表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
第17章 オルセント王国の危機と北の国
813/1407

迷宮許可証

翌日、マルスとケニスとエミールとエレーヌは、冒険者ギルドに向かう

『オイゲルいるかな?』

マルスが職員に聞く

『ギルドマスターは多忙です。お約束は?』

職員が真剣に聞く

『マルスが来たと伝えてね』

マルスが真剣に言うと職員が上司に伝えに向かい、上司がマルスを見て、慌ててやってくる

『マルス様、奥にどうぞ、この頃、来訪が無かったので、新人が顔を知りませんでした』

職員が真剣に言うと、応接室に通してくれる


応接室で待っていると、オイゲルがやってくる

『マルス殿、本日の用向きは?』

『オイゲル、生徒達を本格的に鍛えるから、迷宮探索の許可証を作って欲しい』

マルスが真剣に言うと、エミールが真剣に説明している

『解りました・・・マルス殿達が同行なら直ぐに許可をします』

オイゲルが真剣に言う

『職員と一緒に魔法学院に来れるかな? 実力も見てから、許可するか決めてね』

マルスが笑顔で言う

『畏まりました・・・実力派なのですか?』

オイゲルが真剣に聞くと、エミールが笑みを浮かべている

『今年、全員宮廷魔術師に就任するけど、実戦経験ゼロじゃ可哀想だからね』

『早速実力を確認します』

オイゲルが真剣に言うと、職員に出掛ける準備をするように言う

『マルス師匠が手加減して教育した魔法使いの実力だと思ってください』

エミールが真剣に言うと、オイゲルが苦笑いする

(手加減か・・・実力者ならマルス殿が居なくても許可出来るが・・・)


魔法学院に到着すると、エレーヌにリーベルを呼んできて貰う

『全員、実力確認をするから、練習場に集まるように』

マルスが大声で言うと、生徒達が1階に集まり、オイゲンが見ている


『1人ずつ魔法の実力を確認したら、名前と学生証をこの職員さんに見せて許可証を作成して貰うこと』

マルスが真剣に言う

『はい!! マルス様』

生徒達が真剣に言うと、1人ずつ魔法を放ち始め、爆風と熱風が吹き荒れている


オイゲルは、魔法を見て、呆然と立ち尽くしている

(なんだ!! この威力!! イキナリ、ファイヤーボールを放つなんて・・・ちょっと待て!! この早さ宮廷魔術師より早いぞ!! これでマルス殿の教育の手加減なのか!!)

『オイゲルさん・・・見てしまいましたか?』

リーベルが苦笑いしてやってくる

『リーベル様・・・1つ確認したいのだが、迷宮に入る許可して良いのか?』

オイゲルが驚きながら聞く

『マルスが一緒なら、好きにしてください・・・講師では何一つ教えられません!! マルスは教育が過保護過ぎますが、実力を確実にあげてきました』

リーベルが真剣に言うと、オイゲルと相談している


『マルス殿、全員許可します・・・レベルが高すぎます。 威力も桁が違いすぎます。 数年前の実力と全く違います・・・こんな実力者が数十人もいた事知りませんでした!!』

オイゲルが真剣に言う

『前衛は、英雄騎士隊に任せるので安心してください。 自分が一緒にいられない時の為に、エミールとエレーヌとカミラとソリナとオルガー達に面倒を見させます』

マルスが笑顔で言うと、リーベルが頭を押さえている

『マルス殿が居なくても、マルス殿の認めた実力者が同行なら許可します。回復魔法も使えるのですか?』

オイゲルが真剣に聞く

『練習台は、騎士学院の生徒です』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアが笑っている

『マルス・・・事実でも、練習台と言ったらダメです・・・騎士学院の生徒達が可哀想です』

リーベルが呟く

『ギルドで回復魔法師が足りない時に手伝って欲しい!! 実力も無い回復魔法師しかいないから、頼む』

オイゲルが真剣に言う

『回復魔法の授業免除されている生徒に練習に行かせる?』

マルスが笑顔で言う

『講師と相談します』

リーベルが真剣に言うと、オイゲルとリーベルが相談を始め、オイゲルが驚きながら興奮している


オイゲル達が帰っていく

『マルス様、簡単に許可証が発行されるなんて』

生徒が真剣に手に持っている許可証を見ながら言う

『実力が無いのに無理して、迷宮に潜ったらダメだよ! 死ぬからね』

マルスが真剣に言う

『はい!! マルス様』

生徒達が真剣に言うと、メトリシアが迷宮に持っていく物や注意事項の説明を始める


数日後、15人の生徒と迷宮に向かう準備している

『5人ずつ班に別れて貰います。迷宮内では、マルス師匠の指示は絶対です。解りましたか?』

メトリシアが真剣に説明をしていると、生徒達は緊張しながら聞いている

『当面、実力者が一緒するけど、無理はしないように!!』

マルスが真剣に言う

『はい! マルス様』

生徒達が元気に返事をする

『そろそろ出発しますか?』

エミールとエレーヌとソリナとオリスと英雄騎士隊隊員6人がやって来て聞くと、生徒達が驚いている

『エミール、エレーヌは、3班を頼んだよ。ソリナとオリスは、2班を頼む』

マルスが真剣に言うと、迷宮に向かって歩いていく


許可証を見せてから、マルスが先頭に最短距離で11層まで向かう

『一班毎に戦うから、残りはここで待機していてね』

マルスが真剣に言うと、一班の5人を連れて甲虫を探して歩き始める


『あのモンスター目掛けて魔法を放つように』

マルスが甲虫を見付けて言う

『・・・・・ファイヤーボール』

生徒達が一斉に魔法を放ち、甲虫に命中して、甲虫が黒い煙を上げながら、接近してくる。英雄騎士が闘気をまとい剣で突き刺して、黒い煙になって消える

『倒せなかった・・・』

生徒達が呟く

『魔力制御して、正確に放つように! 一斉ではなく、討ち漏らした事を考えて相談してね』

マルスが真剣に言うと、生徒達が相談している

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ