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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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出迎え

マルスは、シルフィード号の艦橋に向かう

『マルス師匠、どうしたのですか?』

メトリシアが真剣に聞くと、みんな見ている

『面倒な事になりそう・・・王女様が来訪してきたね』

『え!! 王女様?どこの国の?』

『オベリストリア王国の王女様だよ・・・面倒だからウンディーネ号に向かおうか?』

マルスが真剣に言う

『面倒ですね! 王妃様に後は丸投げしましょう』

リリシャが笑顔で言うと、みんな頷いている

『ここで、メトリシアとアリシア様に任せても良いけど』

マルスがメトリシアを見て言う

『え? 嫌です!! お母様に丸投げです』

メトリシアが真剣に言うと、みんな笑い出す


ウンディーネ号が見えてくると、降下して、みんな乗り込む

『あ!! お母様、面倒になりました』

メトリシアが笑顔で言う

『何が有ったのですか? 無礼者ですか?』

王妃が驚いて聞くと、前国王が見ている

『無礼者は・・・ハルドに聞いてください!! オベリストリア王国の外交担当の乗った船が遭難してました! アーメルドから迎えを出したのですけど』

『は? オベリストリア王国? えーとどこでしたか?』

王妃が苦笑いする

『この前、リベリアの英雄様が助けた国か?』

前国王が考えて聞く

『マルス師匠とエミール御姉様が助けに行った国です! 後は、お任せします』

メトリシアが笑顔で言うと、王妃が苦笑いしてマルスを見る

『外交交渉と言ってましたけど、シルフィーニ王女様が来訪です』

マルスが真剣に説明をしている

『わかりました・・・ヘルトに丸投げします・・・面倒事になりそうですね』

王妃が呟くと、みんな笑い出す

(マルス殿目当てなのですか? 何人王女が集まるのですか!!)

『アーメルドで出迎えるしか無いだろう・・・全員で出迎えれば良い! 面倒になる前に』

前国王が言うと、サトメル達を見ている

『マルス様、何故シルフィーニ王女様が来訪か聞きましたか?』

クレシアが真剣に聞くと、全員マルスを見る

『国を救って貰った御礼と言ってましたけど、爵位いらないと言っておきました』

マルスが笑顔で言う

『国を救ってから、何か言われましたか?』

『従魔を殲滅してから、後始末と秘密にする事を約束させて帰ってきました』

マルスが笑顔で言うと、エミールが説明する

『それなら・・・王女様に会ってなかったのですね。セクラ様達とは違いますね・・・王家としての御礼ですね』

クレシアが真剣に言うと、メーレシアとメーレスとレセナを見ている

『目的は聞いておきますね。王女同士の世間話をしておきます』

レセナが笑顔で言う

『はい! レセナ御姉様』

サトメルが笑顔で言うと、王妃が微笑みながら見ている

『商会の部屋でお茶会しましょうね』

クレシアが笑顔で言う

『はい! クレシア御姉様』

メーレシアが満面の笑顔で言うと、前国王が見ている

(王女同士仲良いのは良いが・・・町中で毎日お茶会しているのが、その内バレるぞ)


数日後、アーメルドに到着すると、造船所に向かう

『お帰りなさい、どうでしたか?』

アルクオドールがやって来て、マルスに聞く

『面倒になったので、王妃様に相談しました。 出迎えるそうです』

マルスが笑顔で言う

『え? 王妃様が出迎え? 王族でも乗っていたのですか?』

アルクオドールが驚いている

『オベリストリア王国のシルフィーニ王女様が乗ってました』

『大変ですね・・・すぐに歓迎の準備をします』

アルクオドールが真剣に言うと、王妃の元に向かう


クレシアとアルクオドールがやって来る

『マルス様、相談なのですが、魔道具等の貸出しの件です。』

クレシアが真剣に言う

『どうかしましたか?』

『実は、アルクオドール様から伺って、ちょっと資産が多すぎます。交易船の中型魔導船もそうですが・・・運用する商会の設立が必要です』

クレシアが真剣に言う

『え? どうでも良いのですけど』

マルスが苦笑いして言う

『マルス師匠が押し付け過ぎましたか?』

エミールが真剣に聞く

『あの魔導船を観光で使う事にしたのですが、毎日行列になりそうで・・・予約券を発行して、運営を始めました。毎日、金貨数枚分の売り上げです。誰かに管理を任せたいのです』

アルクオドールが真剣に言う

『来年なら、ルキアさんが手伝ってくれても専門の担当が必要です。それも貴族とやり取り出来る人材です』

クレシアが真剣に言う

『知り合いがいないか・・・誰にしよう?』

マルスが考え始める

『貴族に知り合いがいないですから・・・リリシャ師匠は?』

エミールが真剣に聞く

『え? いませんよ』

リリシャが即答する

『貴族・・・メリクトリさんは? ジエルさんとクレセさんが雇わなければ』

マルスが考えて聞く

『あ! 良いですね!! 今回の事で叔父の爵位は、没収になるでしょうから』

リリシャが笑顔で言う

『え? 誰ですか?』

クレシアが真剣に聞く

『ブゼラストリア準騎士爵家の人です。今回、アリシア様に怒鳴った人の甥になります』

マルスが笑顔で言うと、エミールが説明する

『良いかも知れませんね・・・真面目ならアーメルドの商会の代表で、事務仕事して貰いましょう』

クレシアが笑顔で言う

『リリシャ、迎えに行こう』

マルスが笑顔で言う

『どこにいるか聞きましたか?』

リリシャが真剣に聞く

『え? 聞いてない・・・』

マルスが苦笑いする

『ウレシナさんに聞きましょう』

エミールが微笑みながら言う


2日後、リオンド・ベクラード王国の船が到着すると、外交担当達が港に到着する

『御来訪お待ちしておりました。ささやかな食事会を準備しております』

アルクオドールが丁寧に挨拶した後言うと、ルキアが隣で微笑んでいる

『お出迎えと食料の事、本当に感謝します。オベリストリア王国第2王女シルフィーニです』

シルフィーニが真剣に言うと、リオンド・ベクラードの外交担当とオベリストリア王国の外交担当が挨拶をする

『シルフィーニ王女様、御来訪歓迎致します。クライドルト王国宮廷魔術師長ハルドと申します』

『シルフィーニ王女様、御来訪歓迎致します。クライドルト王国宮廷魔術師副師長アーセルと申します』

ハルドとアーセルが挨拶をすると、シルフィーニ王女と外交担当達が驚いている

『え? 宮廷魔術師長様が、直々にお出迎え感謝致します・・・アーメルドに常駐されているのでしょうか?』

シルフィーニが驚いて聞く

『所用でリベリアの英雄様に同行していました。長旅お疲れと思いますので、アーメルドの領主の館で話しましょう』

ハルドが微笑みながら言うと、馬車に乗り、領主の館に向かう

『シルフィーニ様、宮廷魔術師長様も若かったですね・・・若い人材が豊富なのでしょうか?』

白髪の男が真剣に聞く

『どうでしょう? 家柄でしょう』

シルフィーニがハルドとアーセルの仕草を思い出して言う

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