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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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オルクスに依頼

ウンディーネ号に戻り

『お母様、リリシャ師匠が怒ってます!! すぐに帰ります』

メトリシアが真剣に言う

『え!! リリシャ殿が!! 何が起きたのですか!』

王妃が慌てて言うと、前国王が慌てている

『クレセ様とリアクラナ様の結婚式が3日後なのに、リリシャ師匠を招待してなかったので、怒りました!!』

『は? 何故ですか?』

王妃が真剣に聞く

『リリシャ師匠が参加すると、質素な結婚式が出来なくなると言ってました!! 本当にそんなに豪華な式にならないのに!!』

メトリシアが真剣に言う

『そうですか・・・メトリシア、ここに遊びに来ている、人が全員寄って結婚式に参列したら、どんな式になりますか?』

王妃が真剣に聞く

『良い式になります!!』

メトリシアが笑顔で言う

『クライドルト王国の王女2人とメーレシア様とレセナ様とサトメル様とメリア様に、リベリアの英雄様が参列する凄い式ですね』

王妃が真剣に言う

『はい! そうなります!!』

『リアクラナさんは、質素に結婚式をしたいのと、親類縁者が近付かないように考えたのでしょうが・・・逆効果ですね・・・リリシャ殿に知られては、もう止まりませんね』

王妃が少し呆れ気味に言う

『3日後か・・・大荒れになるな・・・アリシアに同行させて、貴族達を黙らせた方が早いだろう』

前国王が真剣に言う

『一筆書いておきましょう・・・逆効果だから、知らせた上で、呼ばないようにしなさいと・・・』

王妃が苦笑いしながら言う

『リベリアの英雄殿は、忙しいのぉ・・・遊びに来たら、休まず色々しているな・・・』

『え? お祖父様! 忙しいのはマルス師匠です!!』

メトリシアが真剣に言う

『マルス殿は、いつの間にか忙しく飛び回っていますね・・・』

王妃が考えて、メトリシアを見ている


ウンディーネ号が出発する

『ジエル御兄様!! メーレス御姉様、早く乗ってください!! 時間に余裕が有りません』

リリシャが大声で呼ぶと、ジエルとメーレスがやって来る

『本当に行くのか?』

ジエルが苦笑いしている

『オルクスにメーレス御姉様の衣装を作って貰います!! 急いで下さい』

『リリシャ様、本当に行くのですか?』

メーレスも真剣に聞く

『メーレス御姉様の領地訪問です。 まだ行った事無いですよね』

リリシャが微笑みながら言う

『はい! まだ訪問してないです』

メーレスが思い出したように言う

『出発しますよ』

リリシャが微笑みながら言うと、ウンディーネ号は、高速で北に向かって進み始める


アーメルドが見えてくると、海軍の船に造船所に向かう事を伝え、造船所に着陸する

『ちょっと、オルクスの所に行って来ますね』

リリシャが微笑みながら言う

『え? リリシャ師匠やる気です』

メトリシアが少し驚きながら言う

『メトリシア、何ですか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え!! 目が笑ってない!! ここここ怖いです! マルス師匠助けてください!!』

メトリシアがリリシャの目を見た瞬間、マルスの後ろに隠れる

『メーレス様、行きましょう』

マルスが真剣に言うと、キリシアが笑っている

『はい! マルス様!! リリシャ様、よろしくお願いします』

メーレスが笑顔で言うと、ジエルが後ろで苦笑いしている

(ダメだ!! 完全に怒っている・・・クレセすまん、止まらないぞ)

『師匠、どうなるのですか?』

リーベルが嫌な予感にフローネを見ている

『キリシアの手の金貨の袋を叩き付けて、ドレスを買うつもりですね』

フローネが少し呆れ気味に言うと、リーベルが不安そうな顔をしている


リリシャとマルスとキリシアとエミールとエレーヌとリーベルとフローネとメーレスとジエルとルメイルでオルクスの店に到着する

『オルクスいますか?』

リリシャが微笑みながら言う

『え!! えーと、お約束は・・・』

店員がリリシャを見て、後退りしている

『早く呼びなさい』

リリシャが微笑みながら言う

『え・・・お約束は・・・申し訳ありません』

店員が逃げるように奥に行くと、奥さんが出てくる

『キリシア様、すぐに呼んできます』

奥さんが慌てて言う

『キリシア様、何か御用ですか?』

オルクスが慌てて出てくる

『オルクスさん、すぐにドレスを用意してください!! よろしくお願いします!!』

リリシャが真剣に言うと、金貨の袋をカウンターに置く

『え? ドレスですか?』

オルクスが意味わからずキリシアを見ている

『オルクスさん、リリシャの御兄さんが結婚式の日取りをリリシャに教えてなかったので、これから乗り込みます。 最低でもリリシャのドレスなど用意して欲しいです』

マルスが真剣に説明をすると、オルクスが笑顔で奥に行く


『こちらでどうですか? いつか必要になると思い、用意して有りました。 弟子の皆さんも必要ですか?』

オルクスが笑顔で言う

『オルクス!! 用意してくれていたの?』

キリシアが笑顔で言う

『はい、若い友達が多いので、誰かの結婚式が有ると思っていました。 交易品の代金も受け取って貰ってなかったので、作って置きました』

オルクスが笑顔で言う

『これで乗り込んで、文句言えます!!』

リリシャが笑顔で言う


『追加で、メーレス様とジエルの結婚式の衣装よろしく』

キリシアが笑顔で言う

『結婚式の衣装!! 本当ですか?』

オルクスが満面の笑顔で言う

『想定していたかな?』

『想定外ですが・・・どのような方ですか?』

オルクスが真剣に聞く

『カーレスト諸島太守のジエルです。こちらがメーレスです』

ジエルが真剣に言う

『太守様!! それもカーレスト諸島!!』

オルクスが驚いて、慌てて挨拶をする

『妹のリリシャが迷惑をかけています』

ジエルが頭を下げる

『え? リリシャ様の御兄さん!! リリシャ様は・・・』

オルクスが、助けを求めるようにリーベルを見ている

『オルクス、迷惑を掛けます・・・本人が説明をしないなら、言えません』

リーベルが苦笑いする

『貴族なんて、どうでも良いです!! メーレス様の衣装はしっかり作ってくださいね』

リリシャが笑顔で言う

『メーレス様、採寸しますが、裏地に刺繍する、家柄の紋章等有りますか?』

オルクスが真剣に聞く

『こちらをお願いします』

メーレスが腕輪の紋章を見せる

『見た事が有るのですが・・・思い出せません』

オルクスが真剣に考えながら呟く

『ヘルゼレスの紋章です』

『ヘルゼレス・・・え!! ヘルゼレス王国!!』

オルクスが大声をあげる

『メーレス様は、ヘルゼレスの王女様です』

マルスが真剣に言うと、オルクスの手が震えている

『あ!! オルクスが驚いた!!』

キリシアが満面の笑顔で言うと、みんな笑い始める

『私等が・・・王家の結婚式の衣装などよろしいのですか?』

オルクスが少し掠れる声で聞く

『はい! 実は、御父様も御兄様も今回の式に来訪が難しいので、クライドルト王国の王都の式場で身内で式をします』

メーレスが真剣に説明を始めると、オルクスと衣装について、真剣に相談を始める

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