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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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オルセント号修理完了

セクラと国王と王妃がオルセント号を見に来る

『マルス様、完成ですか?』

セクラが嬉しそうに聞く

『多少外装強化したから、壊れにくくなったよ』

マルスが笑顔でオルセントを見ている

『もう飛べるのですか?』

『その前に装甲の確認かな? キリシア、穴が空くか確かめて!!』

マルスが大声で言うと、リリシャ達が爆笑している

『仕方無いな!! 一撃だけだよ!! マルスのテスト壊れないから!!』

キリシアが笑いながら言う

『穴空いたら、後で強化しておく』

マルスが大声で言うと、キリシアが闘気をまとい、槍に闘気の刃が出来る。キリシアが高速で突進して突きを放つと、オルセント号に当たり、衝撃波でオルセント号が動く


『やっぱり!! 強化しすぎ!!』

キリシアが笑いながら言うと、国王と王妃とセクラが目を見開き口を空けている

『次は・・・ミリア、ファイヤーキャノンで破壊して』

『はい!! マルス師匠』

『ファイヤーキャノン』

ミリアが魔力を溜めて放つと、オルセント号に当たり大爆発して、熱風と爆風が吹き荒れる

『ハイバリアフィールド』

リリシャがバリアを張って、爆風を防いで土煙が晴れるのを待っている。騎士達が慌てて集まっている


『無傷だね』

マルスが笑顔で言う

『つまらないですね』

リリシャが呟きながら、キリシアの槍が当たった場所を見ている

『キリシアの一撃もう少しだったかな? 修復しておこう』

マルスが直し始める

『マルス様・・・物凄い強度ですが・・・』

セクラが驚きながらマルスを見ている

『この程度普通だよ! それよりオルセント、どうだった?』

『主様・・・全くダメージ無かったです』

オルセントの声がする

『じゃあ試し飛行だよ』

マルスが笑顔で言う

『えーと、御父様と御母様が・・・』

セクラが腰を抜かして座り込んでいる、国王と王妃を見ている

『どうしたの?』

マルスが不思議そうに呟く

『ミリアの最大威力の魔法を見たら、普通驚きます! マルス、自重しなさいね』

フローネが呆れぎみに言う

『セクラ様どうでした?』

『え? 凄いと思いましたが、魔法学院の生徒で予想はついてました』

セクラが微笑みながら言う

『この子達は・・・国王陛下とは話しておきますので、試し飛行してきなさい・・・常識外な事はしないように』

フローネが呆れながら言うと、ルーセントの方に歩いていく


オルセントが上昇すると、王都の周辺を飛んで

『そろそろ本気出そうか?』

マルスが笑顔で言うと、鍵をおいてリミットを解除する

『マルス様、何ですか?』

『推進装置のリミットを解除したよ! どのぐらいの速度かな?』

マルスが笑顔で言う

『熱噴射開始』

エビリアが操作すると、速度を上げて飛び始める


『あの町かな?』

マルスが先に見える町を見ている

『え? 国境の町・・・速すぎます』

『低空飛行して、王都に帰るよ』

マルスが笑顔で言うと、オルセント号は低空飛行して、町の上で旋回して王都に戻っていく


王都に戻ると、王城の裏に着陸する

『マルス様、凄すぎるのですが・・・』

セクラが驚きすぎて青ざめている

『楽しかった』

マルスが笑顔で言う

『マルス師匠が面白くなって、途中から本気を出し始めました! もしかしたら、世界一の速度の飛空艇です』

メトリシアが満面の笑顔で言うと、みんな大笑いしている

『セクラ様がこの鍵を持っていてね。リミット解除は秘密だよ・・・オルセントが認めないと出来ないけどね』

マルスが鍵を手渡すと、セクラが震える手で受け取る


王城に入って、部屋に向かう

『御父様、凄かったです』

セクラが満面の笑顔で言う

『そうだろうな・・・フローネ師から聞いたが・・・マルス殿、あの飛空艇の修理の対価はどのぐらいだ?』

『え? 何でも良いけど・・・楽しかったから』

マルスが笑顔で言う

『そうか・・・壊れている飛空艇を与える! どのみちマルス殿以外に修理は不可能だろう』

国王が真剣に言う

『え! 本当ですか!! 修理して輸送機にします』

マルスが嬉しそうに笑顔で言うと、みんな笑い出す

『その気なら世界征服出来るだろうに』

国王が呟く

『世界征服? 面倒かな? 研究している時間が無くなる』

『マルス様です』

セクラが笑顔で言う

『セクラ、側室で良いですから、もっと頑張りなさい』

王妃が微笑みながら言う

『え? 側室? えーーーーーーーー!! えーと、そのーーー、おおお御母様ーーーー! 何を言っているのですか!!』

セクラが真っ赤になって挙動不審になっている

『ダメです!! 私のマルス師匠です!!』

メトリシアが大声で言う

『メトリシア、自爆?』

マルスが笑顔で聞く

『え? 自爆はしてません!! 私のマルス師匠です!! え? 私の・・・あぁぁぁぁーーーーーーーーーー!』

メトリシアが真っ赤になって叫ぶ

『いつも通りですね』

リリシャが笑っていると、王妃が爆笑している


『キリシア殿だが・・・問答無用でオーガを殲滅しているが・・・』

国王が苦笑いしている

『キリシア、この頃迷宮で遊んでましたから、体力有り余っていますからね』

リリシャが微笑みながら言う

『昨日、1日でオーガを400匹近く倒したそうです・・・槍1本で・・・』

フローネが真剣に言う

『キリシアだからね・・・雑魚としか思ってないでしょう』

リリシャが微笑んでいる

『セクラ様、死体の処分お願いします』

マルスが笑顔で聞く

『はい! マルス様! 必ずさせます』

セクラが笑顔で言うと、国王が頭を押さえている

『セクラ・・・騎士団が壊滅しています・・・兵力が足りません』

王妃が苦笑いして言う

『御兄様に帰って来て貰って、処理を任せます』

『事態が読めないでしょう・・・伝令を出しても10日は掛かります』

『え? 今日、国境の町の上空を飛んできましたので、御兄様も気が付いていると思います』

『は? 国境まで2日掛かります・・・まさか』

王妃が驚いている

『あ!! 内緒です』

セクラが慌てている

『マルス・・・改造もしていたのですか?』

フローネがマルスを見ている

『普通です! オルセントの本当の実力を出させただけです』

マルスが笑顔で言うと、みんな笑っている

『マルスでしたね・・・マルスだから仕方無いですね』

フローネが諦めて呟くと、国王と王妃が顔を見合わせている


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