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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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クレセの結婚式

クレセの結婚式が始まり、結婚式の参列が終わると、パーティー会場に向かう

『リリシャ様、お久し振りです』

『トリエスバミラ子爵様、お元気そうで良かったです』

リリシャが微笑みながら言う

『リリシャ様の権力を見せ付けられた思いです・・・アリシア王女様だけでなく、各国の王女様から御祝いの手紙を頂けるとは、思いませんでした』

『知り合いなだけです。良い結婚式になって良かった』

リリシャが満面の笑顔で言う

『良い結婚式に・・・ジエル様の結婚式はこれよりも集まるのか?』

トリエスバミラ子爵が苦笑いして聞く

『集めましょうか? 何ヵ国が良いですか?』

リリシャが笑顔で聞く

『聞かなかったことにします』

トリエスバミラ子爵が苦笑いする


リリシャは少し知り合いに挨拶してから、マルス達と一緒に話をしている

『クレセさんとジエルさんは、忙しそうですね』

メトリシアが真剣に見ながら言う。クレセの元には多くの人が列を作りながら挨拶をしている。ジエルの元には、女性も多く集まり、女性達が牽制するように話をしながら、多くの人が挨拶のために並んでいる

『人気者ですね』

リリシャが微笑みながら言う

『マルス師匠、あの人』

『ウレシアさんとメリクトリさんだね・・・文句言っている集団が叔父なのかな?』

マルスが見ながら言う

『あの人ですか? 中々可愛い人ですね』

メーレスが微笑みながら言う

『メーレス御姉様、話します?』

『リリシャ様、調べて貰いましたが、中々良い人だと思います。少し話して見たいです』

メーレスが微笑みながら言う

『ヒストリア、ウレシアさんを連れてきてね、先輩が後輩を呼び出した事にしよう』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス師匠』

ヒストリアが笑顔で言うと、会場を出て行こうとする、ウレシアを呼び出しにいく


『マルス様、何か御用ですか?』

ウレシアが少し震える声で言う

『少し話したいそうだよ』

マルスがメーレスを見て言う

『ウレシアさん、少し話しましょう』

メーレスが笑顔で言うと、ウレシアと話し始める


『マルス様はどのような繋がりがある人ですか?』

メリクトリがマルスに真剣に聞く

『どのような繋がり?』

『トリエスト子爵家との繋がりです。この集まりにほとんどの人が近付けないでいましたが・・・』

メリクトリが真剣に言う

『どんな風にみんな話していたの?』

『え! えーと、大貴族からの使者とみんな話してました・・・』

『大貴族ですのー』

アリシアが笑いながら言うと、メリクトリがどうしたら良いか解らず苦笑いしている

『権力者嫌いの集まりかな?』

マルスが笑顔で言うと、みんな爆笑する

『マルス様、良いのですの!! みんな貴族嫌いですの!!』

アリシアが笑いながら言う

『権力者と偉ぶる人が嫌いですね! 群がる人なんて軽蔑します』

リリシャが微笑みながら言う

『群がる人・・・そうですね・・・自分もその1人です。職を失い、新しい仕官先を探してました』

メリクトリが苦笑いしながら言う

『ブゼラストリア準騎士爵が面倒ですよね』

リリシャが微笑みながら言う

『え!! 知っていたのですか? もう手を回していたのか・・・やっぱり他国まで行かないといけないのか・・・』

メリクトリが泣きそうになりながら言う


『メリクトリ!! まだ帰ってなかったのか!! さっさと帰れ!! お前が来る場所で無い!!』

男達がやってくると、メリクトリに怒鳴る

『役にたたない奴だ!! 邪魔したら容赦しないぞ』

若い男が笑いながら言う

『話の邪魔をしないで下さいますの』

アリシアが、むっとしながら言う

『なんだ!! 女!! 準騎士爵である私に邪魔だと!!』

男が怒鳴り、若い男達がアリシアを見ている

『ゴミ掃除出来てないですわ!! 帰ったら取り調べるように言いますの! 礼儀も言葉使いも出来てないクズは居なくなれですの』

アリシアが笑いながら言う

『なんだ女!! ギャーーーーーーー!!』

男達が急に苦しみだしてのたうち回ると、リリシャが微笑みながら見下している

『天罰が下りましたの?』

アリシアが微笑みながら言うと、メリクトリが驚きながら見ている


のたうち回る3人をパーティー会場の人達が見ている

『リリシャ、何が有ったのか?』

ジエルが苦笑いしながら聞く

『天罰が下ったのですね! 外に放り出しましょう』

リリシャが笑みを浮かべて言う

『天罰か・・・』

『アリシア様に女呼ばわりしたら、このぐらいで済む訳有りませんよね! 騎士団長も気の毒に』

マルスが笑顔で言うと、メトリシアが笑いだす

『面倒だから、放置で良いか? 関わりたくない』

ジエルが苦笑いしながら言う

『メリクトリさん、ジエル様に挨拶しておいてね』

マルスが笑顔で言うと、メリクトリが慌ててジエルに挨拶をする


『ジエル様、ウレシアさんが騎士学院卒業したら、雇いましょう』

メーレスが笑顔でやってくると、ウレシアが何の事か解らず見ている

『気に入ったのか?』

『悪い人で無いです! 真面目で良いですね』

メーレスが微笑みながら言う

『メーレスが言うなら、任せる』

ジエルが真剣に言う

『え! 私の仕官? ジエル様!!』

ウレシアが驚いて叫び、メリクトリがどうしたら良いか解らずキョロキョロしている

『どうしたのですの?』

アリシアが微笑みながら言う

『え!! まっまっまっまっまさか!! アリシア王女様!! 大変申し訳有りません!!』

ウレシアがアリシアを見て慌てて頭を下げる

『居候している魔法学院の講師ですわ』

アリシアが笑顔で言う

『ウレシアさん、大声をあげると、回りのご迷惑ですよ』

メーレスが微笑みながら言う

『大変申し訳ありません!!』

ウレシアが慌てて言う

『可愛いですの!!』

アリシアが満面の笑顔で言う


『アリシア様、取り敢えず、この愚か者は、私が証人になって預かります。これも仕事です』

ハルドが男達を見ながら言う

『任せますの!!』

アリシアが笑顔で言うと、兵士に拘束させて連れていく

『あれはどうなる?』

ジエルが苦笑いしながら聞く

『取り潰しですね! 余罪調査が大変でも、逃がしません』

ハルドが真剣に言う

『権力者嫌いが権力者か・・・』

ジエルが呟くと、みんな笑いだす

『権力者を権力者としてみない、最大の権力者です。その気なら、いつでも爵位貰えても、いらないと言われるのですから』

ハルドが笑顔で言う

『ハルドもね』

マルスが笑顔で言う

『領地なんて面倒です!! 研究する時間が勿体無いです』

ハルドが笑顔で言うと、ジエルが苦笑いする

(ハルドも権力者嫌いな権力者だったか・・・ここにいる全員か・・・だから仲良しか)

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