ギレリムに依頼
剣を作り終えると、ギレリムの鍛冶屋に向かう
『あ!! マルス様、呼んできます』
レイナが笑顔で言う
『中に入って良いかな?』
マルスが真剣に言う
『はい! マルス様』
レイナが笑顔で言うと、鍛冶場に入る
『マルス、何か用か?』
ギレリムがマルス達を見て聞く
『ギレリム、剣が砕けちゃったから、作って』
『はぁーーー!! あの聖光の剣が砕けたのか!!』
ギレリムが驚いて叫ぶ
『化物が強すぎた! だから予備と2本鍛えてね』
マルスが笑顔で言うと、マルスとエミールが剣を差し出す
『刃だけか? 装飾完璧にしてから持ってくるか・・・あれ? こっち刃出来てないか?』
ギレリムが真剣に見ながら言う
『真似たけど、完成出来なかったから、ギレリムに任せる』
『マルスだからな・・・』
ギレリムが剣を真剣に見ながら、ヒストリアとエリスナの持っている剣を見る
『後、ヒストリアの剣とエリスナの剣もお願いね』
マルスが笑顔で言う
『わかった!! 最優先で作るぞ』
ギレリムが笑顔で言う
『よろしくね! これからカーレスト諸島で遊んでくるから』
マルスが笑顔で言う
『ちょっと待っていろ』
ギレリムが笑みを浮かべて言うと、奥から剣を2本持ってくる
『持っていけ』
ギレリムがニッコリして言うと、マルスが受け取り、魔力を流して確認する
『ゴーレムの鉱石で作っていたんだ・・・付与魔法して、ゼオンとレスリアに帰りに預けようかな?』
マルスが笑顔で言う
『ゼオンとレスリア?』
『魔導船の護衛だよ。強敵現れた時、魔導船守ってもらわないとね。キリシアの暇潰しだから』
『キリシアの暇潰し? 結構な実力か?』
ギレリムが笑い始める
『信用できるよ』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠のアーメルドの財産守り係です』
メトリシアが笑いながら言う
『メトリシア、その言い方は失礼ですよ! ゼオン海兵隊隊長と言いなさいね』
エミールが笑顔で言う
『マルス師匠が全員雇えば良いのに』
メトリシアが真剣に言う
『マルス師匠の家臣です』
ミリアが嬉しそうに言う
『家臣は要らないかな? 面倒だから!! アルクオドールにあげる』
マルスが笑顔で言う
『マルス師匠の押し付けです』
メトリシアが嬉しそうに言うと、ギレリムが大笑いしている
『ギレリム、材料足りている?』
マルスが鍛冶場を見て聞く
『弟子達の練習用は無くなったな』
ギレリムが笑顔で言うと、弟子達が驚いている
『後で持ってくるね』
マルスが笑顔で言うと、帰っていく
工房に向かうと、マルスは銅の鍋を見に行く
『マルス師匠、付与魔法しますか?』
エミールが嬉しそうに聞く
『弟子の鍋だから、傷とか確認してから、やろうね』
マルスが微笑みながら言う
『銅は柔らかいから、変形しやすいですよね』
エミールが真剣に言いながら、鍋を見ている
『柔らかいか・・・他の金属と合わせてみるかな?』
マルスが笑顔で言うと、素材庫に考えながら歩いていく
素材庫の棚を見ながら、鉱石をいくつか選んで、ユニオンを使用して、混ぜて調べ始める
『色が変わっちゃった・・・青銅、黄銅使えない』
マルスが呟き、セパレーションで分離すると、銀に似た金属をユニオンで混ぜる
『あれ? 銀に似ている? ちょっと硬さが足りないかな?』
マルスが呟き、配分を変えて何度か作り考えている
『マルス師匠、何をしているのですか?』
エミールが帰ってこない、マルスを探しに来る
『エミールはどれが良いかな?』
マルスが真剣に聞くと、エミールが金属を見ている
『銅の色で無いですけど、何故ですか?』
マルスを見て聞く
『この金属と混ぜたら、銀に近くなったけど・・・あの金属は、この色』
マルスが真剣に説明を始める
『色々色が変わるのですね・・・どれも良いですね、ギレリムさんにどれが良いか決めてもらいましょう』
エミールが笑顔で言う
『1番良い配合で作るね』
マルスが笑顔で言うと、次々とユニオンで作って四角い棒にして積み上げていく
馬車に乗せて、ギレリムの店に向かう
『あ!マルス様、呼んできます』
レイナが笑顔で言うと、ギレリムと弟子達が出てくる
『ギレリム、銅を混ぜた物を持ってきたから、試してね』
マルスが笑顔で言うと、ギレリムが馬車の荷台の金属を真剣に見ている
『これは銅か? 青銅と黄銅はわかるが、銀に近い色だぞ』
ギレリムが真剣に言う
『出来ちゃったから銅だよ! 加工は任せたよ』
マルスが笑顔で言うと、ギレリムが諦めた用に金属を見ている
『奥にしまうぞ』
ギレリムが真剣に言うと、奥の素材置く場所に積み上げていく
『これ魔鉄か?』
ギレリムが金属を見ている
『ついでだから持ってきたよ』
『キリシア持ってきてくれないからな』
ギレリムが少し嬉しそうに言う
『代金は、あの袋の中身で良いかな?』
マルスが笑顔で袋を見せる
『大魔石、19層、20層、中魔石、小魔石、全部用意してくるか』
ギレリムがニヤケながら言う
『じゃあ帰るね』
マルスが言うと、馬車に乗って帰っていく
マルスが工房に入る
『マルス師匠、準備をしてました』
ミリアが笑顔で言う
『エミールがゼオンの剣で、ミリアがレスリアの剣ね』
マルスが笑顔で言う
『頑張ります!!』
ミリアが満面の笑顔で言う
『久々の剣です』
エミールが笑顔で言うと、真剣に準備を始める
『鍋は?』
マルスがエミールを見る
『終わりました! あの程度直ぐに終わります』
エミールが笑顔で言う
『エレーヌは?』
『リリシャ師匠とお勉強です』
エミールが微笑みながら言う
『リリシャ何しているんだろう?』
マルスが呟くと、書庫に向かう
『マルス師匠驚きますね』
ミリアが笑顔で言う
『リリシャ師匠もマルス師匠に似てきました』
エミールが微笑みながら言うと、マルスの背中を見ている




