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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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ジエルと造酒

3日間海で遊んでから、領主の館に向かう

『ジエル御兄様ーー!監査に来ました』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑っている

『監査か・・・今日は何の監査だ?』

ジエルが苦笑いして言う

『特産品です』

『特産品か・・・中間貿易しか無いぞ』

ジエルが真剣に言うと、メーレスが頷いている

『このお酒どうですか?』

リリシャが微笑みながら差し出す

『は? お酒?』

ジエルが驚きながら受け取り、匂いを嗅いでいる

『かなり良いお酒ですね・・・原料は?』

メーレスが、真剣に考えながら聞く

『このお酒です』

マルスが笑顔で言うと、ジエルが驚いている

『木の実のお酒・・・どうして、このお酒が出来るのですか?』

メーレスが真剣に聞く

『蒸留です。クレシア様から教えて貰い、作りました』

マルスが笑顔で言うと、説明を始め、ジエルが真剣に聞いている


『これなら、特産品が出来る・・・あの木の実も消費が出来て、栽培も増やせるな・・・』

ジエルが考えながら呟く

『魔法使いが必要です』

メーレスが真剣に言う

『ウォーレルさんの弟子の1人が、お酒好きで、造酒に興味があり、暫く魔導具の操作をしてくれます。それも罪滅ぼしの1つとの事です。』

マルスが笑顔で言うと、弟子が笑顔で頭を下げる

『本当か? 造酒所が必要か・・・すぐに用意しよう!』

ジエルが笑顔で言う

『魔導具貸し出しますね』

マルスが笑顔で言う

『貸出賃は?』

メーレスが真剣に聞く

『クレシア様に聞いてください』

マルスが笑顔で言う

『クレシア様に?』

メーレスが聞き返す

『マルス師匠は面倒だから、全部人任せです!!』

メトリシアが笑顔で言うと、クレシアが微笑んでいる

『マルス様ですね・・・クレシア様、後でゆっくり話しましょう』

メーレスが笑顔で言うと、ジエルが見ている

『ジエル御兄様もしっかりして下さい』

リリシャが真剣に言う

『わかった・・・』

ジエルが苦笑いしながら言う

『油は、沢山買いますね! 取り敢えず10個は買います』

メトリシアが笑顔で言うと、石鹸をメーレスに手渡す

『石鹸? 前の石鹸ですが・・・油は、木の実の?』

メーレスが笑顔で言う

『まだ安定してないので、製法は秘密です』

メトリシアが笑顔で言う

『油も特産品に・・・風呂が沢山必要になりそうです』

メーレスが笑顔で言う

『メトリシアの石鹸は、毎日使ってますが、本当に高級品です』

クレシアが微笑みながら言うと、メーレスも頷いている


ジエルが町中に造酒所の候補地を決めると、マルスが魔導具を運び込んでいる

『マルス様、良い酒を造り、みんなが笑顔になる事を目指します。』

『マッコイ、頼むぞ!』

ウォーレルが真剣に言う

『はい! 師匠・・・魔法は戦うだけで無く、人を幸せにする事が出来ると知りました。償いの第1歩、必ず成功させます』

マッコイが真剣に言う

『好きな事を仕事にするとは・・・マルス様の考えが素晴らしい』

ウォーレルが真剣に言う

『はい! 魔力の限り研究をして見せます』

マッコイが笑顔で言うと、マルスに頭を下げている

『あ!! マルス師匠が戦わないでも忙しいです!! 結局遊びに来て、マルス師匠が一番遊んでないです』

メトリシアが気が付いて言う

『結構遊んでいたけど』

マルスが笑顔で言う

『メトリシア、マルス師匠の遊びは、魔導具作成ですよ! 建物も遊びの1つです!! きっと制約がなければ、町を造り直してしまいます・・・いつかやると思います』

エミールが笑いながら言う

『やりそうです!』

メトリシアが笑顔で言うと、ウォーレル達も笑い始める


『ジエル御兄様、クレセ御兄様の結婚式は何時ですか?』

リリシャが真剣に聞く

『え!! それは・・・』

ジエルが苦笑いしている

『リリシャ様、聞いてないのですか?』

メーレスが不思議そうに聞く

『聞いてません』

『ジエル御兄様、知っているのですか?』

リリシャがジエルを睨んでいる

『それは・・・リリシャが行くと、全員行きそうで・・・質素に式も出来ない・・・後でリベリアに赴き、リリシャに報告する事にした・・・』

ジエルが言葉を考えながら言う

『え!! 何故ですか!! 祝いに行ったらダメなのですか!!』

リリシャが睨み怒鳴る

『リリシャ様・・・多分メトリシア様が来訪するのが、恐れ多いのでしょう・・・飛空艇も』

メーレスが真剣に言う

『え!! リアクラナも幼馴染みです!! 祝いに行けないなんて!!』

『リリシャ、実は、リリシャの正体に親類縁者が説明を求めてきている。利用しようと接近してきている者もこの頃多いと聞く』

ジエルが諦めて話し、説明を始めている


『貴族面倒です!! 片っ端から吹き飛ばそうかしら!!』

リリシャが笑みを浮かべ始める

『リリシャ師匠!! 手伝います!! リリシャ師匠の家族に手を出したら、どうなるか、思い知らせます』

メトリシアが笑顔で言う

『山でも消し飛ばしましょうか?』

エミールが微笑みながら言う

『山だけで良いのですか?』

エビリアが笑いながら言う

『湖作って遊びましょう』

クレスタが笑いながら言う

『もっと大穴空けれるように頑張ります』

ミリアが真剣に言う

『クレセの結婚式は、3日後だから、邪魔はしないように』

ジエルが真剣に言う

『3日後!! マルス、すぐに行きます!! ドレスどうしよう!!』

リリシャが真剣に言う

『オルクス用意してないかな・・・』

マルスが真剣に呟く

『アーメルドにすぐに飛んで行きますよ』

リリシャが真剣に言うと、歩いていく

『ジエル様、もう手遅れですね・・・乗り込むつもりです』

メーレスが真剣に言うと、リリシャ達の背中を見ている

(え!! 3日後だぞ・・・飛空艇で間に合うのか!! 出発するまで待っていれば良かった!! クレセすまん!! 結婚祝いは、欲しいものを言わないようにしてくれ!!)

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― 新着の感想 ―
[一言] いや、この際だから、欲しいものは特産品って言えばいいと思う……
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