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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
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生徒達の迷宮鍛練

甲虫を数匹倒して、マルスが魔力視で魔力を確認している

『そろそろ限界かな? 戻るよ』

マルスが真剣に言い、ミリアを見る

『え? これだけですか?』

生徒達が驚いて聞く

『マルス師匠の指示です!! 絶対です』

メトリシアが真剣に言うと、生徒達が顔を見合わせている

『はい! マルス様』

生徒達が納得してない顔で言う

『理由は後で教えるけど、これは慣れるしか無いからね』

マルスが笑顔で言うと、階段の方に戻っていく


『あ! マルス師匠早かったですね』

エミールが微笑みながら言う

『11層は、早かったかな? 思ったより、限界が早かったよ・・・この生徒達の魔力制御見ておいて』

マルスが笑顔で言うと、他の班の生徒達を連れて、甲虫を倒しに向かう


3班全員終わる

『マルス様、質問宜しいですか? 何故こんなに余裕を持って終わりにするのですか?』

生徒が真剣に言うと、生徒達が見ている

『不治の病になりたくないでしょ』

エミール真剣に言うと、生徒達が驚いてエミールを見る

『え? 不治の病に!!』

生徒達が顔を見合わせている

『魔力が乱れているのは、解るかな?』

マルスが真剣に言い、生徒達が慌てて魔力制御をする

『え? 少し乱れています・・・何故?』

生徒が呟くと、他の生徒達も驚きながら魔力制御をしている

『今から言う事は内緒にするように! 守れるかな?』

マルスが全員を見て言う

『はい! 絶対に秘密にします』

生徒達が真剣に言う

『迷宮や大量の魔物を倒すと、魔力が乱れる事が有るからね! これが酷くなると、魔力が暴走して不治の病になる! みんなは3年間徹底的に魔力制御をしていたから、このぐらいで暴走はしないよね』

マルスが笑顔で言う

『え? えーーーーーーーーー!! ふふふふ不治の病は・・・魔力の暴走が原因なのですか!!』

生徒が驚いて聞く

『それが解らず、エミールは酷い目に有ったからね』

マルスが笑顔で言う

『あの時は、もう人生が終わったと思いました・・・マルス師匠が原因を突き止めてくれたから、治せました』

エミールが笑顔で言う

『え? えーーーーーー!! もももっもしかして、治せるのですか?』

生徒達が驚いている

『それは、努力次第!! 軽いのなら数日かな?』

マルスがメトリシアを見て言う

『先週は、半日で治せました』

メトリシアが笑顔で言う

『不治の病など、怖くも無いです!』

エレーヌが笑顔で言い

『成長の証です』

ミリアが笑顔で言う

『えーと・・・不治の病って治らないと思ってました・・・どうしたら治るのですか?』

生徒が驚きながら言い、顔を見合わせている

(不治の病です!! 治らないのが当たり前です!!)

『魔力制御で暴走が治まれば、終わりだよ』

『え? それだけ?』

生徒が口をあけて呆気にとられている

『帰ったら、明日は徹底的に魔力制御してね』

マルスが笑顔で言うと、迷宮出口向かい始める


迷宮を出ると、魔法学院に帰って、練習場の上の部屋に戻ってくる

『マルス様、早かったのですね』

ルキアが笑顔で言うと、生徒達が見ている

『11層だと、限界まで早かったよ』

『何個でしたか?』

ルキアが聞くと、マルスが袋を見せて数え始める

『全部で33個です・・・少ないですね』

ルキアが数えてから言う

『ルキアさんは、何個ぐらいなのですか?』

生徒が真剣に聞く

『200ぐらいでしたか?』

ルキアがマルスを見て言う

『2層殲滅は余裕だから、400は可能かな?』

マルスが考えながら言う

『えーーーーーーーー!! もしかして、ルキアさん不治の病にならないのですか!!』

『不治の病に? あれは簡単に治ります』

ルキアが笑顔で言う

『不治の病になったかな?』

マルスが考えながら呟く

『デカイのが現れた時に1度だけ』

ルキアが笑顔で言う

『あーー あの時か・・・余計な奴がいたからね』

マルスが笑顔で言う

『1つ聞いても宜しいですか?』

生徒が考えてから、真剣な面持ちで聞くと、生徒達がマルスに視線が集まる

『答えられる事なら』

『マルス様は、実際何層まで行かれた事が有るのですか?』

生徒が真剣に聞く

『秘密ですよ! 約束できますか?』

メトリシアが真剣に聞く

『はい! 死ぬまで言いません』

生徒が真剣に言うと、生徒達が真剣に約束する

『この前43層まで行ってきたよ』

マルスが笑顔で言う

『え? よよよよよ43層!!!』

生徒達が大声をあげると、呆然としている

(え? 確か噂では・・・人が潜れたのは、20層までがやっとだったはず・・・)

『マルス様、また更新したのですか?』

ルキアが真剣に聞く

『エミール達が39層まで潜れたからね』

マルスが笑顔で言う

『私も頑張ります』

ルキアが笑顔で言うと、リーネが真剣に頷いている

『ルキアとリーネは、全員終わってから行くよ・・・あ! メトリシア、ハルドとアーセルにも声掛けておこうか?』

マルスが笑顔で言うと、生徒達が一斉にメトリシアを見ている

『あ!! 良いですね! 御父様に許可貰います! 久々に大賢者研究会全員で遊びましょう』

メトリシアが満面の笑顔で言うと、生徒達がメトリシアを見て苦笑いしている

(突っ込んで良かったのか? 遊びと言い切って良いのか? 桁が違っていても迷宮は、命懸けだと思うけど・・・・)


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