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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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オクトバスの料理

オクトバスを浜辺に持っていく

『マルス様、巨大なまな板欲しいです』

アニーが笑顔で言う

『すぐに作るね』

マルスが木材にモデリングで大きな板を作ると、エミールとリリシャが、その上にオクトバスを置く

『茹で加減はどうでしょうか? ケニスさん、ここで1本切ってください』

アニーが言うと、ケニスが剣を抜き1本切り落とすと、アニーが浮かせて、断面を見ている

『茹で上がってますね・・・ケニスさんこのまま切ってください』

アニーが笑顔で言うと、ケニスが等分に切って、まな板に置いていく

『アニー、食べれる?』

キリシアが笑顔で聞く

『試食しましょう! ケニスさん、薄切りにしてください』

アニーが足を浮かせると、ケニスが次々と薄切りにして、まな板に落ちていく


顔ぐらいの太さのオクトバスの足を、キリシアが食べ始める

『歯応え有って、美味しいね! タレは?』

キリシアが笑顔で言う

『作りますが、焼いて食べますか?』

アニーが笑顔で言う

『すぐに焼きますね』

クレシアが笑顔で言うと、マルスを見る

『鉄板の魔導具持ってきます』

マルスが真剣に言うと、みんなマルスを見ている

『料理は、ウンディーネ号でやりますので、ファイヤーで焼けますか?』

アニーが笑顔で聞く

『わかった!』

マルスが炎を作り、オクトバスを焼いていく


キリシアが焼いたオクトバスを食べて

『旨い!! 塩も良い!!』

キリシアが笑顔で言うと、みんな食べている。マルスは次々と焼いている

『マルス師匠、あーん』

エミールが、マルスに切ったオクトバスの足をマルスの口に入れる

『あーーーーーーー!! エミール御姉様!! ズルい!!』

メトリシアが大声をあげると、みんなメトリシアを見ている

『マルス師匠、食べたくなったら言ってくださいね』

エミールが笑顔で言う

『エミールありがとう』

マルスが微笑みながら言う

『マルス師匠、これも』

ミリアが差し出すと、マルスが食べる

『ミリア!! マルス師匠これも!! あーん』

メトリシアが差し出す

『飲み込むまで待ってよ』

マルスが真剣に言う

『メトリシア、マルス師匠のタイミング考えましょうね』

エミールが微笑みながら言う

『マルス師匠・・・』

メトリシアが呟き、マルスを見つめている

『お兄ちゃん! あーん』

レティナが満面の笑顔で言うと、マルスが慌てて飲み込み、食べる

『あ!! マルス師匠!!』

メトリシアが大声をあげる

『メトリシア、レティナちゃんに勝てませんの』

アリシアが笑いながら言う

『アリシア御姉様!!』

メトリシアがアリシアを睨んでいる

『メトリシア、マルス殿のペースを考えなさいね』

王妃も笑いながら言う

『お母様まで!!』

メトリシアが王妃を見ていると、みんな笑っている


日が暮れると、みんなウンディーネ号に戻り、アニーとクレシアが料理をしている


料理が並ぶとみんな集まる

『これがオクトバスか・・・旨そうだ!!』

前国王が笑顔で言う

『リベリアの英雄を襲った愚かな魔物の末路ですね・・・あの大きさなら、船も沈められます』

王妃が微笑みながら言う

『オクトバスが、海の上で茹でられる姿、凄かったな』

『その後のメトリシアの方が楽しかったですね』

王妃が微笑みながら、メトリシアを見ている

『そうですの!! メトリシア可愛いですの』

アリシアが笑顔で言いながら、オクトバスを食べている

『あの、不治の病で寝込んでいたメトリシアが元気になって良かったが、ライバルが強力すぎるな』

『ふふふ、側室で良いのですわ!! ライバルと仲良くしていてくれた方が、良いですわ』

王妃が真剣に言う

『その通りだな』

前国王がメトリシア達を見て微笑んでいる


食事を食べ終わる

『マルス!! オクトバス沢山捕まえて来て!!』

キリシアが笑顔で言う

『キリシア、仕方無いけど・・・海底にいるから、捕まえにくいよ』

『見付けたら絶対に捕まえて!!』

キリシアが真剣に言う

『また茹でますね』

リリシャが微笑みながら言う

『次は手伝います』

ミリアが笑顔で言う

『旨い魔物沢山出てこい!!』

キリシアが笑顔で言うと、みんな笑っている


『リリシャさん、キリシアさん、少し飲みますか?』

クレシアが笑顔で持ってくる

『え? お酒ですか?』

リリシャが驚きながら聞く

『お酒か・・・飲んだ事無いな』

キリシアが真剣に言う

『え? キリシアさん飲んだ事無いのですか?』

クレシアが驚いている

『槍の鍛練に必要ないから! マルス達もいたから』

キリシアが真剣に言う

『酔って暴れたら大変ですね』

リリシャが微笑みながら言うと、クレシアが思い浮かべて、青ざめる

『一杯貰うね』

キリシアが真剣に言う

『やっぱり止めておきます? 酔って暴れないですよね?』

クレシアが少し不安そうに言う

『この船なら壊れないから、大丈夫!! リリシャの方が怖いよ』

キリシアが笑顔で言う

『暴れても島が消し飛ぶぐらいです』

リリシャが微笑みながら言う

『マルスがいるから大丈夫!!』

キリシアが笑いながら言うと、クレシアがマルスを見てから、グラスに注いで、キリシアとリリシャに差し出す

(暴れないでくださいね・・・マルス様、もしもの時お願いします)


『美味しい!! 甘くて飲みやすい』

キリシアが笑顔で言う

『木の実のジュースと同じですね』

リリシャが微笑みながら言う

『ジュースを発酵させたお酒です。安い酒しか有りませんでした。蒸留酒が有ればもっと良いのですが・・・この島には、設備が有りませんでした』

クレシアが真剣に言う

『蒸留酒? どんな設備?』

キリシアが真剣に聞くと、クレシアが微笑みながら説明を始める

『マルスーーちょっと作ってね』

リリシャが笑顔でマルスを呼ぶと、説明をしている

『工程を決めないとね・・・どこで作ろうかな?』

マルスが笑みを浮かべている

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