リベリアに寄り道
リベリアの門が見えてくると、降下して、門番に挨拶して、発着場に着陸する
『マルスの剣の作成依頼したら、明日の朝出発するよ』
キリシアが笑顔で言う
『ヒストリアの剣も作り直すよ』
マルスが真剣に言う
『マルス、この金属は?』
リリシャが金属の玉を見て聞く
『何が有るか楽しみだよね』
マルスが笑みを浮かべている
『早く別けてしまった方が運びやすいです』
エミールが金属の玉を見て言う
『セパレーション』
マルスが魔法を使うと、金属の玉が変形していくつかに別れる
『これは・・・ミスリルですか? こっちが鉄』
エミールが金属を見て聞く
『これは・・・』
マルスが金属を手に持っている
『マルス師匠、それは?』
ミリアが金属を見ながら聞く
『見たこと無い金属だよ、ギレリム次第かな?』
マルスが微笑みながら言う
『この金属で剣は作らないの?』
キリシアが金属を見ながら言う
『屋敷のホワイトミスリルを使うよ・・・滅多に使わないからね』
『この槍と同じ素材・・・良い剣にしなさい!! もう砕けない剣を作りなさい』
キリシアが笑顔で言う
『普通の金属だと、魔力と闘気に耐えられなくなるから本気で作らないと』
マルスが考え始める
『あの核硬すぎる!! バリアも反則過ぎる!!』
キリシアが大声で叫び
『それを倒してから言うことですか? 反則はマルスですね』
フローネが呆れ気味に言う
『マルスだからです!!』
リリシャが微笑みながら言う
屋敷に到着すると、ケメルとロメイルが門を空けてくれ、エルメル、ウォルト、ゼメルも手伝っている
『何かあったかな?』
キリシアが微笑みながら聞く
『平和です。ラーザお兄さんは?』
『イリア達の護衛中』
キリシアが笑顔で言うと、ケメルとロメイルが笑みを見せる
『ルメイルは、ケメルとロメイルの鍛練付き合ってね』
マルスが笑顔で言う
『はい!』
ルメイルが笑顔で言うと、ケメルとロメイルが嬉しそうに笑顔になる
『私もして良いですか?』
ヒストリアが笑顔で聞く
『ヒストリアは、剣作り手伝ってね』
『え? 見ているしかできないですが・・・』
『ヒストリアに合う剣にしないとね』
マルスが笑顔で言う
『え? あ!! はい! マルス師匠』
ヒストリアが笑顔で言う
『ヒストリアばかりズルい』
メトリシアがむくれている
『仕方無いですね、ヒストリアの剣ですから』
リリシャが微笑みながら言う
『見ていても良いですよね』
メトリシアが笑顔で聞く
『エリスナの剣作ってなかったから、作る?』
『え! あーー!! 作ります!!』
メトリシアが笑顔で言うと、エリスナが驚いている
(剣を作るのですか? どんな剣を?)
『え!! 私が作りたい!!』
『マルス師匠ーーー!!』
エミールとミリアが大声で言う
『取り合いですね』
リリシャが微笑みながら言うと、エビリアとクレスタとリシリアが羨ましそうに見ている
『本当に取り合いですね・・・世界最高峰の付与魔法使いが、集まっているのですから、使う人も大変ですね』
フローネが溜め息をしてから言うと、みんな顔を見合わせて笑い始める
マルスは、素材庫に向かうと、ブルーミスリルを剣の形に変えて、ヒストリアに聴きながら、刀身の長さを調整していく
『ヒストリアは、闘気を全力で流して、剣が耐えられるか調べていてね』
マルスが真剣にヒストリアを見て言う
『はい!! マルス師匠、頑張ります』
ヒストリアが真剣に言うと、闘気を剣に流している。マルスは、直ぐにミスリルをクレーションを使い変形させる
『あれ? エリスナは?』
マルスがメトリシアを見て聞く
『外かな?』
メトリシアが、下の階を覗いてから言うと、工房を出ていき、連れて戻ってくる
『鍛練していました』
メトリシアが笑顔で言うと、エリスナが入ってくる
『エリスナさん、剣は、細身だったと思うけど、こんな感じかな?』
マルスが笑顔で剣を見せる
『え? 重さは良いですが・・・』
エリスナが受け取り呟く
『どこを直せば良いかな?』
マルスが笑顔で聞く
『たいしたこと無いです。手が小さいので』
エリスナが恥ずかしそうに言う
『あ!! ちょっと直すね』
マルスが笑顔で言うと、柄をモデリングで細くしながら護拳を作り始める
『エリスナさん、このぐらいでどうかな?もう少しかな?』
マルスが考えながら聞く
『え!! 簡単に・・・しっくりします』
エリスナが笑顔で言う
『ギレリムに刀身を鍛えてもらうから、メトリシア、装飾しておいてね』
マルスが笑顔で言うと、メトリシアが嬉しそうに受け取り、形を変え始めている
『ヒストリアも柄の太さ変える?』
マルスが笑顔で言うと、ヒストリアの柄も少し細くする
『マルス師匠ありがとうございます。 闘気もいくら込めても大丈夫です』
ヒストリアが嬉しそうに言う
『ミリア、柄の装飾、ヒストリアと相談して直してね』
マルスが笑顔でミリアに言う
『え!! はい!!』
ミリアが嬉しそうに満面の笑顔で言うと、ヒストリアの横に行って、装飾を始める。マルスはホワイトミスリルをクレーションで形を変え、刀身の長さを調節している。エミールが微笑みながら見ている
『マルス師匠? 完成ですか?』
エミールが手を出して微笑みながら言う
『エミール、任せたよ』
マルスが剣を渡すと、エミールが真剣に装飾を始め、マルスはもう1本クレーションで作る
『マルス師匠もう1本ですか?』
エミールが驚いて聞く
『予備も作っておくよ』
マルスが笑顔で言うと、装飾を始める




