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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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後始末

天空の城に到着すると、部屋に向かい、マルスは直ぐに寝てしまう


マルスは朝日で目を覚ます

『主様、おはようございます』

ヴェルダンディーが、マルスの顔を覗き込みながら言うと、ウルズも横でニコニコしている

『異常は無いかな?』

『はい! 主様ーー!』

ヴェルダンディーが笑顔で言う

『歪みは・・・神の試練は・・・残留物集めに行った方が良いかな?』

マルスが記憶を辿り聞く

『はい、良い物が有れば良いのですが、水が溜まり始めています』

ヴェルダンディーが真剣に言う

『回収したら、海に遊びに行くね』

マルスが笑顔で言う

『主様の実力は、歴代よりも弱いですが、同レベルの仲間が居るのは、久しぶりです。完全に倒せて、本当に嬉しいです』

ヴェルダンディーが笑顔で言う

『まだまだ修行が足りないと実感したけど』

『これからが楽しみです』

ヴェルダンディーが微笑みながら言う


マルスは、食堂に向かう

『あ! マルス、もう大丈夫ですか?』

リリシャがマルスを見て聞く

『リリシャ、おはよう』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが安心したように見て、みんなもマルスを見ている

『初めて、天空の城で寝起きしましたね』

『ヴェルダンディーとウルズが目の前に居て、ビックリしたけど』

『横で寝ようとしたけど、追い出されました。今日ぐらいは、一緒に居たいと駄々捏ねられました』

リリシャが困ったように言う

『それで目を覚ましたら、顔を覗き込んでいたのか』

『マルスが天空の城に泊まらないからですね』

リリシャが呆れたように言う

『マルス師匠、朝食が出来上がりました。部屋の中より外の方が気持ち良さそうです』

アニーが微笑みながら言うと、バルコニーのテーブルでみんなで朝食を食べ始める


マルス達は、戦いの跡を見に行く

『水が溜まっています』

メトリシアが濁っている水を見て言う

『アクアコントロールで水をどかして』

マルスが笑顔で言う

『アクアコントロール』

エミールとミリアとエビリアとクレスタが水を動かして、地面が見えると、マルスはフライで降りていく

『マルス、何をするの?』

リリシャが不思議そうに聞く

『素材を集めるだけだよ』

マルスが笑顔で言うと、地面にセパレーションを使い金属成分を集め始める


『これで全部かな?』

マルスが笑顔で言う

『マルス、金属なんか集めていたの?』

リリシャが金属の玉を真剣に見ながら言う

『後は、あの辺りの結晶だね』

マルスが笑顔で言うと、集めて持ってくる

『宝石ですね』

リリシャが微笑みながら言う

『ついでに発掘しちゃった』

マルスが笑顔で言うと、リリシャが受け取り、微笑みながら見ている

『宝石が欲しかったら、掘って集められるね』

マルスが笑顔で言う

『マルスは、何でも出来ますね』

リリシャが微笑みながら言うと、金属の玉と結晶を持って、飛んでみんなの所に戻り、シルフィード号に乗り込み上昇を始める

『マルス師匠、どうしますか?』

メトリシアが真剣に聞く

『メトリシア、少し休んでいるから、国王陛下に報告してきて』

マルスが笑顔で言う

『え! マルス師匠、一緒が良いです!! 山が吹き飛んだから、御父様が怒ります』

メトリシアが慌てて言うと、みんな笑い出す

『面倒だったから、みんなで山を吹き飛ばしたと、報告で良いのかな?』

マルスが笑顔で言う

『ふふふ、山を消し飛ばします』

リリシャが微笑みながら言う

『はぁーー本当に消し飛ばしてから、言うことですか?』

フローネが呆れながら言う

『あ!! いつも言っているので、ちょっと消し飛ばしてきましたで、済みます!!』

メトリシアが笑顔で言うと、シルフィード号は王都に向けて飛んで行く


王都の城門に近付くと、降下していく

『国王陛下に用事が有ります』

ヒストリアが大声で言う

『どうぞ!!』

門番が手を振っている


シルフィード号が、王城の裏に着陸すると、メトリシアとヒストリアとフローネとリリシャが降りる

『メトリシア様、何か有りましたか?』

騎士団長が慌ててきて聞く

『ちょっと化物が現れたので、消し飛ばしてきました。報告です』

メトリシアが笑顔で言うと、中に入っていく


メトリシアが部屋に入ると、国王とヘルトが驚いている

『メトリシア、何か有ったのか?』

国王が困惑しながら聞く

『地震・・・衝撃波の件ですが、化物が現れたので、討伐に飛んでいきました』

メトリシアが笑顔で言う

『はぁ? 化物が? あの地震か?』

『はい! 御父様! 物凄く強くて、マルス師匠とキリシア師匠がギリギリで倒せました!! あ! リリシャ師匠達が全力の魔法で、山も消し飛ばしたので、後始末よろしくお願いします』

メトリシアが笑顔で言う

『はぁ? 山を? マルス殿とキリシア殿がギリギリで!! マルス殿とキリシア殿は?』

ヘルトが慌てて聞く

『休んでいます!! 後始末しておいてください』

メトリシアが笑顔で言うと、国王が助けを求めるようにフローネを見る

『こちらをどうぞ、その丸の付近が消し飛びました。後化物の一撃で、ここの山の頂上が吹き飛びました』

フローネが地図と報告書を差し出すと、国王とヘルトが読んで、苦笑いする


『騎士団長、直ぐに戦神が降臨して、巨大な魔獣と戦い、戦神の一撃で巨大な魔獣が吹き飛んだと、各国に伝えてくれ・・・後、後始末頼んだ』

国王が苦笑いして、地図と報告書を手渡す

『え? 畏まりました』

騎士団長が苦笑いして言う

『騎士団長、嫌なのですか?』

メトリシアが真剣に聞く

『え? えーと、直ぐに騎士を向かわせて、調査させます』

騎士団長が慌てて言う

『御父様、頑張ってください!』

ヒストリアが真剣に言う

『わかった! ゆっくり遊んできなさい』

騎士団長が真剣に言う

『はい! 海で遊んできます』

ヒストリアが満面の笑顔で言うと、部屋を出てシルフィード号に乗り込み、リベリアに向けて飛んでいく


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