでいき、扉の前に到着する
『キリシア、準備良いかな?』
マルスが真剣に聞く
『任せなさい!! 殲滅する!!』
キリシアが槍を握り締めて言うと、みんなキリシアを見ている
『古の契約と古の盟約に従い開け』
マルスが扉に手をかざすと、扉が開き始め、キリシアが飛び出ると、ルメイルが続いて飛び出していく
キリシアは、ゴブリンを睨み、ゴブリンはキリシアを見ると、奇声をあげながら襲いかかる。キリシアは、闘気で槍に刃を作り、ゴブリンを凪払い、両断して転がす
『かかってこい!!』
キリシアが大声をあげると、ゴブリンが次々と集まり、キリシアに襲いかかり、キリシアが次々と槍を振り、ゴブリンを両断しながら弾き飛ばしていく
『キリシア師匠、容赦ないです』
ミリアが見ながら呟く
『今回見せ場無かったからね・・・ストレスかな?』
マルスが真剣に呟く
『時間かかりますね・・・ゆっくり休憩してましょう』
リリシャがキリシアの戦いを見ながら言うと、みんな頷いて、見ている
キリシアが一周して戻ってくる
『はぁはぁはぁ・・・疲れた』
キリシアが疲れたように言うと、後ろでルメイルが苦笑いしている
『雑魚、まだまだいるよ』
マルスが笑顔で言う
『マルス・・・魔法で吹き飛ばして・・・雑魚はもういらない・・・』
キリシアが疲れたように言う
『次は、ヒストリア、一緒に殲滅しようか? キリシアが休憩したいそうだから』
『え! はい!! マルス師匠』
ヒストリアが嬉しそうに言う
『ヒストリア、あからさまに喜び過ぎです』
メトリシアが大声で言う
『え? そんなことは・・・あります・・・嬉しいです』
ヒストリアが少し照れながら言うと、みんな見ている
下に向かう階段の付近に近付くと、ゴブリンが集まり、接近してくる。マルスは闘気を剣にまとわせ刃を伸ばすと、凪払う。ゴブリン数十匹を一気に両断すると、ゴブリンが転がっている
『え! マルス!! ズル!!』
キリシアが大声をあげる
『面倒だから、一掃しただけだよ』
マルスが笑顔で言うと階段を降りながら、次々とゴブリンを凪払っている
『マルス師匠、手伝います』
ヒストリアが笑顔で闘気の刃を伸ばして、横に振り抜き青い光が残像に残り、ゴブリンを一気に両断する
『ヒストリア、向こうから来るゴブリンを頼んだよ』
マルスが笑顔で言うと、マルスは反対から近付くオーガの集団目掛けて剣を振り抜き、一気に両断する
『マルス・・・反則過ぎる!! 一振で何十匹凪払っているの!!』
キリシアがマルスの姿を見て怒鳴る
『マルスの反則はいつもの事です。次はキリシアが真似るのですよね?』
リリシャが微笑みながら聞く
『マルスの倍倒す!!』
キリシアが笑みを浮かべて言うと、みんな笑いだす
『キリシア師匠、ヒストリアさんも凄いですよね』
エミールが真剣に見て聞く
『青い剣・・・綺麗だけど、一振ごとに剣の長さを変えるなんて・・・ズルい』
キリシアが少し嬉しそうに微笑みながら言う
『キリシア師匠、嬉しそう・・・』
ミリアが顔を見ながら呟く
『強くなって嬉しいけど・・・絶対に1本は取らせない!!』
キリシアが真剣に言いながら、ヒストリアの動きを見ている
マルスとヒストリアが手を振って呼ぶと、みんな歩いて集まる
『マルス、下に向かいますか?』
リリシャが微笑みながら聞く
『あそこの遺跡の中に入って調べたいから、雑魚を倒してくれる?』
マルスが真剣に聞く
『近付くオーガは、全部倒してあげる』
キリシアが笑顔で言うと、階段を降りていき、闘気を伸ばした槍で一気にオーガを凪払い、近付くオーガを次々と弾き飛ばしている
キリシアを先頭に進み、遺跡の横の穴まで到着する
『外が見えます』
メトリシアが笑顔で言うと、進もうとする
『ぐぉぉぉぉーーーー!』
オーガが影から、メトリシアに飛び付いてくる
『え!』
メトリシアが驚いて見ると、ケニスが剣を振り抜き、オーガを弾き飛ばす
『メトリシア、大丈夫ですか?』
ケニスが周囲を警戒している
『ケニス・・・』
メトリシアが呟く
『メトリシア、警戒は怠らないように』
ケニスが真剣にメトリシアを注意している
『メトリシア、しっかり警戒しなさい! 死にたいのですか?』
リリシャが真剣にメトリシアを見ている
『油断しすぎです。注意してください』
エミールが真剣に見ている
『メトリシア様、単独行動はやめてください』
ヒストリアが真剣に言う
『全員で怒らないで下さい!! 私が悪いのは、悪いですけど・・・怒らないで下さい・・・』
メトリシアが涙目で言う
『ミリア、サーチしながら進もうね』
『はい!マルス師匠』
ミリアが笑顔で言うと、エミールが心配そうに見ている
穴を進み、外に出る
『え? ここは大きな町の近く?』
ミリアが風景を見て呟く
『やっぱり・・・地形が変わっている・・・それで遺跡に穴が・・・オーガやゴブリンが住み、繁殖して、外に出て襲ったのか・・・』
マルスがミリアの横に来る
『マルス、これはどういう事になるのですか? オーガを殲滅したら、終わりにならないのですか?』
リリシャが町を見ながら言う
『町中にオーガがいるね・・・まずは遺跡の中を片付けてから、討伐しよう』
マルスが真剣に言うと、アースコントロールを使い、外側の穴を塞ぎ始める
穴を塞いでから、周囲の探索をし、ゴブリンとオーガを殲滅してから、キリシアの元に向かい、穴を塞いでいる
『マルス師匠、念入りですね』
エミールが真剣に聞く
『中を殲滅している時に後ろから襲われたくないからね』
マルスが真剣に周囲を見ている
『マルス師匠、いつも通り準備万端ですね』
エミールが微笑みながら言う




