古代遺跡内部へ
マルスとリリシャとキリシアとエミールとルメイルとミリアとアニーとメトリシアとエビリアとクレスタとヒストリアとケニスがシルフィード号を降りる
『マルス、何が有るのですか? あの柱を調べるのですか?』
リリシャが真剣に聞く
『ついてきて』
マルスが壁中心に手をかざして
『古の契約と古の血の盟約に従い、我を約束の封印の地に導け』
マルスが魔力を込めて言うと、壁に光が集まり、門が開くように、空間が現れる
『警戒しながら進むよ』
マルスが真剣に言うと、中に入り、トンネルのような通路を進んでいく
『これは魔導王が作ったのですか?』
リリシャが壁を見ながら聞く
『違う・・・こんな物知らない』
シリウスが真剣に言う
『もっと昔の昔の封印の地・・・解放したらいけない場所だよ』
マルスが真剣に言う
『封印の地?』
『行けば解るけど、何も起きてない事を祈るよ』
マルスが真剣に言うと、どんどん進んでいく
マルスが突き当たりの扉まで到着すると、扉を調べている
『ダメか・・・』
マルスが呟く
時間が動いている・・・完全に封印が破られている・・・
『マルス、どうするのですか?』
リリシャが考えている、マルスを見て聞く
『調べるけど・・・ここから見るものは、内緒にして・・・人が野心を抱き、利用されたらまずいから』
マルスが真剣に言う
『今更、内緒もマルスが言うなら、内緒にするよ』
キリシアが真剣に言う
『マルスが言うなら、内緒にします』
リリシャが真剣に言うと、全員が約束する
『古の契約と古の盟約に従い開け』
マルスが扉に手を当てて言うと、門が開き暗闇に包まれた空間に入っていき、全員が入ると、マルスが扉を閉じる
『これは・・・天空の城と同じですか?』
リリシャが床を見ながら言う
『その通り・・・完全に封印が破られているけど、こっち側は侵入者いないかな?』
マルスがサーチを使いながら言うと、マルスは歩き始め、扉を開けて階段を降りていき、扉を開けて中に入る
『マルス、どこまで行くの?』
リリシャが周囲を見ながら聞く
『この部屋から外に出れるけど・・・外がどうなっているか解らないよ』
マルスが真剣に言うと、扉の前まで歩いていく
『扉の封印を解いたら直ぐに封印しているのは、何故ですか?』
リリシャが不思議そうに聞く
『ここから、中に入れないようにする為だよ・・・通り抜けたら、完全に封印したいから』
マルスが考えながら言うと、扉を開けて外に出る
『え? 塔が・・・綺麗です』
エミールが中央の白い塔を見て言う、周囲には緑の草原のように、草が生えているのが見える
『あれは何?』
キリシアが指差すと、人型の物が座り込んでいる。みんなで近付く
『ゴーレム・・・龍装魔導兵・・・何かと戦って壊れたのかな?』
マルスが真剣に言う
『強いの?』
キリシアが興味深々に聞く
『強いよ・・・化物並かな?』
マルスが考えながら言う
『見付けたら、一戦したいかな?』
キリシアが笑顔で言うと、みんなキリシアを見ている
『マルス師匠!! 下にオーガが居ます』
メトリシアが端まで行って、下を見て言うと、みんな近付き下を見る
『これであの大群か・・・4層が全部オーガとゴブリンに占領されていたのか・・・あそこに亀裂が・・・あ!! 北側のあそこも崩れている!!』
マルスが左側の岩山と対角の遺跡を見て言う
『マルス、あそこからオーガが外に?』
リリシャが真剣に見ている
『調べないと解らないけど・・・中央の塔に入らないと調べられないかな?』
マルスが塔を見ながら言う
『どこから入るのですか?』
リリシャが周囲を見て聞く
『下からしか入れないけど・・・殲滅が先かな?』
マルスが下を覗きながら言う
『どうやって行くの?』
キリシアが周囲を見渡して聞く
『遺跡の中を通って向こうに行けるから、あそこから順番に殲滅かな? キリシア、任せた! 疲れたら面倒になるけど、魔法使うね』
マルスが笑顔でキリシアに言う
『マルス、魔法使ったらダメなの?』
リリシャが驚きながら聞く
『刺激を与えて、龍装魔導兵が動き始めたら、大変な事になる・・・それにもし迎撃が始まったら、逃げきれないから・・・それに魔法も効かない化物だよ』
マルスが真剣に説明を始めると、みんな真剣に聞いている
『キリシア、任せます・・・今回は守られるだけなのですね』
リリシャが残念そうに言う
『ヒストリアとケニスは、後方の監視をして、後で交代ね』
マルスが真剣に言うと、ヒストリアが嬉しそうに微笑んでいる
『今回はヒストリアに護衛して貰います』
メトリシアが残念そうに言う
『はい!メトリシア様、任せてください』
ヒストリアが嬉しそうに言うと、みんなメトリシアを見ている
『メトリシア様、護衛がいらないような事を言わないように』
『え? いつもみんないるので、いなくても危険は有りません!!』
『暗い通路は1人で歩いてくださいね』
ケニスが笑みを浮かべて言う
『え? えーと、ケニス一緒に居てくれますよね? 1人は・・・』
メトリシア慌てていると、ケニスが笑っている
『メトリシア、怖いのですね・・・ふふふ、暗闇に1人で置いていきますよ』
リリシャが笑いながら言うと、みんなメトリシアを見ている
『いいいっ今はもう大丈夫です!! レイスが出ても、浄化します!!』
メトリシアが慌てて言う
『メトリシア・・・・・・ううううっ後ろ!!』
エミールが驚いたような顔をして叫ぶ
『え!! キャーーーーー!!』
メトリシアが慌てて、ミリアに抱き付いて叫ぶと、みんな大笑いしている
『やっぱり怖いのですね』
エミールが笑顔で言う
『エミール御姉様!! 意地悪しないで下さい!! マルス師匠ーー助けて!!』
メトリシアが、ミリアに抱き付いたまま叫ぶ
『ミリア、メトリシアを守ってあげてね』
マルスが笑顔で言う
『メトリシアも可愛い所あった』
キリシアが微笑みながら見ている




