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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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クレセの結婚式後編

クレセとリアクラナがやってくる

『リリシャ、やっと一段落しました』

リアクラナが少し疲れたように言う

『リアクラナ、綺麗ですよ』

リリシャが微笑みながら言う

『さっき騒ぎが有ったみたいですが、何が有ったのですか?』

リアクラナが真剣に聞くと、クレセが苦笑いする

『男爵よりは、軽いことですわ』

アリシアが笑顔で言う

『アリシア様、何が・・・男爵よりは? 無礼だったのですね』

リアクラナが考えてから聞く

『準騎士爵から女呼ばわりされて、怒鳴られただけですわ』

アリシアが笑顔で言う

『それで・・・天罰が下ったのですか? リリシャですか?』

リアクラナが真剣にリリシャを見る

『杖も持ってませんし、詠唱もしてませんよ。大嫌いな人が近付いたから悪いのですね』

リリシャが微笑みながら言う

『そうですか・・・そう言う事にしておきます』

リアクラナが笑顔で言う

(リリシャがしたのですか? ・・・後で問題があるのかしら? アリシア様への無礼なら、問題は直ぐ解決ですね)


『クレセ御兄様も人気者でしたね』

『人気者か? 面倒な人しかいなかった』

クレセが、溜め息しながら言う

『ジエル御兄様もモテモテでしたね』

『モテモテ? ただ爵位しか見ていない人しかいなかった』

ジエルが苦笑いしている

『そうですか? 楽しそうでしたよ』

メーレスが睨みながら言う

『え? そうでもないぞ・・・名前なんて全く覚えてないからな』

『本当ですか? あそことあっちのあの人の時、相当楽しそうでしたね』

『え? あれは・・・昔から知っていたからな』

『そうですか?』

メーレスが、目が笑って無い笑みを浮かべて言う

『メーレス様を幸せにすると決めたのだから・・・』

ジエルが言うと、急に黙り込み、みんな見ている

『今なんて言いましたか? 聞こえなかったのですが』

メーレスが嬉しそうに微笑みながら言う

『え! 何でもない!!』

ジエルが真っ赤になっている

『え? もう一回言ってください』

メーレスが笑顔で言う

『え・・・メーレス様を幸せにします』

『必ずしてくださいね』

メーレスが嬉しそうにしている

『ジエル御兄様、もっと言葉にしてくださいね』

リリシャが笑顔で言うと、みんなジエルを見ている


『マルス師匠、みんなこっちをチラチラ見ています』

エミールがマルスの横に来て言う

『どうして近付かないのかな?』

マルスが呟きながら周囲を見ると、目の合った人達は会釈をしている

『マルス様、クレセ様とジエル様に話をしたくても、身分の解らない人が集まっているので、近付けません。先程の事で更に近付けません』

アーセルが微笑みながら言う

『愚かな人が近付かないから良いね・・・あれは、バスガルト男爵かな?』

マルスが見て言う

『そうですが、リリシャ様がいるので、端に逃げています』

ハルドが真剣に言う

『ハルドに用が有ったのかな?』

『追放されていますので、用なんて無いと思います。無視しても影響は有りません』

ハルドが言うと、アーセルが微笑んでいる


子爵達がやってくる

『クレセ、ここにいたら、挨拶出来ないから、少し挨拶回りを・・・』

子爵が苦笑いして言う

『休憩終わりにします』

クレセが真剣に言うと、リアクラナと歩いていく

『ジエルも頼んだ・・・ジエル、発表した方が良いか?』

子爵が真剣に考えて聞くと、アリシアを見ている

『良いですわ! 王都で式の準備も始めていますが、招待客はリベリアの英雄関係になりますわ』

アリシアが笑顔で言うと、母親と父親が驚いている

『式の日取りは決まったのか?』

『すぐに決まります。 クレシア様から結婚式場の使用許可は貰っています』

ジエルが真剣に言う

『まだ、屋敷が無かったな・・・』

子爵が真剣に言うと、リリシャが笑顔になってマルスを見る。メーレスは、リリシャの顔を見て慌てている

『リリシャ様、屋敷はすぐに用意出来ますので、建てなくて良いですよ』

メーレスが慌てて言うと、ジエルがリリシャを見ている

(リリシャの前で足りない事を言ったら、とんでもない事になる!! メーレスありがとう)

『どうしたのだ?』

子爵が疑問そうに見ている

『リリシャ様ですので、きっと、国王陛下に土地を用意させて、屋敷を建てると言いそうなので』

メーレスが笑顔で言う

『メーレス御姉様・・・折角マルスと遊べそうだったのに』

リリシャが残念そうに言う

『リリシャ、要らないぞ! 領地の屋敷だけで十分だ』

ジエルが真剣に言う

『え? あれは、風呂です!! 屋敷では無いです!!』

リリシャが笑顔で抗議する

『はい、素敵な風呂付きの休憩室です』

メーレスが笑顔で言うと、子爵がジエルに説明を求めて、ジエルが説明を始める


『作られていたら、危なかったな・・・』

子爵が苦笑いしている

『リリシャの前で欲しい物とか言わないでください! きっと結婚祝いの馬車も、相当な馬車だ』

ジエルが真剣に言う

『マルス、どんな馬車にしますか?』

リリシャが笑顔で聞く

『いつもの馬車にするよ・・・何か欲しい機能有りますか?』

マルスが笑顔で言う

『普通の馬車で良いですね』

メーレスが真剣に言う

『質素な馬車で良い!!』

ジエルが真剣に言う

『つまらないです・・・マルス、好きにしてください』

リリシャが笑顔で言う

『馬車だから・・・』

マルスが笑みを浮かべている

『あ!! マルス師匠の悪巧みしている顔です!!』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな笑いだす

(絶対にリリシャに、足りない物が有るなんて言わない方が良いな・・・)

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