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異世界転生失敗から始まる魔法使いの生活  作者: 桂崇
16章 天空の城と夏休み
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王都散歩

『あ!お兄ちゃん、お帰りなさい』

訓練場を覗くと、レティナがマルスに気が付き笑顔で走ってくる

『レティナ、ただいま』

『ラーザ君、強くなりましたね。ケーレスとレーゼンの良い手本になります』

ケニスが微笑みながら言う

『まだまだ留守番しか出来ないです』

ラーザが笑顔で言うと、ケーレスとレーゼンが驚いている

(こんなに強いのに・・・ラーザお兄さん謙虚だな)

『ラーザ、少し王都内を散歩するか?』

マルスが笑顔で言う

『はい! マルス様』

ラーザが笑顔で言う

『イリアとレティナも出掛ける準備をしてきてね』

『はい!! お兄ちゃん』

レティナが嬉しそうに言うと、屋敷に走っていく

『ケーレスとレーゼンも護衛を頼んで良いかな? みんな歳近いからね』

『はい! マルス様』

レーゼンとケーレスも着替えに出ていく

『メトリシア様達も御一緒ですか?』

『メトリシア連れていくと、護衛が多くなるから』

『ふふふ、後で言い寄りますよ』

ケニスが微笑んでいる


『お兄ちゃん準備できたよ』

レティナが笑顔でやってくる

『クリス様、こちらはサトメル様です』

マルスがサトメルを紹介する

『サトメルです。よろしくお願いします』

『ミーレスです。よろしくお願いします』

サトメルとミーレスが真剣に挨拶する

『レティナちゃんの友達のクリスです』

クリスが笑顔で言う

『同い年だから仲良くしてね』

マルスが笑顔で言う

『え? はい! マルス様』

クリスが嬉しそうに言う


マルスとラーザとレーゼンとケーレスとレティナとイリアとクリスとサトメルとシーリスとリリアとミーレスとケニスで町中を店を覗きながら歩いていく

『あ! お兄ちゃん、あれ食べたい!』

レティナが屋台の肉を指差して言う

『全員食べるかな?』

マルスが笑顔で言うと、サトメルがどうして良いか解らずキョロキョロする

『はい! マルス様』

クリスが笑顔で言うと、屋台に歩いていく

『主人12本下さい』

マルスが笑顔で言うと、硬貨を出す

『金貨はお釣りがありません・・・』

主人が苦笑いする

『えーと、こっちでした』

マルスが銀貨を出す

『銀貨1枚で大丈夫です』

主人が笑顔で言うと、全員1本ずつ受け取り、笑顔で食べている

『あれ何しているの?』

レティナが人集りの方を見ている

『何だろう? 喧嘩?』

マルスが真剣に言う

『あれは力試しだ! 力自慢が腕相撲で賞金を掛けている』

主人が教えてくれる

『ラーザしてみる?』

イリアが笑顔で言う

『え! 勝てるかな? 自信は無いけど・・・』

ラーザが真剣に言う

『ラーザなら勝てます』

イリアが笑顔で言うとみんな歩いていく


『次の挑戦者は居ないかーー! 怪力に勝てたなら、金貨10枚だ!! 挑戦者はいのか?』

男が大声で言うと、後ろで筋肉ぎゅうぎゅうの男が筋肉を見せている

『ラーザ君が挑戦します』

イリアが笑顔で言う

『君が? 若いのに良い勇気だ!! 若い挑戦者に拍手を』

男がマルスを見ながら言う

『ラーザ頑張ってね』

マルスが笑顔で言うと、銀貨を差し出す

『え? まさか! こんな挑戦者とは!! さーー大きな声援を!!』

男が笑みを浮かべて言う

『本気でやって良いのですか?』

ラーザが真剣に聞く

『本気で倒して来てね』

イリアが笑顔で背中を押すと、ラーザは、男から説明を受けている


『若い挑戦者に拍手を!! 声援を』

男が大声で言うと、観衆が集まりラーザを見ている。ラーザと筋肉ぎゅうぎゅうの男が向かい合い、手を組む

『小僧、腕が折れない事を祈りな』

筋肉ぎゅうぎゅうの男が笑みを浮かべて言うと、合図と共に一気に力をいれてくる

『え? この程度ですか? 闘気は?』

ラーザが少し驚いて呟く

『このーーーー!! うぉーーーー!!』

筋肉ぎゅうぎゅうの男が真っ赤になりながら叫ぶ

『ラーザーーーー!!』

イリアが大声で言い、ラーザが一気に腕を倒すと、筋肉ぎゅうぎゅうの男は転び、男が唖然と見ている

『凄いーーーーー!! 子供でも勝てたぞ!!』

観衆が驚いて、ラーザに拍手をしている

『嘘だ・・・ガキに負けるなんて・・・』

筋肉ぎゅうぎゅうの男が腕を押さえながら呟く

『小僧どんな反則をした!! 何をした!!』

男がラーザに詰め寄り怒鳴る

『普通に力を入れただけですけど』

ラーザが苦笑いしながら言う

『賞金は?』

マルスが笑顔で聞く

『え! 賞金は少々お待ちください』

男が言うと、荷物の方に行き、荷物を持つと、走って逃げていく

『あ!! 逃げたーーーー!!』

レティナが大声で言う

『ラーザ捕まえてね』

マルスが笑顔で言うと、ラーザも闘気をまとい追い掛け、後ろから蹴りを入れて男達を倒す


『くそーーー!! 小僧!!』

男がナイフを抜くとラーザを刺しにくる。ラーザは腕を掴み止める

『これって、殺すつもりで?』

『小僧!! 離せ!! 離せ!!』

男が暴れ始めると、筋肉ぎゅうぎゅうの男が鉈でラーザに斬り付ける。ラーザはかわして、男を振り回して、筋肉ぎゅうぎゅうの男にぶつけて、何回もぶつけている。観衆が見て応援を始めている


『そこで何している!!』

騎士が走ってきて、怒鳴りラーザを睨んでいる

『あ! 騎士さん』

マルスが笑顔で言う

『なんだ・・・・え! もしかして愚か者ですか?』

騎士がマルスを見て睨んで、マルスに気が付くと、苦笑いしている

『観衆に聞いてね! 賞金踏み倒して逃げたから、ラーザが捕まえて、ナイフと鉈で襲われたから、返り討ちにしたこと解るから』

マルスが笑顔で言う

『問題でも有る?』

クリスが真剣に聞く

『え! どなたですか? えーと』

騎士が苦笑いしている

『見世物でない!! 早く散れ』

騎士が急いで言うと、男達を拘束している

『ラーザ襲ったから、師匠からのお仕置きが有るから、屋敷に連れてきてね』

マルスが笑顔で言う

『え? 師匠と言うと・・・もしかして』

騎士が苦笑いしている

『2番弟子です! 手出ししたらどうなるか解りますか? それに全員の弟の様に思われています』

ケニスが笑顔で言うと、騎士達が青ざめている

(まさか・・・一番襲ったらまずい人なのか?)

『喧嘩売る相手が悪すぎる』

英雄騎士隊隊員が苦笑いして言うと、騎士と話している

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