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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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異変発生?

ウンディーネ号が出発準備を終わらせる

『え? 何? 地震!!』

キリシアが少し驚きながら言う

『何でしょう? この地震? 変ですね』

リリシャが少し不安そうに言う

『何だろう?』

マルスが呟く

『衝撃波にも似ていたかな?』

キリシアが真剣に考えている


『魔導王様、歪みが発生しました。神の使いが現れます』

ヴェルダンディーの声がする

『え? 念話か・・・神の使いか・・・急いだ方が良いか?』

マルスが考えている

『時間が過ぎれば被害が大きくなります』

『折角の海なのに』

マルスが残念そうに言う


『マルス、どうしたのですか?』

リリシャが心配そうにマルスを見ている

『あ! ヴェルダンディーからの連絡で歪みが発生したのと、神の使いが現れたよ! 討伐しないと』

マルスが真剣に言う

『神の使い!! あの化け物!! 今度こそ倒す!!』

キリシアが大声をあげる

『ウンディーネ号は出発して貰い、飛空艇で向かおうか?』

マルスが真剣に言うと、リリシャが頷いている


ウンディーネ号が出向すると、オーディバゼル号と2隻の中型魔導船が後を追うように出発する

『王妃様、ちょっと怪物が現れたようなので、討伐に行ってきます』

マルスが真剣に言う

『え? 何ですか? 怪物が? 何故解るのですか?』

王妃が慌てて聞くと、前国王が真剣に見ている

『説明も面倒なので、空を見て貰えますか?』

マルスが真剣に言うと、天空の城が姿を一瞬現す

『え!! 天空に城・・・』

王妃が驚きながら言う

『内緒にしてください! 面倒なので・・・怪物は倒さないと、多くの人が不幸になります』

マルスが真剣に言う

『わかった。好きに討伐に向かうと良い!! 魔導王様』

前国王が真剣に言うと、頭を下げる

『魔導王様はやめてください!! 面倒だから』

マルスが真剣に抗議すると、みんな笑い出す


マルス達はシルフィード号に乗り込み始める

『お兄ちゃん』

レティナが心配そうに呟く

『レティナ、みんなと待っていてね! ナディアよろしく』

マルスが真剣に言うとレティナの頭を撫でていると、ラーザとイリアが見ている

『うん、お兄ちゃん』

レティナが呟く

『魔導船は任せてください』

ソリナが真剣に言う

『任せたよ』

マルスが笑顔で言うと、シルフィード号に乗り込み、上昇を始める


『シルフィード、バリア展開、最大速度で出発!! クーレセスは、魔導砲発射準備』

マルスが真剣に言う

『化け物見付けたら、絶対に倒す!!』

キリシアが大声で叫ぶ

『今回は、1人で戦わないでね』

マルスが真剣に言う

『え! 絶対に戦う!!』

キリシアが大声で言う


エスカフリーダムが先行して進み、山脈の渓谷で手当たり次第破壊している、黒い蜘蛛のような胴体に2本の鎌の形状の腕を持つ魔物を見付ける

『あれ何? 暴れているだけ?』

キリシアが見て呟く

『マンティスにも似ているけど・・・戦いにくい』

マルスが呟く

『このまま進むと、隣国に入ります』

メトリシアが山地を見て呟く

『消し飛ばします?』

リリシャが微笑んでいる

『周囲に人の気配はある?』

マルスが真剣に言う

『我が主、コテツから周囲に見える範囲に人の気配は無いと言っている。あの化物、間違いなく神の使いだ!!』

シリウスが真剣に言っている

『面倒だから、山を消し飛ばして、それからキリシアと倒しに行くよ』

マルスが真剣に言う

『ふふふ、任せて下さいね!! 最大威力で吹き飛ばしますよ』

リリシャが笑顔で言うと、みんな嬉しそうに頷いている


シルフィード号が近付き

『セイントファイヤーノヴァ!!!!!!!!』

リリシャとエミールとミリアとアニーとクレスタとエビリアとメトリシアとリシリアが魔力を最大限集めて魔法を放つと、黒いマンティスに当たり、大爆発する。周囲に衝撃波と熱風が吹き荒れ、土煙が晴れていくと、大きな穴が空いている

『容赦ない!!』

キリシアが穴を見ながら叫ぶ

『近くに人が居ないから良いけど・・・渓谷が消し飛んだね』

マルスが笑顔で言う

『これが最大威力・・・』

フローネが頭を押さえながら呟く

『まだ倒せてないか・・・キリシアいくよ!!』

マルスが黒いマンティスを見付けて言うと、穴のそこから動いている黒いマンティスを見付ける

『あれで無傷? 少し焦げたかな?』

キリシアが呟く


マルスにキリシアが抱き付き、飛び降りようとする

『リリシャ、魔力を集束して、高密度のバーストも試してみて』

マルスが真剣に言うと、飛び降りる。黒いマンティスは鎌を振り、闘気の刃がシルフィード号に放たれると、シルフィード号のバリアが破壊される

『やったわね!食らいなさい』

リリシャが笑顔で魔力を集めて魔力の玉を作り

『ファイヤーバースト』

閃光のように伸びる灼熱が黒いマンティスに当たると、大爆発と共に鎌が1本消し飛ぶ

『このーーーーー! 化物!!』

キリシアが着地と共に槍に闘気を流して闘気の刃を作り、突進していく。黒いマンティスは、鎌から闘気の刃をシルフィード号に放つと、シルフィード号は、急旋回してかわす


キリシアの槍が黒いマンティスに当たり、鎌を切り落とす

『グギャーーーーーーーーー!!!!!』

黒いマンティスが咆哮をあげ、周囲に黒いバリアのような物が出き、キリシアの次の一撃を防ぐ

『このーーーー!!』

キリシアが闘気をまといながら、次々と一撃を放つが、バリアに弾かれている。マルスは闘気と魔力をまとい、タイミングを計り、突進する


キリシアの槍がバリアに当たり、弾かれた瞬間、マルスは、闘気と魔力をまとった一撃でバリアを斬ると、黒いバリアは甲高い音と共に弾け飛ぶ

『グギャーーーーーーーーー!!!!!』

黒いバリアを張ろうとする

『させるかーーー!!』

キリシアが怒鳴り、槍で突く。黒いバリアが完成する前に、甲高い音と共に弾け、マルスの剣が黒いマンティスに当たると、黒いマンティスは地面にバウンドしながら、飛ばされていく

『硬い!!』

マルスが大声をあげる。キリシアは、一気に接近して、槍で突き、黒いマンティスの胴体に穴が空く。黒いマンティスは、頭に黒い光を集め、キリシア目掛けて放つと、一直線に地面を抉りながらキリシアに迫る

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