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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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カーレスト諸島とジエル

カーレスト諸島が見えてくると、海軍の船が近付いてくる

『夏休みで遊びに来ました! 停泊場所を指示してください』

ヒストリアが大声で言うと、海兵が笑っている

『畏まりました!! 英雄様! 案内します』

海軍の船の船員が手を振りながら言うと、海軍の船の案内で港に近くに停泊する。海軍の船が横付けする


『見慣れない船が後ろに居ますが・・・』

海軍の兵士が真剣に聞く

『あれは、オーディバゼル号で、あの2隻は、試し航行で来ました』

ヒストリアが真剣に言う

『聞いてませんでしたが・・・太守様に伝えておきます。』

『中型魔導船なら、港に入港出来ますか?』

『許可を取って来ます』

海軍の兵士が真剣に言うと、海軍の船に戻っていく


マルス達は、中型魔導船に乗り込み、港に着岸する

『あ!! ジエル御兄様! 監査に来ました』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い出す

『リリシャ・・・監査ではなく、遊びに来たの間違いだろ』

ジエルがなれたように言うと、メーレスが笑っている

『査察でした!! ん? 視察でした!!』

リリシャが笑顔で言う

『わかった・・・島の別荘は好きに使ってくれ』

ジエルが呆れたように言う

『その前に、交易品の取引もお願いしますね』

『交易品か? わかった、商人が喜ぶだろう』

ジエルが嬉しそうに言うと、メーレスが微笑んでいる

『リリシャ様、あの船も魔導船ですよね?』

メーレスが真剣に船を見ている

『メーレス様、案内しますね』

リリシャが笑顔で言うと、メーレスが微笑みながら中型魔導船に乗り込み、ジエルがついてくる


『居住スペースは少ないので、交易船ですね』

メーレスが船の中を見て戻ってきて言う

『居住スペースはあそこです』

リリシャが笑顔で言うと、食堂に案内する

『中々良いですね・・・ウンディーネ号と比べると・・・』

メーレスが見ながら言う

『ウンディーネ号でお茶でもしましょう』

メトリシアが笑顔で言う

『はい! ゆっくりさせて貰います』

メーレスが笑顔で言う

『ウンディーネ号の視察か・・・』

ジエルが呟く

『凄い食堂ですよ』

メーレスが嬉しそうに言うと、中型魔導船は、ウンディーネ号に向かう


ウンディーネ号の食堂に向かう

『連れてきました』

メトリシアが笑顔で言うと、みんな微笑んでいる

『え!! 何故ここに?』

メーレスが驚いて大声をあげる

『王妃様!! 前国王陛下!!』

ジエルが慌てて頭を下げる

『カーレスト諸島を見学に来ましたよ』

王妃が微笑みながら言う

『ジエル、メーレスと仲良くしていたか?』

前国王が笑顔で言う

『はい!! 前国王陛下』

ジエルが大声で言う

『御来訪と知らず、おもてなしの準備が出来てなく申し訳有りません』

メーレスが慌てて言う

『孫娘の付き添いの爺さんだと思うように』

前国王が笑顔で言う

『娘と海に遊びに来た人と思ってくださいね』

王妃が微笑みながら言う

『そうですの! 楽しみでしたわ』

アリシアが笑顔で言う

『え! アリシア様まで!!』

メーレスが驚いている

『夏休みの旅行ですのーー いつもメトリシアばかりずるいのですの!』

アリシアが笑顔で言うと、ジエルが唖然と聞いている


『少し話しましょうね』

王妃が言うと、勧められた席にメーレスとジエルが座り、クレシアがケーキを持ってくる

『え? クレシア様! お久し振りです』

メーレスが驚いて言う

『食材を探しに来た料理人です』

クレシアが微笑みながら言うと、レセナがジエルの前にケーキを置く

『レセナ様まで・・・』

メーレスが驚いて言い、王妃を見ると、王妃は微笑みながら見ている

『始めての海です。本当に楽しみです』

レセナが満面の笑顔で言うと、ジエルが苦笑いして、リリシャを見る

『ジエル兄様何か?』

リリシャが疑問そうに聞く

『リリシャ・・・こう言う事は先に教えてくれ』

ジエルが苦笑いして言う

『さっき言いました!! 視察と』

『え? ・・・確かに聞いた』

ジエルが苦笑いすると、みんな笑い出す

『本気にしなかったジエル兄様が悪いだけです』

リリシャが笑顔で言う

『王族が集まると、領主の館で歓迎のパーティーも難しいです』

メーレスが真剣に考えながら言う

『必要ないぞ! この食堂以上に快適な部屋は無いからな』

前国王が笑顔で言う

『数組に別れて、視察しましょうね』

王妃が微笑みながら言う

『王妃様畏まりました・・・案内と護衛は用意します』

メーレスが微笑みながら言う

『こんなに王族が集まったら、警備が大変だから・・・歓迎のパーティー無しは、本当にありがたい』

ジエルが苦笑いながら言う、メーレスがメーレシア達を見て苦笑いする

『えーと、5か国の王族が集まっていると、本当に大変ですね』

メーレスが呟くと、ジエルが慌てて振り向く

『メーレス様幸せそうですね』

メーレシアが微笑みながら言う

『メーレス御姉様、お久し振りです』

サトメルが笑顔で言うと、メーレスと話し始め、ジエルが心配そうにしている

(頼むから、何も無いで欲しい!! これが遊びに来ただけなのか?)


『ジエル御兄様、結婚祝い何が良いですか?』

リリシャが微笑みながら聞く

『何もいらない!!』

ジエルが慌てて言う

『メーレス様は? メーレス御姉様は?』

リリシャが笑顔で聞く

『え? えーと、御姉様は・・・リリシャ御姉様、お風呂が欲しいです』

メーレスが慌てて言う

『はい! 後で作る場所を教えてください!! マルス、風呂の魔道具作って』

リリシャが笑顔で言う

『わかった! すぐに作るね』

マルスが笑顔で言う

『リリシャ・・・』

ジエルが嫌な予感に苦笑いする

『嬉しいです! リリシャ御姉様』

メーレスが笑顔で言う

『メーレス御姉様は、ジエル御兄様の奥様になるので、メーレス御姉様です』

リリシャが笑顔で言うと、アリシアと王妃が笑い始める

『はい・・・リリシャ様』

メーレスが少し照れながら言う

『式はいつしますか?』

『それなのですが・・・御父様とセレスバイン御兄様から、忙しすぎて、来訪出来そうに無いと連絡が有って、王都で式場を借りて、身内で済ませたいと思います』

メーレスが真剣に言うと、ジエルが見ている

『リリシャ、借りれるか?』

ジエルが真剣に聞く

『クレシア様に相談してください』

リリシャが笑顔で言う

『いつでも空いてます。 メーレス様の式が最優先です』

クレシアが微笑みながら言う

『後で詳しく相談します』

メーレスが笑顔で言う

『メーレス様、衣装は有りますか?』

マルスが真剣に聞く

『まだこれからです』

『マルス!! オルクスに言うよ!! 今度こそ用意してるなんて言わせないよ!!』

キリシアが大声で言う

『え? オルクス?』

メーレスが驚いている

『アーメルドの生地屋さんです。 この間リーベル様のローブを頼んだら、用意されていて、キリシアが読まれない依頼をすると言っていたからです』

マルスが笑顔で言う

『キリシアが作る気満々ですね。すぐに依頼に飛んでいくつもりでしょう』

リリシャが微笑みながら言うと、みんなキリシアを見る

『マルス!シルフィード号で依頼に行くよ』

キリシアが笑顔で言うと、王妃が笑い出す

(あれが、キリシア様なのですね)

『遊び終わったらね』

マルスが笑顔で言う

『遊んでからで良いかな?』

キリシアがミリアを見て言う

『キリシアお姉ちゃん! 一緒に遊ぼう』

レティナが笑顔で言う

『遊ぶよ!!』

キリシアが満面の笑顔で言うと、レティナ達の方に歩いていく

『決定ですね』

リリシャが笑顔で言う

『これがリベリアの英雄の機動力か・・・レティナが遊ぶと言わなかったら、もう飛んで行っていたか?』

前国王が呟く

『いつも通りです。 もうマルス師匠がどんな風呂を作るか、悪巧みしています』

メトリシアが笑顔でマルスを見て言う

『何人入れる風呂にするか考えていただけだよ』

マルスが真剣に答える

『マルスだからです!!』

リリシャが笑顔で言うと、みんな笑い出す

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