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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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ヘルトと魔法学院

毎日迷宮訓練を続けている。

とある日の夕方屋敷に帰ると

『マルス師匠、お帰りなさい』

レーゼンが笑顔で言う

『マルス師匠、ヘルト様が来ています』

ケーレスが真剣に言う

『何の用だろう』

マルス達が屋敷に入り、リビングに向かう


ヘルトがリビングで待っている

『ヘルト御兄様、何か用ですか?』

メトリシアがヘルトを見て聞く

『マルス殿、メリクトリの件だが、実は、クレセ殿に仕官した事がわかった』

ヘルトが真剣に言う

『えーーーー!! マルス師匠どうしましょう』

メトリシアがマルスを見ている

『仕方ないけど・・・アーメルドは、誰か雇わないと面倒か・・・』

マルスが考え込む

『あの・・・ブロイスなら、貴族相手でも怯まないのですけど』

エリスナが申し訳なさそうに言う

『暫く任せるか・・・来年ルキアとリーネに任せて・・・やっぱり数人魔法使いが必要だな』

マルスが考えている


『マルス殿・・・王女のお茶会なのだが・・・貴族達や重臣にバレて、魔導具貸出しの商会の前で待ち伏せされ初めた』

ヘルトが真剣に言う

『クレシア御姉様は?』

『無視しているが、昨日馬車を降りて、商会に入った所で、仕官希望の人にしつこく話しかけられて、問題になった・・・クレシアが今日は不機嫌で困っている』

ヘルトが真剣に言う

『結婚式場は?』

マルスが真剣に聞く

『あそこを使うと・・・帰って来なくなる・・・風呂と部屋が充実し過ぎて、問題だ・・・全員で住んでしまう』

『ヘルトが頑張るしか無いよね』

マルスが真剣に言う

『頼みなんだが・・・王宮に簡易厨房とお茶会出来る部屋を作って欲しい・・・もう面倒だから、王宮に遊びに来て貰った方が、助かる』

『あーーーー!! マルス師匠に面倒だから押し付けですか?』

メトリシアが笑いながら言う

『頼みだ・・・離宮には人を入れたくないから・・・クレシアに朝頼まれた・・・』

ヘルトが苦笑いしている

『人を鍛えるので忙しいから、そのうちね』

マルスが答えると、エミールが微笑んでいる

『マルス師匠がやる気無いです』

メトリシアが笑っていると、ヘルトが苦笑いしている


翌日、マルス達は、カミラとソリナを連れて魔法学院に向かい、リーベルの部屋に向かう

『リーベル様居ますか?』

マルスがリーベルの部屋に入る

『え? マルス、何か用ですか?』

リーベルが驚きながらマルスを見ている

『まだ仕官の決まってない3年生を教えてください』

マルスが笑顔で聞く

『まだ、ほぼ全員決まってません・・・宮廷魔術師試験と魔法師団試験が終わってません』

リーベルが真剣に言うと、カミラを見ている

『必要な人数勧誘していいですよね』

マルスが笑顔で言う

『良いと思いますが・・・何をするのですか?』

『アーメルドとリベリアと王都の商会の魔力補充係ですよ』

マルスが笑顔で言うと、エミールが詳しく説明をしている


『マルスの暴走を止めれるなら・・・任せます。マルスが声を掛けたら、全員即答してしまいますが・・・マルスは直接話さないで下さい』

リーベルが真剣に言う

(マルス、鍛えるのは止めて下さい)

『カミラ、ソリナ、エミール、エレーヌ頼んだよ』

マルスが笑顔で言う

『性格重視で選びます』

エミールが笑顔で言うと、マルス達は、3年生の教室で良さそうな人に声を掛け、エミールとカミラとソリナとエレーヌが面談をしている


マルス達は、魔法練習場に向かう

『マルス様、何かしていたのですか?』

ルキアが真剣に聞く

『来年商会で雇う人を選んでいるよ』

『アーメルドも含めてですか?』

『取り敢えず、10人・・・あ!! カーレスト諸島の分を忘れていた』

マルスが考えて声をあげる

『マルス師匠、追加しますか?』

メトリシアが真剣に聞く

『2人ぐらい、譲っても良いかな? 後で考えよう』

マルスが考えて言う

『4人ほど後で選んでおきます。アーメルド伯爵家に仕官させる2人と一緒に』

ルキアが笑みを浮かべて言う

『アルクオドールも雇うの?』

『はい! 帰る前にアルから頼まれました! 今年の卒業生なら即決で雇いたいそうです!』

ルキアが笑顔で言う

『今年は、行く宛の無い人が居ないかな?』

『はい! 今年の生徒は、マルス様のお陰で歴代最高の実力者の集まりです』

ルキアが笑顔で言う


『マルス、さっきエミール達が3年の生徒達を集めて、話をしていたが・・・何を始めるのか?』

レズオスがやって来ると、真剣に聞く

『雇う人を選別かな?』

『そうか・・・メリアから聞いていたが、商会の担当か?』

『カミラとソリナの生徒からかな?』

マルスが笑みを浮かべる

『先に鍛え始めるのか?』

『そうするよ! 練習場で徹底的にカミラとソリナが教えると思うよ』

『そうか・・・3年生全員が攻撃魔法と回復魔法免除になったから・・・どうでも良いのか』

レズオスが呟く

『全員免除に?』

『マルスクラスの生徒が、少し教えただけで、教科書通りすぐに魔法を覚えて、講師要らずだ! 先日は、ルキアの回復魔法の講義で、全員にヒールを教えて、免除になった』

レズオスが真剣に言うと、ルキアを見ている

『ヒールなんて、1日で覚えられます。2年間覚えられないのは可哀想です』

ルキアが真剣に言うと、メトリシアが笑い始める

『問題が有る・・・回復魔法の講師がやる事が無くなった! 攻撃魔法も見ている事しか出来てない』

『無能の講師なんて要りません!!』

ルキアが笑顔で言う

『来年が大変だな・・・マルス、講師になる生徒を選んで欲しい!! 講師の入れ替えは、簡単には出来ないが、今年は簡単に出来る』

レズオスが笑いながら言う

『レズオスも面倒になったの?』

マルスが真剣に聞く

『臨時講師だから、決定権は何もないぞ! マルスクラスの担任だからな』

『あ!! 忘れられています!! ヘルト御兄様に講師どうにかして、と言っておきます』

メトリシアが笑いながら言うと、みんな笑っている

『講師の数だけ、宮廷魔術師が減るのかな?』

マルスが呟く

『マルス師匠、その通りです!! あ!! 交代で講師をして貰うように言っておきます』

メトリシアが思い付いて声に出すと、レズオスが頷いている

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