表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
791/1407

蒸留装置

マルスが工房に向かうと、魔鉄で形を作り始め、アニーが微笑みながら見ている

『アニーこれで形は良いかな?』

マルスが説明しながら言う

『マルス師匠、私も見たこと無いので、理論的には可能です。 熱量の調整が必要です。』

アニーが微笑みながら言う

『魔導具にしてくるね』

マルスが魔方陣を発動して、魔石に魔方陣を書き込んでいく


『マルス師匠、凄い魔方陣です』

アニーが微笑みながら言うと、魔力を流して、全体に魔力の淡い光に包まれる

『完成だね! 食堂に持っていって、試してみよう』

マルスが笑顔で言う

『はい! 蒸留酒出来たら、料理に使えます』

アニーが笑顔で言うと、浮かせて持って食堂に向かう


『マルスーー、何それ?』

リリシャが真っ赤な顔でマルスを見ている

『リリシャ? もしかして、酔っている?』

『酔ってなんていない』

リリシャが言うと、立ち上がりフラフラしている

『リリシャ、もう寝た方が良いよ』

『今日は、マルスの部屋で寝るーー連れていって』

リリシャが、フラフラしながらマルスに抱き付くと、クレシアが慌てている

『仕方無いな・・・連れていくから、先に部屋で寝ていてね』

マルスが言うと、リリシャを支えて部屋に向かうと、クレシアが心配そうに付いてくる


リリシャの部屋に連れていく

『ここは私の部屋!! マルスの部屋じゃない!!』

リリシャが真っ赤な顔で言う

『ここで寝たくないの?』

『今日はマルスの部屋!!』

『部屋に行くよ』

マルスの部屋に向かう

『マルスーーどこに行くの?』

リリシャがベットに寝転んで笑みを浮かべて言う

『先に寝ていてね! さっきの魔導具の調整するから』

マルスが真剣に言う

『早く帰ってきてね』

リリシャが言うと、暫くして寝息をしている

『クレシア様、戻りましょう』

マルスが真剣に言うと、クレシアが頷いて食堂に歩いて帰っていく

(リリシャ様もマルス様を好きなのですね・・・起きたら、大変な事に)


『マルス師匠、水で試して見ましたが、温度上昇も良いです。それに冷却の回収側も完璧ですね』

アニーが微笑みながら言う

『それは良かった!! お酒で出来るか試してみたいね』

マルスが笑顔で言う

『早速試しますね』

アニーが倉庫に向かう

『マルス様、本当に作られるなんて・・・』

クレシアが少し驚いている

『簡単だから!!』

マルスが笑顔で言う

『簡単だから? 凄すぎます』

クレシアが真剣に言う

『所でキリシアは?』

『眠くなり、ミリアさん達が部屋に送りました』

クレシアが真剣に言う

『お酒飲むの慣れた方が良いのですか?』

『少し慣れた方が良いです。もし今、マルス様がリリシャ様と子作りしても、文句言えません』

クレシアが真剣に言う

『明日の朝が面倒かな?』

マルスが苦笑いする

『マルス様が結婚しないからですね』

クレシアが真剣に言う

『え? それは・・・魔法学院卒業してないから』

マルスが苦笑いする

『マルス様なら、側室を何十人持っても大丈夫です。資産的に余裕が有ります』

クレシアが真剣に言う

『え!! えーーーと・・・』

マルスが黙り込むと、クレシアが微笑んでいる


マルスは、艦橋に向かい、席に座り寝ている

『マルス、ここで寝ていたのですか?』

フローネがやって来て聞く

『リリシャに部屋奪われたからね』

マルスが苦笑いしていると、詳しく説明をしている

『慣れないのに飲んだからですね・・・マルスの部屋で起きて、騒ぐでしょう』

フローネが少し呆れ気味に言う

『毎朝艦橋に?』

『ここの景色は良いですからね』

フローネが微笑んで外を見ている


食堂に向かうと、みんな集まっている

『あ!! マルス師匠!! 何でリリシャ師匠を部屋に連れ込んでいるのですか!!』

メトリシアが大声で言うと、みんなマルスを見ている

『クレシア様に聞けば、理由はわかるよ』

マルスが真剣に言うと、ミリアが呼びに行く。アニーとクレシアがやって来る

『クレシア様、リリシャ師匠が何でマルス師匠の部屋で寝ていたのですか!!』

『マルス様が蒸留装置を完成させて持ってきたら、リリシャ師匠がマルスに部屋に送ってと言われてました。 マルスの部屋で寝ると言われていました』

アニーが真剣に言うと、みんなリリシャを見る

『え? 覚えてない・・・』

リリシャが苦笑いする

『リリシャ様の部屋に送っていきましたが、マルスの部屋じゃないと言われて、マルス様の部屋に送り、リリシャ様をベットに寝かせて出ていこうとしたら、マルスと一緒に寝ると、駄々捏ねてました。可愛かったです』

クレシアが真剣に言う

『え? そんなことを・・・全然覚えてない・・・マルスはどこで寝てたの?』

リリシャが苦笑いして言う

『マルスは艦橋で寝てましたよ』

フローネが呆れて言うと、みんなリリシャを見ている

『リリシャ様も少しお酒に慣れましょう・・・マルス様で無かったら、襲われていますよ・・・一緒に寝ようとしている時点で、そのつもりでしたか?』

クレシアが真剣に言う

『え!! 全然覚えてない・・・』

リリシャが真っ赤になっている

『リリシャ師匠!! 今度お酒飲んだら、絶対にみんなで部屋に送ります!!』

メトリシアが真剣に言うと、みんな頷いている

(リリシャ師匠も油断できません!!)


『マルス様、蒸留酒完成してます。 本来なら数年寝かせるのですが、本格的に使用できます』

アニーが笑顔で言う

『ジエルさんにあげて、交易品にして貰おう』

マルスが笑顔で言う

『この島に特産品が・・・素晴らしいですね』

クレシアが真剣に言う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ