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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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シルフィード号到着

翌朝、結婚式の準備を見ている

『リリシャ、予定通り到着だね』

マルスが笑顔で言うと、西の空にシルフィード号が見えてくる

『お祖父様に伝えてきますね』

リリシャが笑顔で言うと、マルスの腕に抱き付いて、引っ張って連れていく

『もう!!』

エミールが、マルスの反対の腕に抱き付つく


子爵と母親が話している

『お祖父様、シルフィード号が到着します。着陸場所を指定してください』

リリシャが笑顔で言う

『え? シルフィード号・・・もしかして、リリシャ達だけで無いのか?』

子爵が驚いている

『家族です!!』

リリシャが笑顔で言うと、マルスが説明をする


シルフィード号が、領主の館の近くに着陸する

『リリシャ、間に合いましたの』

アリシアが笑顔で降りてくる

『アリシア御姉様、転ばないで下さい』

メトリシアが笑顔で言うと、アリシアがメトリシアを見ている

『メトリシア!! シィーーですの!!』

アリシアが真っ赤になっている

『アリシア様、案内しますね』

リリシャが言うと、キリシアを見る

『美味しい料理あるかな?』

キリシアが鎧を着たまま降りてくる

『キリシア、鎧はダメですよ・・・ドレスに着替えましょう』

リリシャが微笑みながらキリシアに近付く

『え!! ヒラヒラ嫌だ!!』

キリシアが慌てている

『ダメです!! さぁー行きますよ』

リリシャが微笑みながら言うと、キリシアが宙に浮き上がり、慌てていると、エビリアとクレスタが両脇を捕まえて歩いていく。ミリアが嬉しそうについていく


『やっぱりこうなるのですね』

フローネがキリシアを気の毒そうに呟く

『リリシャの迫力凄いですね・・・あのキリシアが文句言えないなんて』

リーベルが呟く

『仲良いから良いです』

リシリアが微笑んでいる


キリシアがドレスに着替えさせられて出てくる

『ヒラヒラ嫌だ・・・』

キリシアが真っ赤になって呟く

『キリシア綺麗ですよ』

リリシャが笑顔で言う

『ミリア、キリシアを頼んだよ』

『はい!! マルス師匠』

ミリアが嬉しそうにキリシアと腕を組む

『ルメイル、キリシアのエスコート頼んだよ』

マルスがルメイルを見る

『畏まりました、マルス師匠』

ルメイルが赤くなりながら言う


『リリシャ様はいつも通りですね』

ハルドとアーセルが降りてきて言う

『ハルド、アーセルも来ていたの?』

『国王陛下から、面倒な貴族避けの為に、護衛に来ました』

ハルドが真剣に言うと、アーセルが説明をする

『今日は楽しもう』

マルスが笑顔で言うと、領主の館に歩いていき、シルフィード号は上昇していく


領主の館に入る

『え!! アリシア王女様!!』

トリエスト子爵が慌てて頭を下げる

『クレセの結婚式楽しみですわ! これは国王陛下からの祝いの品です』

アリシアが笑顔で言うと、カジェリアが差し出す

『トリエスト子爵家の家宝に致します』

トリエスト子爵が慌てて受け取る

『こちらは、アーメルド伯爵アルクオドールからの祝いの手紙と品です』

メトリシアが笑顔で言うと、エリスナが差し出す

『アーメルド伯爵家から・・・』

子爵が受け取り、ジエルを見る

『こちらは、リベリア公爵家からの祝いの品です』

フローネが微笑みながら言うと、リシリアが差し出す

『え! リベリア公爵家!!』

子爵が慌てて受け取る

『国王陛下より、宮廷魔術師長として祝いに駆け付けました』

ハルドが真剣に言う

『ハルドまで・・・質素な結婚式が・・・』

子爵が苦笑いする

『愚かな貴族が寄り付かないように、護衛だと思ってください』

ハルドが笑顔で言うと、アーセルが後ろで笑っている

『そうか・・・肩書きが有れば、縁者も近付けないか・・・』

子爵が少し安心したように言うと、案内しようとする

『あれ? リーベル様、挨拶はしないのですか?』

マルスが気が付いて聞く

『師匠の付き添いで来ただけです。 子爵様に挨拶なんて、普通はしません』

リーベルが真剣に言うと、フローネが思い出したようにリーベルを見ている

『あーーーーーーー!!! リーベル様、挨拶が必要です!!』

メトリシアが大声をあげる

『え? 何故ですか?』

リーベルが慌てている

『リーベル・・・今はリーベルも王国の重鎮ですよ』

フローネが呆れて言う

『え? 重鎮・・・あ!! 申し遅れました! 魔法学院学院長のリーベルです』

リーベルが慌てて挨拶をする

『え!! ままま魔法学院学院長様!!!』

子爵が驚いて叫ぶ

『リリシャ・・・どうなっているのですか? 宮廷魔術師長様に魔法学院学院長様まで・・・』

母親がリリシャを見て言う

『一緒に夏休みの遊びに行ってました』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ・・・聞いてないぞ』

ジエルが苦笑いする

『え? 聞いてなかったですか?』

リリシャがリーベルを見ている

『全部マルスの所為です!! 講師で十分なのに』

リーベルがマルスを見て言う

『リーベル、覚悟が足りませんよ』

フローネが微笑みながら言う

『師匠・・・』

リーベルが呟くと、子爵の顔がひきつっている

(質素のはずが・・・こんなに重鎮が集まるとは)


親族の集まる部屋に向かう

『リリシャ、全員集まったのか?』

クレセが入ってきた人達を見て苦笑いする

『当たり前です!! 何か問題でも?』

リリシャが笑顔で言う

『大丈夫なのか? アリシア王女様とメトリシア王女様まで来訪しているなんて、面倒になりそうだ』

クレセが真剣に言う

『あ!! これはメーレシア様とレセナ様とサトメル様からの祝いの手紙です。こっちはレズオスさんとヒリアさんからの祝いの手紙です』

メトリシアが思い出して言う

『クレセ御兄様良かったですね! 沢山の人から御祝いして貰えて』

リリシャが笑顔で言うと、受け取り、読み始めて青ざめていく

『クレセ、どうしたのか?』

子爵が心配そうに聞く

『3か国の王女様から、御祝いの言葉なんて・・・恐れ多いです』

クレセが泣きそうな声で言うと、手紙を見せる

『4か国です!! ヒリア様はガベラス王国の王女様です』

メーレスが笑顔で言うと、子爵が慌てて読んで震えている

『それを言うなら、メーレス様を含めて、6カ国ですよね』

マルスが真剣に言う

『あ!! マルス師匠、そうです!!』

メトリシアが笑顔で言う

『リリシャ・・・リリシャの知り合いなのか?』

子爵が青ざめながら聞く

『今回もみんなで海で遊んできました! メーレス様、楽しかったですよね』

リリシャが笑顔で言う

『はい! リリシャ様、本当に楽しかったです』

メーレスが満面の笑顔で言う

『リリシャに何を言っても無駄だ! 下手に後で言ったら、各国の国王から御祝いの手紙を出して来るかも知れない』

ジエルが真剣に言う

『やりそうだな・・・』

子爵が呟く

『あ!! 今から迎えに行きましょうか? 何ヵ国が良いですか?』

リリシャが笑顔で言う

『リリシャ、やめて欲しい・・・国内でも宮廷魔術師長様が祝いに駆け付けているのだから・・・騎士団が来なかったのが幸いだな』

子爵が真剣に呟く

『騎士団から・・・ヒストリア、代執してね』

リリシャが思い出したように言う

『リリシャ様、何故ですか?』

ヒストリアが驚いて聞く

『騎士団団長様からの祝いの手紙です』

リリシャが笑いながら言う

『え? 御父様からの? 言えば必ず書いて貰えますけど・・・』

『ヒストリア、書きなさい!! 面白いですわ』

アリシアが大声で言うと、みんな笑い出して、ヒストリアが手紙を書き始める。クレセと子爵が苦笑いしている

(騎士団団長様の息女がいたのを忘れていた・・・下手な事を言って増やしてしまった)

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