表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
789/1407

海で遊びとオクトバス

マルスは、みんなの遊んでいる風景を見て、ウンディーネ号に飛んでいく


革をモデリングで変型させて、細長い形にすると、空気を中に溜めて、膨らませて、ウンディーネ号から落とす


浮いたね・・・魔導バイクで引けば、面白いかな?

マルスは、思い浮かべながら、飛び降りる

『キリシア、ちょっと貸して』

マルスがキリシアに言うと、キリシアが近付いてくる

『何それ?』

キリシアが興味津々に見ている

『キリシア、ちょっと乗っていてね』

マルスが笑顔で言うと、ロープを魔導バイクに繋ぐ

『引っ張るの?』

『最初はゆっくり動くからね』

マルスが笑顔で言うと、魔導バイクを操舵して疾走する

『マルス!! 面白い!! 最高速で走って!!』

キリシアが笑いながら言うと、魔導バイクが速度を上げて動き始め、魔導バイクが曲がると、キリシアがしがみつきながら笑っている


『マルス楽しい!! もっと!!』

キリシアが満面の笑顔で言う

『レティナ達も乗せないと』

マルスが笑顔で言う

『あ!! みんなで遊ぶ!!』

キリシアが笑顔で言うと、みんなの所に行く


『お兄ちゃん!! それ面白そう』

レティナが満面の笑顔で言う

『順番に乗って遊んでね! フロートの魔道具は着て遊ばないとダメだよ』

マルスが笑顔で言う

『はーい!! お兄ちゃん』

レティナが笑顔で言うと、キリシアが魔導バイクを操舵して、遊び始める


『また新しい遊ぶ道具を』

フローネがマルスの横に来て呟く

『次は・・・あれにしようかな?』

マルスが笑顔で言うと、フライでウンディーネ号に飛んでいくと、リーベルが頭を押さえて苦笑いしている

『師匠・・・止めないのですか?』

リーベルが真剣に聞く

『リーベル、下手に止めたら、それ以上の魔道具を作りますよ! あの程度の物を作っていてくれた方が楽です』

フローネが真剣に言う

『あの程度の物を・・・』

リーベルが呟き、遊んでいるレティナ達を見ている


マルスがウンディーネ号から戻ってくると、革を板状にして空気を入れる、中央にガラスを付けてある


海の中が見える・・・両サイドをもっと大きくしたら、もっと安定するかな?

マルスは考えてから、ウンディーネ号に戻り、革で円柱の物を作ると、中に空気を入れて、両サイドに取り付ける


マルスは、海に浮かびながら、砂浜に近付いていく

『マルス、何しているのですか?』

リリシャが近付いて聞く

『海の中を見ながら進んでいたよ』

『マルス貸して』

リリシャが笑顔で言うと、マルスの上に飛び乗り、海の中を見て微笑んでいる

『あーーーー!! りりりりりりリリシャ師匠!! ずるい!! 密着し過ぎです!!』

メトリシアが見て叫ぶと、凄い勢いで近付いてくる

『何か問題でも?』

リリシャが微笑みながら言うと、マルスは真っ赤になっている

『リリシャ師匠!! マルス師匠に密着はダメです!! 私もしたい!!』

メトリシアが真剣に言う

『自爆ですか? マルスだから良いですよね』

リリシャが微笑みながらマルスに抱き付く

『ダメーーーーー!!』

メトリシアが大声で言う

『えぃ!!』

エミールが、マルスの上に飛び乗り、海の中を見始める

『えーーーー!! エミール御姉様!!』

メトリシアが叫ぶ

『早い者勝ちです』

エミールが笑顔で言う

『次は、私の番です』

ミリアが真剣に言うと、リリシャが笑い始める

『ミリア!! 裏切り者!!』

メトリシアが大声で叫ぶ

『リリシャ、エミール重い』

マルスが顔を真っ赤にして、苦笑いしながら言う

『真っ赤になったマルスも可愛いです』

リリシャが笑顔で言う

『マルス師匠、動くと水着が脱げてしまいます』

エミールが笑いながら言う

『エミール御姉様・・・ズルい』

メトリシアが呟く


『オクトバスだーー!!』

ウンディーネ号で警戒していた、海兵が海面を見て叫ぶと、オクトバスは、真っ直ぐマルス達の方に突進していく

『我が主様、オクトバスが3匹接近してます』

ホルキスからの声が聞こえ、マルスは海底を見る、オクトバスが足を伸ばしてくる

『ハイバリア』

マルスがバリアを張ると、バリアの周囲に足が巻き付く

『マルス、どうします?』

リリシャが笑みを浮かべている

『マルス師匠との楽しい時間を無駄にさせるなんて、許しません』

エミールが笑顔で言う

『エミール、丸焼きですか?』

リリシャが微笑みながら言う

『この場合は、茹でるですか?』

エミールが、微笑みながらアクアコントロールで、オクトバスを海面に出した丸い球体の中に閉じ込め

『アクアストーム』

『ファイヤーストーム』

エミールが水を操り、リリシャが炎を操ってオクトバスが動かなくなるまで、茹でている

『美味しいのかな?』

マルスがオクトバスを見ながら言う

『結構歯応え有って、美味しいです。アニーさんに料理して貰います』

エミールが微笑みながら言う

『後2匹も狩るかな?』

マルスが笑顔で言う

『どこにいますか?』

リリシャが笑顔で聞く

『あっちとこっちの海底だよ』

マルスが笑顔で言う

『船も襲うので、退治しましょう』

エミールが笑顔で言う

『オクトバスをアニー達に届けて料理して貰おう』

マルスが笑顔で言うと、エミールとリリシャがアクアコントロールで浜辺に運んでいく


浜辺では、オクトバスが茹で上がるのをアニーとクレシアが見ながら話している

『茹でていますね・・・どう料理しましょうか?』

クレシアが微笑みながら言う

『あの太さなら、ステーキ? 切れ込みを入れないと、噛みきれないかしら? スープは・・・茹で加減次第です・・・から揚げも、炒めるなら・・・』

アニーが笑みを浮かべている

『普通の包丁で切れませんね?』

クレシアが真剣に言う

『ケニスさん、手伝ってくださいね。切ったら料理しましょう』

アニーが笑顔で言う

『どのぐらいに切れば良いか、指示してください』

ケニスが微笑みながら言う

『揚げる油も用意しましょう』

アニーが笑顔で言うと、王妃が微笑みながら見ている

(魔物も不憫ですね・・・料理してもらう為に襲うなんて・・・普通なら慌てて大騒ぎなのに、楽しそうですね)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ